おおむね1965~1969年に生まれて、日本がバブル景気に湧いた時期に就職した方々をバブル世代と呼びます。
好景気だったため企業の大量一括採用により、多くの大卒者が大手企業に就職。
その会社を辞めたり、リストラされなければ、今も安定した人生を送っている方が多い世代です。
ただ女性は当時、寿退社をして専業主婦になるケースが多いため、老後資金に注意したほうがいいというコラム記事がありました。
バブル世代と老後資金について、お伝えします。
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バブル女子と仕事
1963年生まれの私は、正確にはバブル世代より少し上になるでしょうか。
バブル時代の恩恵があったとすれば、23歳で結婚した夫の仕事が当時、順調だったこと。
同級生には銀行員や、教員になった友達がいます。
また、ピアノ講師や看護師など多彩ですね。
教員の友達は結婚して、子どもが生まれても働き続けましたが、銀行に勤めていた友人は結婚を機に退職。
私が20代前半のころ、男女雇用機会均等法が施行されました。
性別を理由に、募集や採用、昇進、福利厚生、定年と退職、そして解雇にあたり差別を禁止するなどを定めた法律。
それ以前は、女性であることを理由に採用されなかったり、結婚を機に退職を促されたりすることが「ふつう」だったのですね。
ちなみに当時の大学進学率は30パーセント台。
女の子は短大に進学して、腰掛け程度にお勤めをして、25歳までに結婚したほうが良いという風潮でした。
女性はクリスマスを過ぎたら、売れ残りだとそれこそ差別的なことを言われたものです(@@;)
ひどいですね。
寿退社
夫婦共働きはいま、パワーカップルともてはやされています。
でも、1989年のバブルが最高潮のころは、亭主の稼ぎが少ないから女房も働かざる得ないのだろうという見方をされがち。
多くの男性は、妻には家庭にいてもらい、子育てをしっかりやってほしいと思っていたのでしょう。
「妻を外に働かせると、男の沽券にかかわる」という団塊世代の考え方が、まだ底流に生きていたのかもしれません。
寿退社は、女性の花道とされたのです。
「‘86年には男女雇用機会均等法が施行されましたが、社会は子供のいる女性をなかなか”正社員”として認めませんでした。
また、旦那さんも妻が働くことに対し消極的な方が多く、なんだかんだ”寿退社”してしまう方が多かったのです」
バブル世代が陥る老後資金問題“寿退社の罪”を専門家が指摘 | 女性自身
大卒の男性は、その後の景気の冷え込みによりリストラや整理解雇の局面に遭い、辛酸をなめた方がいる一方、安定した仕事人生を全うする方が大半です。
年金は少なめ
寿退社をして専業主婦となった妻は、働き続けた場合とでは、年金の受給額で大きな差が生じることに。
当たり前ですね。
本人の厚生年金がつきませんから。
しかも、夫の退職金や年金が、かつてのように多額ではない……。
日本企業の8割近くは現在も「60歳定年」制をとっているが、定年後の雇用延長期間が10年(70歳)へと延ばされて「人生50年間勤務」が当たり前の時代になれば、定年の60歳は長い会社人生の「退職金をもらって給料が下がる日」にすぎなくなる。それが定年と退職が完全に切り離される「定年の崩壊」だ。
「70歳まで雇用延長」の現実 給料は安く、会社での居心地悪くなる | マネーポストWEB
70歳まで働き続けるためには、心身がよほど丈夫でなければ。
脳と体の健康を保つために晩酌をやめて、筋トレ三昧でしょうか。
なんのために老後も働き、生きるのか、解らなくなりそうです。
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長生きリスク
女性は寿命が長いため老後資金もその分、多く必要になるでしょう。
女性の平均寿命は87歳ですが、女の人が最も多く亡くなる年齢は92歳です。
その次は93歳。
長生きはいいことですが、残念ながらお金の面では、思っている以上に長く生きることで苦労するという現実もあります。
バブル世代が陥る老後資金問題“寿退社の罪”を専門家が指摘 | 女性自身
しかも、バブル世代は浪費を好む傾向が強い。
旅行が好きで、孫への援助も惜しみなくしたいという方もいます。
私もそうですが、習い事や勉強、ライフスタイルにこだわりがあるのが、バブル世代の特徴かもしれません。
老活のすすめ
寿退社をして、年金が多くなくても、悲観することはありません。
いまは高齢者が活き活きと働く時代。
年金の足りない分、たとえば年に100万円ほど働くことで、自分らしく暮らせそうです。
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100歳まで生きることを念頭に備えたいですね。
板東眞理子さんは、80歳まではパワフルに、活き活きと暮らせるはずだと提言。 jisin.jp
「バブル世代、寿退社の罪」を読んだときは、老後資金で大変だと私自身、悲壮感を抱きました。
結局、なるようにしかなりません。
最大の危機は、亭主に死なれて独りになったときではないでしょうか。
低年金でもサバイバルできる暮し方を、考えたいものです。
まとめ
バブル期に入社しても寿退社した方は、夫と死別すると思いのほか年金が少ないかもしれません。
人生100年時代ですから、80代まで少しでも稼ぐことができれば生活費の足しになります。
子どもにも頼ることができない時代なので、老いても自立した暮しのために今からできることを考えたいですね。
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