2021/05/11更新しました。
わが家は夫が61歳、妻の私が56歳のふたり暮らし、ふたりの子どもは都会に暮らして、私たちは地方に住んでいます。
いまの楽しみは子どもに会うための上京や、旅行。そして、ほどほどに趣味を楽しむことですが、そこに老後貧乏への落とし穴があるとは!
孫の援助や家のリフォーム、車の買い換えなど、老後貧乏に陥らないための対策を考えます。
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老後貧乏の始まり
ふだんは刺激のない片田舎での生活なので、たまに都会に出ると見るもの全てが新鮮に映ります。
ましてや娘夫婦と孫と一緒となると楽しくて、時間が経つのもあっという間。
私の夫は定年なしの自営業者ですが、高齢者が多い田舎では、大切なお得意先 があの世へと旅立たれることが、とみに増えてきました。
つまり高齢化の波をもろに受けて、年収は下がりまくり。
それで、将来の見込みは暗い。
そんな現実から目をそらしてくれる旅行は、ありがたい。つかの間の夢です。
今回の旅行費用は以下のようになりました。
- 大人の休日倶楽部パス15,270円がふたり分
- 中華街でのランチ代 7,392円
- 夕食の お寿司・銀の皿 5,800円
- おみやげ代 3,300円
合計47,032円
このほか飲み物を買ったり、コンビニに寄ったりしたので、5万円ほどの出費となるでしょうか。
夫婦ふたりで東北から東京に出かけて5万円で済んだのは、大人の休日倶楽部パスのおかげ。
年会費が一人2100円にカードの更新500円と、年間2,600円は高いけれど、仕方がないかな。
娘夫婦や孫と会えるのは、年に数回ですから。
「孫が何人もいるから、うちはお金が貯まらないのよ」
そんな知人の言葉が、胸をかすめるこの頃です。
シニアになると、暇つぶしの旅行が増えて、しかも子どもの家族と一緒だと、親が代金を持つことが多いですね。
それが家計を圧迫!
気をつけたいです。
わが家のような低年収の世帯では、5万円のレジャー費がボディブローのように、じわりと響くから。
また、多額の退職金を手にして豪華な世界一周旅行が、老後資金のつまづきになったケースもあるそうです。
孫への援助
祖父母がプレゼントすることが多いランドセルが、ひとつ10万円が高いか安いか。
私は高いと思います。
ですが、昨年に地元の小学校を見学する機会があって、びっくりしました。
なんと3年生のイラスト付き作文 が壁に張り出されて、「ぼく・わたしのランドセル」というテーマ。
「私のランドセルは光る飾りが付いて、とっても気に入っています」
「僕のおじいちゃんが専門店に特別注文してくれたので、ランドセルを大切にしています」
文章とともに、色鉛筆でランドセルが描かれて、どのランドセルも高価そう。
こ、これじゃあ、安物を孫に贈ることができないわ(@@;)
ということで、ランドセルに始まり、教育費を援助する祖父母はたくさんいます。
税制も優遇されていますよ。
1500万円まで非課税!子や孫への「教育資金」援助の特例とは | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン
30歳までの直系の孫ひとりあたり、教育費なら1,500万円まで贈与税が掛りません。
でも、これって、富裕層向けの話ですね。
あなたは孫に、1,500万円も教育援助できますか?
私は逆立ちしても、ムリですよ。
こんな優遇をされたら、由緒正しく貧乏な家に生まれたら、高等教育を受けることがますます難しくなるでしょう。
奨学金を親が生活費として使い込む ケースもあるのですから。
ある程度、 優秀な成績なら大学の学費を免除してもらうことは可能です。
ただし、学費免除に留年はNG.
まじめに勉学に励んで、真ん中よりも上の成績があれば、可能性があるでしょう。
私の娘は苦学生でしたが、ぶじに4年で卒業し、いまはワーキングマザーとしてがんばっています。
そんなわけで余裕のない私たちは、孫にそうそう援助できない。
むりをすると、老後資金が足りなくなって、子ども達に迷惑をかけることになりそう(@@;)。
そんなことにならないように、援助も身の丈が無難、孫貧乏に気をつけて。
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家のリフォーム
私の家は1992年11月に完成しました。
築年数は28年 となり、昨年に外壁を2度目のメンテナンス。
住宅ローンはなんとか完済したけれど、維持費はかかる。
結局、外壁塗装のために100万円以上の出費ですよ。
外壁が傷むと、内部に雨がしみ込んだり、雪国なので凍害にあったりするので、どうしても必要な家のメンテナンスでした。
今後、予想されるのが、水回りやフローリングの張り替えですね。
欲を言えば、今流行のシステムキッチンにしたい。
白い人工大理石の調理台に対面式で、収納も引き出し式!
しかしですね、退職金が数千万円ある方でも、このリフォームで老後貧乏に陥るケースがあるんですね。
上を見ればキリがないし、持ち金には限りがあります。
- 海外もふくめて、旅行に行きすぎる
- 孫へのお年玉やこづかいなど援助が多額
- 贅沢なリフォーム
この三つは、とくに鬼門です。
高年収でもバケツに穴が空いたような経済観念だと、老後破産しかねません。
老後の住まいを見栄え良くしようと、お金を掛けすぎると、資金が枯渇することがあるので、やはり身の丈暮らしがよいでしょう。
暇つぶしのギャンブル
若い人はパチンコ離れが顕著になってきました。
ゲーム世代ですから。
一方で、退職金をパチンコでなくす人もいます。
夫婦でパチンコが趣味だと、最悪。
老後貧困へまっしぐらですが、本人達はパチンコしか暇をつぶせないため、ますますのめり込んでしまう。
パチンコ店は不正申告が多い業種です。
消費税を上げるくらいなら、パチンコ店と宗教法人から税金を取ってほしいと思うのですが、政治家と癒着しているのでしょうか。
そして意外ですが、宝くじは割の合わないギャンブルとして、よく知られています。
女性でも気軽に買える宝くじですが、宝くじ依存症にはご注意を。
胴元だけが大儲けできるのが、ギャンブルの真実です。
それから、占いやセミナーで大金を失う例もありますよ。
私の年下の友達がセミナーに夢中です。
子宮メ○ッドという品のないタイトルを 発案した人が億女だそうで、40代の友達は信奉しているんですね。
ネットでググると、上記のメソッドとは別にも、億女セミナーがありました……。
セミナーを受けて頑張れば、億を稼げる女になれるかもしれないという内容。
ギャンブルではないけれど、心のすきを突かれたら、財産と信頼を失います。
ホント、世の中は罠だらけ。
車の買い換え
わが家は昨年、車を買い換えて、中古車を購入。
年金暮らしでは、2年おきの車検代もイタい出費です。
定年のない自営業にとっても、車の維持はたいへん。
いつまで車を所有するのか。
家族で話し合いましょう。
車を手放すと、わが家は月に15万円の生活費で やっていけるかも。
ただし、月に15万円だと、国内旅行も厳しい。
100円バスに揺られて銭湯巡りで、満足できたらなあ!
節約ポイント
- 旅行は年に数回にしておく。
- 旅行費用について、吟味する
- 孫は可愛いけれど、老後費用を圧迫するまで援助しない
- 暇つぶしのギャンブルはしない
- 細々とでも仕事をする
- ボランティア活動をして、人を助けたり、喜びを与えたりする
- 車を手放す
- 身近な楽しみを見つけ、満足
老後生活になっても、水道や電気料、通信費は引き落とされるし、持ち家でない方は家賃の支払いも、終生かかります。
食費は老いても、極端に減らせないかもしれません。
食が細くなりますが、質の良い食材を求めたり、サプリメントの購入が増えたりするのですね。
国民年金を50代から増やすには?
つまるところ、いかに節約を楽しめるかが、ポイントです。
さて、フリーランサーになって、国民年金に加入していなかったおづまりこさんは「おひとりさまのゆたかな年収200万生活」のなかで、50代になってから老後を考えて、国民年金保険料を払う顛末を明かされました。
早死にすると大損ですが、長生きリスクには国民年金でも、ないよりはずっとマシ。
払うことが厳しいときは免除申請をしましょう。
免除を受けることで、税金により半額を受け取る資格が与えられますし、追納もできます
また、60歳から65歳まで任意加入により、受給額を増やすことも可能です。
まとめ
私にとって老後貧乏は切実な問題です。
今を楽しみながら、老後に備えるには節約が必要です。
身の丈暮らしで、子どもや孫にも見栄を張らずに生活すると、長い老後もぶじに過ごせそうなので、老後貧乏を防ぐ節約ポイントをお伝えしました。
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