2020/06/14更新しました。
あと1ヵ月あまりでやってくる2018年は戌年です。
5歳上の夫が戌年生まれなので、来年はとうとう還暦に。
国民年金を掛けてきた夫の支給は65歳から。
もらえる年金はとても少ないため生涯、現役でいてほしいところですが、寄る年波に勝てないのも事実。
『ねんきん生活。月に15万円で幸せに暮らす』を読みました。少ない年金額でも赤字を出さない工夫が載っていましたので、紹介します。
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年金の平均は約15万円
総務省の平成21年家計の概況によると、世帯主が60歳以上の無職世帯は公的年金等の社会保障給付から約15万9千円を支給されているそうです。
年金は徐々に減る傾向にあるため、現在はもっと少ないかもしれません。
問題となるのは支出です。
税金や社会保険料が約2万5千円、消費支出は20万4千円。
合計で22万9千円。
年金の平均支給額より7万円も支出が上回っています。
7万円の赤字だと、年間84万円。
不動産収入や株の配当、アルバイトなどで収入があれば良いですが、全く働けない状態だと預貯金が減る一方ではないでしょうか。
年金について考えさせられる本の表紙はこちら。
図書館で借りた、2010年発刊の号です。
家計簿をつけていますが、住宅ローンを抱えていますし、店舗で営業を続けているため月の支出は33万円~35万円に上ります。
それに加えて車の車検が16万円、タイヤの買い替え、家電の買い替えと今年の特別費は30万円を超えました。
地方に暮らしているため車がどうしても必要で。
節約のために、 化粧品や服を買うことはやめて1年半が経ちました。
15万円の年金生活のなかから冠婚葬祭費を出すと、さらに厳しいはず。
私は夫より5歳年下なので、もし夫が働けなくなったら店を廃業して、掃除のパートに出ようかと思っています。
ちなみにこれまで夫の反対で、外に働きに出たことはありません。
結婚以来、自営業を手伝って、やりくりに苦労してきました。
月の食費は2万円
本に登場している女性は、食費2万円を目ざして買い物を工夫。
この方は30代でご主人を亡くして、子ども二人を育て上げた暮らし上手です。
「夫と死別後はとにかくたいへんでした。仕事は選ばず何でもやり、少ないお金で暮らしてきました。モノを整理整頓して徹底的に使い切るようにしています」
いまは高齢となった自分の母親と生活。
「食料品をまとめ買いして、冷凍保存。買い物の回数を少なくすることが節約の早道。1万円使ったら10日間は絶対に買い物に行きません」
読んで、唸ってしまった私です。
私はスーパーへはこまめに行き、新鮮な魚や野菜を買うのが好き。
食べるものをぐっと我慢しなければならないとき、最もストレスを感じます。
私はお菓子やパンケーキ、ジュースは買いませんが、夫のために晩酌用のアルコールを購入します。
月に3度くらいは夫婦で安いランチも。
「年金生活。」を読むと、私はまだ贅沢かもしれません。
勝間和代さんは食欲をガマン出来ないと消費もガマン出来ないと、きっぱり。
わが家の場合は、飲み食いをセーブして、食費を少なくすることがポイントだと気づきます。
年金生活の予行練習として心がけていきたい。
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クレジットカードを賢く利用
60歳で夫婦ふたり暮らしの妻は、近所に暮らす娘夫婦との交流をエンジョイ。孫の保育園の送迎をしています。
孫を預るにあたり、おやつや紙おむつの出費があり、イオンカードの5のつく日のポイント2倍などを利用して商品券をゲット。
生活費の大半をカード払いに。
この方の一番の節約は、なんと外壁塗装を夫と次男、娘の夫を総動員して塗料や脚立など16万円でやってのけたこと。
100万円以上の節約に。
わが家も外壁の塗装が必要ですが、しかし、私には真似できそうにありません。
夫にけがをされたら、収入が途絶えるからです。
100万円以上かかっても、業者にお願いするでしょう。
追記:2019年に外壁の塗り替えをしました。
費用は102万円。
食費を抑える工夫
結婚生活43年のご夫婦は、月の食費を2万円に抑えるために、週に一回の買い物に5000円を厳守しています。
「毎日の食費を抑えれば生活費もダウンする。財布には必要最低限のお金しか入れません」
いろんな方の節約方法が載っていました。
私も見習って食費をダウンさせ、ついでに体重も落としたい(-_-;)
日本の将来
この図は2020年の人口を推定したものです。
2020年まであと2年ほど、そのとき夫は62歳で私が56歳。人口のボリュームは団塊世代と団塊ジュニアが多く、わが家はその間にはさまった感じ。
団塊ジュニアの方々は未婚率が高く、子どもを持たない傾向にあることが図からもうかがえます。
夫の長兄が団塊世代で、結婚している息子がいますが、その子どもがいません。さかのぼれば江戸時代から系図がたどれますが、絶家になる可能性が高い。
そして娘しかいない私たちも、お墓をどうしようか考えるときがそろそろ来ているのでしょう。
永代供養にしてもらい、集合墓にしようかな……。やっぱりお金が必要です。
そういう諸々のことで日本の将来は高齢者を支える若者が少ないため、年金の支給額は減っても増えることがなさそうです。
私たち夫婦は50を過ぎたころから、神社仏閣めぐりが趣味です。
楽しむこともシニアライフには大切ですね。
50代後半から小さく暮らす工夫が載っているショコラさんの本は、人気。
ねんきん定期便
老齢基礎年金は65歳から受給できます。
厚生年金に12カ月以上加入した方は生年月日に応じて60歳から65歳の間に段階的に受給できることがあります。
ねんきん定期便は58歳の誕生日に詳細な記録が届きますから、忘れずにチェックしたいですね。
もらえる年金を増やすには?
自営業者でももらえる年金の受給額を増やすことができます。
- 国民年金基金に加入して積み立てる。掛金の上限は6万8千円。
- 付加年金の利用。月々400円を40年間かけると、もらうとき1カ月8000円を年金に上乗せできる。
- 60歳以降も任意加入する。年金の未納期間や免除の期間がある方は考えたほうがいいかもしれません。70歳まで払うことができます。
- 年金を繰り下げる。65歳のときでなく、遅らせてもらう方法。遅らせるほど月々の受給額が多くなる。
まとめ
長生きになって、90歳以降も生きる可能性が高い日本。
ぴんぴんころりを心がけて、出来る限り長く働く気持が大切のようです。
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