2020年8月となりました。
旧盆が近づくと、実家のお墓のことが気に掛かる方が多いでしょう。
昨今は葬儀ならびに法要も様変わりして、簡素化が進んでいます。
新型コロナウィルス感染者が増えているので、遠距離での移動を自粛し、お墓参りができない方もいるかもしれませんね。
終活アドバイザーや終活カウンセラーの学びについて、お伝えします。
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葬儀トラブル
仏教だと葬儀費用が高すぎるから、キリスト教に改宗しようかと考えている。
ジョークかと思って聞いたら、本気だった方を知っています。
なぜ、そんな発想になるのでしょうか。
実は根深い我が国の実情があります。
日本人の葬儀費用は少し前まで、200万円を優に超えていました。
これは世界でも、突出しています。
- ご遺体の運搬費
- 葬儀会場
- 祭壇
- 精進ぶるまいなどの飲食費
祭壇や棺は、いろんなランクがあります。
見栄を張ると、当然高くなる。
喪主や施主によって、負担割合が親族のなかでも違うため、思わぬトラブルとなることが!
そのほかもちろん、お寺さんにお布施などを払います
- 戒名
- 読経のお礼
戒名はとても、料金にばらつきがあります。
また、位牌堂やお墓がなかったら、墓地の土地・権利を購入し、お墓を建立。
位牌堂もよい場所はお高いのが、通例です。
- 納骨
- 墓地
- 墓石は約65万円~
墓石の65万円というのは、私が目にした広告の品。
一般的な相場は、100万円以上でしょう。
裕福な高齢者なら、心づもりをしているはず。
夫婦ふたりで500万円もかかるのですから。
わが家は、3男坊の夫のために、姑がお寺の墓地・地所を購入してくれました。
一坪くらいの面積。
しかし、困ったことに、わが家には後継者がいない……。
合葬墓と永代供養
私の家は娘たちふたりが、他家へ嫁いでしまいました。
それで、お墓を管理してくれる後継者が、今のところおりません。
合葬墓や永代供養について調べています。
この違いをごぞんじですか?
永代供養は、寺院が手厚く供養してくれるので、費用は高め。
合葬墓は、元々身寄りがない仏様を合葬するための墓で、他の人と一緒にお骨を埋葬。
その分、割安です。
私の実家は禅宗ですが、夫の実家は浄土真宗。
浄土真宗は本山である京都の本願寺に、遺骨の一部を納めることがあります。
www.tameyo.jp夫の父親は死後、門徒 として本願寺に分骨しました。
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終活アドバイザー
終活を学ぶと、自分の生き方を見つめ直すことにつながるに違いありません。
また、仕事として役立たせる事が可能です。
高齢化社会となっていますから、終活への意識が高まり、需要が高い。
一般社団法人 終活カウンセラー協会は終活カウンセラーを養成しています。
一方、ユーキャンは終活アドバイザーの講座を開設。
終活とは、「終」末期に向けた「活」動の略で、人生の最期に向けた準備を行うことです。
最近では解釈の幅が広がり、自身の人生の棚卸しをすることで自分を見つめ、今後の人生をより豊かに、自分らしく生きるための活動という解釈が一般的になりました。
社会保険制度、財産の管理や相続対策、葬儀・供養・お墓など死後に必要となる項目などさまざまな知識に精通する終活アドバイザーは、介護職員、看護師、葬祭業関係者、金融業の窓口担当など、日頃シニアと接し、相談を受ける機会が多い人のスキルアップに役立つ資格です。
高齢化社会なので、アドバイスを必要とされる方は多いでしょう。
わが家は、夫の母が93歳で健在。
私の父は80歳、継母73歳で、元気。
でも、実母は79歳になりましたが、老人施設 で暮らしています。
いま、コロナ禍のため、なかなか面会できません。
脳こうそくから、脳血管性の認知症となった母。
母は離婚して、独り身だったため、信頼している叔父のお墓に入れて欲しいと頼んでいるそうです。
施設に入所した母は、住まいを処分して、家財道具もすでにありません。
私は、身仕舞いのよい母を見習いたい。
夫婦でも話し合いを
まだ先の話と思っていましたが、夫は今年62歳。
私は57歳になりました。
生命保険や医療保険、年金、葬儀費用やお墓のこと。
夫婦でも確認ができていないことがあります。
それはやはり、夫は墓をどうするつもりかということ。
私はもう腹を決めました。
- 娘たちとお別れができたら、あとは直葬でいい
- 墓は合葬墓でも構わない
- 葬儀にお金を掛けなくてもいいし、なんなら戒名はこれから自分で考えて付ける
お寺さんは儲けにつながらないため嫌うようですが、戒名を自分で考えて付けることは可能です。
地獄の沙汰も金次第とは、葬儀やお墓のことを指すのかもしれません。
まとめ
旧盆の8月がやってきました。
人生はあっという間ですね。
人は残念なことに、いつかは亡くなります。
それは100パーセントの確率で運命づけられて、この世に生まれてきた。
メメント・モリ
「死を怖れるな」あるいは、「自分が必ず死ぬことを忘れるな」という意味のラテン語です。
終活カウンセラーや終活アドバイザーになるために学ぶ方が、少しずつ増えているので、終活の学びについてお伝えしました。
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