図書館から、婦人公論のバックナンバー2020年3月24日号を借りて読んでいます。
特集『親の老後に追い詰められないで』が、胸に沁みました。
3年も意識不明で眠り続ける90歳の義母、あるいは妻を亡くした義父が44歳も年下の女性と再婚し、もめにもめたケースなどがあります。
介護破産を回避するためのポイントともに、読んだ感想をお伝えします。
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親の介護
ブロガーの皆さんのなかには、介護をなさっている方が少なくありません。
親孝行で、すごいなと尊敬しています。
親が高齢となり、介護が必要になったとき、サポートにはいろんな方法があります。
- 自分の家に引き取る
- 認知症の親の家に通い、そうじや買い物を手助けする
- 金銭的な援助
ところが、介護は10年以上続くケースがあり、終わりが見えないため、介護する側は精神的も経済的もたいへんです。
週の大半を100キロ離れた実家で過ごして96歳の実父の介護をしている66歳の女性は、「やってもらうのが当たり前で、感謝がない」と嘆く。
96歳で要介護2。
大正生まれの男性は、妻にかしずかれて暮らしてきたので、身の回りのことを自分で整える習慣がないかもしれません。
また、遠距離で暮らす母親のために介護離職を考える56歳の女性は、自分の将来を考えると不安だと語っていました。
私の実母は1941年生まれの79歳。
脳血管性の認知症で施設に入所して、2年が経ちました。
コロナ禍で今年はまだ会えません。
私の顔を覚えていてくれたら良いのですが……。
親の変化
料理好きの親なのに、手抜きばかりになったら認知症の一歩かもしれません。
- 家が片づけられない
- そうじをしていない
- 流しに洗っていない食器が山積み
- 入浴しなくなった
- 洗濯しなくなった
これらは、高齢の親の内面に変化が起きていることの証になるでしょう。
ちなみに、私の母は足腰が衰えるともに、料理と片づけができなくなりました。
それから、認知症が進行するにつれて、非常に強い不安感があり、会話や電話でネガティブなことばかり。
話し相手をする私は、どんどん気が滅入った。
介護は、メンタルの強靱さが求められると感じます。
婦人公論2020年3月24日号には、夫婦での老老介護の末に片方が参ってしまう例もありました。
家庭内のことだと思わずに、社会制度を利用しましょう。
情報を集めることも大切ですね。
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後妻業に引っかかる
妻を亡くした高齢男性は、ガックリと老け込む方がいますが、逆に活発に女性との交流を望む方もいます。
88歳の父に44歳年下のガールフレンドができた。
父親はすっかり入れ込んで、子ども達の反対を押し切って入籍。
「結婚してからの彼女は義父の貯金で高級外車を購入。海外旅行に着物の新調するなど散財がわかっても、義父が許していることを嫁の私が口出しできなかった」
あげくに、亡くなった義母が孫のために掛けてくれた簡易保険を解約されたそうです。
委任状があったので、郵便局の人も出さざるえなかったとのこと。
94歳で義父が亡くなるまで、振り回されたと誌面にありました。
後妻業、怖いですね。
最後は財産放棄して、姻族終了の手続きをとることで、後妻と縁が切れたとか。
88歳は立派な大人なので、本人の意思で結婚できる。
性悪と知り合うと、一族が翻弄されます。
介護は突然始まって、終わりが見えない。
老いるに従って、前頭葉が退化して感情のブレーキがきかないため、介護する側にストレスがたまります。
婦人公論を読んで、心構えをしておきたいと思いました。
なにしろ夫の母は93歳ですし、一方、私の実父は80歳。
双方とも今のところ元気に暮らしていますが、介護は突然に始まることがあるそうです。
介護破産
お年寄りの中には、子どもが親の面倒をみて当たり前だと考える方もいます。
ですから、遠距離で暮らして家庭をもつ息子や娘に、「仕事を辞めて、帰郷しろ」と要請することも。
しかし、離職すると、預貯金を切り崩すことになり、やがて経済的に行き詰まります。
- 介護は10年以上続くと考える
- 親の預貯金、株、保険、不動産を把握し、借金の有無も聞いておきましょう
- 家族だけで抱え込まずに、専門家に相談
地域包括センターは、高齢者の介護について相談に乗ってくれます。
ひとりで抱え込むと、介護する側がうつ状態になったり、体を壊したりしますから、情報を集めて利用できる介護サービスの情報を集めることがポイントなのでしょう。
まとめ
10年も親を介護するのは、いくら子どもとはいえ並大抵ではありません。
認知症は人格が暴力的になることもあるため、男親の介護はとくに苦労すると聞いています。
また、親の年金や預貯金で介護費用をまかなえたら良いけれど、子どもが援助しなければならないケースも。
あまりに援助したり、介護離職したりすると、いざ自分が老いたとき困ってしまう。
親の介護は親の年金や財産でが、原則です。
婦人公論の記事で気になった「親の老後に追い詰められないで」感想をお伝えしました。
長生きし過ぎて、子どもに負担を強いるのは辛いものがありますから、私は50代の今から骨や筋肉が衰えないように心がけたい。
老後資金は働けるだけずっと仕事をして、日々の節約ともにできるだけのことをしていこうと思います。
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