2019/03/30更新しました。
私の家が建ったのは1992年、26年も暮らし続けてきました。
すっかり古民家となって、しかも決して広い住空間ではありません。
モノを増やさないように服やスキンケア用品を買わない。シンプルな生活を心がけているのに、ちょっと気を緩めると、散らかるのが悩み。
『本日晴天お片付け』は料理や雑貨など暮しまわりのスタイリストである伊藤まさこ氏が書いた本。
片づけの工夫について、お伝えします。
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すっきりキッチンの秘訣
伊藤まさこさんが暮らす家には、キッチン奥に1畳ほどのパントリーがあります。
ガスの給湯器を置いている場所だとか。
ところでパントリーって?
はい、台所に隣接した収納スペースのことですね。
そこに乾物などの食材や、ミキサーオーブン、ふきん布などがたくさん入ったカゴなどを仕舞い、来客の時は扉を閉めればOK.
なんて便利でしょう。
一目で何を入れたかわかるようにしているそうです。
うちにはパントリーはありません。私は長年使ってきた収納棚に、セリアのリメイクシートを張りました。
各種の調味料やドレッシング類、焼き鳥や焼き肉のタレもあるので、ごちゃごちゃしがち。
本の著者は、パントリーのほかにお茶専用のラックも置いて使用。
紅茶にウーロン、ハーブティ、麦茶に日本茶も玉露やほうじ茶、玄米茶とありますからね。
置き場所が指定席なので、散らからないのでしょう。ちなみに私はめったにペットボトル飲料は買いません。急須にお茶の葉を入れ、抽出する派です。
クローゼット管理術
- クローゼットがパンパンになる前に、1年以上着ていない服をより分ける。
- 来ていなかった服を着て、鏡の前で前後左右チェック
- 服は変わらなくても、体型や肌質が年を重ねるごとに変わることを意識する
- 着る服と着ない服に分けて、数度しか着ていない服なら、似合いそうな年下の友人に引き取ってもらう
ポイントはぎゅうぎゅう詰めにしないこと。いつでも人に見せられるのが理想だとか。
クローゼットの中を披露? なかなかできませんね。
ファストファッションにより際限なく買うことができるので、衣服の管理に悩む方が多い。そして服は食品とちがって腐りません。
私は地球環境を考えて、買わないようにしています。
『本日晴天お片付け 』
伊藤まさこ著
筑摩書房から発刊されています。
さて、靴の収納について本の中で伊藤さんはこう語っていますよ。
「靴は基本的に下駄箱に入れていません。一晩くらい休ませてから手入れをして、買ったときの箱に戻し、クローゼットヘ。
洋服の近くに靴があると、コーディネートしやすいからです」
32ページ。
いろんな方法があるのですね!
そして、靴がすり減ったら、新宿伊勢丹の靴売り場にお直しに出のが、長く履くコツ。
お手入れ上手なのでしょう。
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キレイのために
念入り掃除は月に3,4回と、128ページにありました。
キレイ な状態を保つ。
言うは易き、行うは難きで、私なんかホントそう。
著者はビンテージものの椅子の布を張り替えて使い続けて、こまめに手入れをして大切にしています。
見習いたいと思いました。
本棚
大阪北部の地震では、本棚から崩れてきたCDや大量の図書の下敷きになり、家の中でお亡くなりになった高齢男性がおられます。
本は地震の時、凶器になるんですね。
私もここ数年のうちで処分した本は多いです。
本を減らして不自由も後悔もありませんでした。
却って事故につながる要素を減らせてよかったと思います。
私の夫は57歳の時、寝室でよろけて転び、手首を骨折したことがありました。3年前で、70代でなくても転倒すれば骨折する、そのことがショック。
気付かないうちに足腰が衰え、少しの段差でつまづくようになっていたのでしょう。
本日晴天お片付け
写真がたくさん載っていて、ページをめくる度に「うん、うん、そうよね、わかる!」と、共感できた伊藤まさこさんの本です。
著者にはほかに『おやつのない人生なんて』『白いシャツを一枚、塗ってみませんか』などの本があり、センスの良いタイトルでそそられます。
『本日晴天お片 付け』には、小さなお子さんがいる場合の片づけヒントも。
楽しく片づけたい人にぴったりの1冊です。
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