30度超えの暑さに、大型ショッピングセンターに入りました。
1コインランチのカフェで食事して、涼むためにさらに建物の中を歩くと、どこもかしこもSALEのオンパレードじゃないですか。
赤い垂れ幕やポスターが闘争心を駆り立てる。
買わなきゃ!
欲しい!
トップスが780円、ワイドパンツが1580円とお手頃な価格なので、少し見て回りましたが、やっぱり買わずにショップを出ました。
買わないチャレンジをしているからです。
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セールはお得か
どうしてこんなにもバーゲンセールに魅せられるのでしょう。
私が考えるひとつの要因として、中学や高校の多くが制服を着用することもあるかもしれません。
制服を着ていればその団体に所属している証ですから、何となく安心感があります。反抗したい生徒は、スカート丈をうんと短くしたりもありますが、制服のデザインで入学する学校を決めるケースもあるほど。
そうして制服になじんで、大人になるせいか、街を歩く人は驚くほど似たような服装ばかり。
ビジネスマンなら紺かグレーのスーツ、主婦ならちょっとおしゃれに見えるトップスと、ニューデザインのボトムスですね。
この頃は少し前に流行ったレギンスをあまり見かけません。
ゆったりとしたシルエットが主流になっているようです。
目新しさにたくさんの人が一斉に飛びつくと、却って没個性になってしまう。
しかし、だからこそ安心なのかもしれません。
- みんなとおなじ服装で安心
- 流行遅れは貧乏くさい
トップスとボトムスが夏物のバーゲンなら、 1万円の予算で充分なことがあるしょう。
たかが1万円?
されど1万円です、私にとって1万円は大金。
1万円を稼ぐのがどんなに大変なことが、身に沁みています。
流行はファッション業界が売り上げを伸ばすためのイメージ戦略ですが、周期的に繰り返し、特にこの頃はサイクルが短い。
売れ残りが蔓延?
7月3日の朝日新聞DIGITALには「新品の服、売れずに処分の運命」という見出しが躍っていました。
記事の内容は大量生産により、売れ残った服は処分される運命。だが、年間500万点も売れ残りがあるため、在庫処分の専門業者がいるとのこと。
- タグを外しモデルに着せて撮影して、ネット販売
- 大幅に値下げし、定価の2割以下で在庫処分業者が売る
ネットが安いのは、リアルの店舗で捌ききれなかった売れ残りである可能性が高いのかも。
買い物はお金を減らす
1000円以下で買える服があるのは、海外の工場で安い賃金で働かせているからです。
日本は働き方改革の法案が通りました。
近未来は途上国とおなじような給料になる可能性がある。そんなバカなと思う方がほとんどでしょうが、絶対にそうならないとは言い切れません。
経営者や株主は徹底したコスト削減を、求めてやまないからです。移民政策を導入すると、安くても働きたい人がどっと押し寄せるでしょう。
すでにスキル不要の単純作業はこの先、何年働いても給料が上がらないそうです。
ましてや、わが家の場合は夫が年上のため、年収は右肩下がり。
でも税金や国保は上がっています。
パンやチーズ、食用油など食品もじわりと値上がりしていますよ。
買い物をするとお金は減ります。
バーゲンの時期は安さに惹かれて、何枚も買ってしまいがちですが、家に帰ったら似た服がクローゼットにあったという経験が、過去の私にはありました。
エシカルファッション
ethical(えしかる)は、着訳すると倫理的・道徳的という意味で、ファッションの世界ではファストファッションの対義語として使われます。
地球の環境や労働問題を考えて素材やコストを吟味した商品。
お気入りを買うのなら、意識してエシカルなモノを選択するのも手ですね。
モノを増やさないために私は今夏、日本の伝統美であるゆかたを着ようかと考えました。
10年前に娘に買ったら、地味だと言われて(@@;)
そうね、帯を無地の半幅にしたら、私でも良いかも。
帯次第で20代後半の娘たちも着ることができます。
着物は母娘の共有でも大丈夫。
浴衣はキーピングなどで、のり付けして からアイロンをパリッと掛け、夕暮れの町を歩きたいもの。
着物にはまって、タンスに在庫がたくさんあります。
先日は風に通して、チェックをしました。
生きているうちに 私が自分で片づけないと、娘に恨まれてしまうに違いない。
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セール品で後悔のワケは?
不要品が増えてしまうと、後悔につながります。
クレジット払いなら支払日に懐が痛くて、泣くことに。
そしてセールで私が買わなかったのは、1000万円を貯めるという目標を思い出したから。
シニア目前なのに、預貯金が雀の涙のわが家。
バーゲンなんかに惑わされている時じゃない!!
月々8万円を積み立てて年96万円。
それを10年続けて貯まるのが960万円。
現状は月8万円の貯金が厳しいけれど、ローマの道も一歩から、まずはコツコツと貯めるしかない。
セールの誘惑に打ち勝つ
涼みたくて入ったショッピングモールは、セール中の赤い旗が壁という壁にべたべたと張っていました。
ここで散財したら、持ち金が減るんだと強く思うと、お金を減らさずに涼しい空間に身を置くことができるでしょう。
みなさま酷暑の折、バーゲンと熱中症と台風にお気を付け下さい。
記事を補足し、2018年7月4日に更新しました。
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