80代の親の家がモノにあふれていたら、娘はつい口を出し、手も出したくなるのでしょう。
BS朝日6月7日放送「ウチ断捨離しました」は、大阪の戸建てが舞台。
80代夫婦の家に、近所に住む娘ふたりが断捨離を推し進めるのです。
初めは乗り気のご両親ですが、次第に捨てたくない気持ちに。
実家の片づけについて、番組の感想をお伝えします。
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多趣味な両親
80代の両親は、九州から60年前に大阪に出てきました。
家を建てる前は、小さなアパートに家族4人が、肩を寄せ合うように暮らしていたそうです。
持ち家を45年前に建てて、3LDKの住まい。
玄関にはお父さんの趣味である写真が何枚も貼られて、ミニチュアハウスも。
釣りも趣味ですから、釣竿が何本もあります。
手先が器用なお父さんが手作りしたミニチュアハウスは、細部まで凝っていました。
ご両親ふたりお元気ですから、何よりですね。
80代母の服
ブログ内の画像は、貯め代が撮影した写真で、服はわが家の私物であることをご了承ください。
さて、80代のお母さんは、500枚もの服をお持ちでした。
着ない服や、袖を通していない服もたくさん。
帽子は100以上、バッグも多い。
ほとんどが12歳上の姉からのもらい物。
93歳のお姉さんは、経済的に苦しい妹を気遣って、いつもいつも服をプレゼント!
ところが、妹のお母さんは好みじゃありません。
結果として、収納いたるところ服だらけ。
それで、着ない服を一挙に処分。
次女が、さささっとゴミ袋に入れました。
母の気持ち
80代のご両親は60年前、お姑さんとの折り合いが悪く、1万円だけをもって大阪に出たそうです。
お金がすぐ底をついて、看護師をしていたお姉さんのところに3カ月も厄介になったとか。
面倒見の良いお姉さんに、とても恩義を感じているのでしょう。
「姉さんからもらったものは、粗末にできへん!」
お母さんの心にブレーキがかかります。
茶碗蒸しの器も捨てる・捨てないで揉めてしまいました。
「捨てるって、言ったやないの!」
次女は、お母さんの態度に不信感を抱く。
「不要となった食器は、すぐに叩き割りたい気持ちです。
理由は、形があればまた、食器棚に戻すからです」
次女は、断捨離を強硬したいんですね。
たしかに80代のご両親のモノを減らすと、介護のときも都合が良さそう。
そして、残された時間を考えれば、 大量のモノは必要ありません。
あとは、お母さんがどう納得するか。
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娘に感謝のお母さん
バトルもありますが、お母さんは娘たちに感謝していました。
九州を出てしまったことで、お母さんご自身はご実家とも疎遠になってしまった。
「私は何の親孝行もできへんかった。
でも、私の娘たちは、こうして気にかけてくれる。
ありがたいことですわ」
そうお母さんは、素直な気持ちを述べます。
すると、娘も本来のやさしい心で、接するのですね。
なお、釣り道具がリサイクルショップで2万6千円になったそうで、お父さんは養毛剤を購入し、熱心に頭にすり込んでいました。
モノに秘められたストーリー
やましたさんが最後に、こう締めくくりました。
「モノを買い揃えて、それが豊かさや成功の象徴だった時代を、ご高齢の方は生きてこられた。
そのモノに秘められたストーリーを尊重しましょう。
そして、母と娘がぶつかり合うことで、本音が引き出され、絆が深まることもあります」
この回はTVerで6月14日ころまで視聴可能。
世の中がミニマリストブームになるとは、20年前には考えられなかったですね。
持っていないことは、貧乏だと嘲られたのですよ、かつては。
私はブランド品を一つも持っていなくて、知り合いの奥さんから馬鹿にされました(>o<)
しかし、世は変わり、物があふれて家が片づいていないと非難されるように。
私も娘から罵倒されないように、気をつけようと思います。
まとめ
80代のご両親は、納得して手放したいとお考えでした。
急いては、悔いを残すかもしれませんね。
実家の片づけ・「ウチ断捨離しました」感想をお伝えしました。
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