2021/05/12更新しました。
私のモノを減らすプロジェクトは、娘の一言から始まりました。
「母さん、結婚しようと思う彼を連れて行くから、家を片づけてね」
いきなり言われた3年前、あわてふためき不用品を捨て、片づけを始めたのです。
そして処分できないモノは、押し入れやクローゼットに収納。
このお盆の片づけにクローゼットを開けたら、子どものバッグが4つも出てきました。
巣立った子ども達のモノや、知人からのいただき物の手放し方について、お伝えします。
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収納のわな
今回、気づいたことがあります。
仕舞いこんだモノは、ほとんどが不用品でしかない!
子ども部屋のクローゼットを開けて、つくづく感じました。
家を建てて27年が経ち、引っ越しをしていないせいか、家に巣食うモノに頭を抱えています。
私はメリカリやジモティーを、利用していません。
もともと安物ばかり持っているので、手数料に見合う値段では売れないと思うのです。
梱包などの手間もかかりそうですし、子どもが修学旅行のときに使ったスポーツバッグを、セカンドストリートに持って行こうと思います。
FILAとアディダスですが、値段はうんと安いに違いない。
どなたかが使ってくれればと、希望的観測を抱きつつ。
それにしてもなぜ、10年間も処分しなかったのか?
胸に手を当てて考えると……
ドライブ旅行のときなどに使えると思ったから。
着替えを入れて使えるだろうと感じて、あっという間に10年が経ちました。
1アウト1イン
ひとつを処分して、空いた席に新しいモノを招き入れると、モノは増えません。
1アウト1インは、片づけの原則。
ふり返れば旅行に行くときはトランクを使い、子どもが使っていたスポーツバッグは不要品だったのに、「いつか、使うかも」と思っていた!
いつかは、絶対にやって来ない
私の「もったいない病」は、深刻でした。
自分が片づけられない女だと自覚できたのは、子どもたちが巣立った後です。
その自覚がなければ、いまも家はモノにあふれて雑然としていたでしょう。
ガラクタばかりの実家だと、たとえ血がつながった子どもでも足が遠のくそうです。
ゴミに埋もれて孤立して、ゴミの中で息絶えることになったら……。
ぞっとしますね。
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モノを手放すと肩の荷が下りる
巣立った娘達が実家に置いて行ったモノを、ひとつひとつ手放してきました。
この10年のうちにそれぞれ結婚して、孫も誕生。
ふたりとも夫の姓を名乗り、 都会に暮らしています。
写真は2019年1月にわが家に滞在した孫を写したもの。
コーヒー袋をオモチャにしています。
1歳4カ月のいまは保育園に通って、散らかした玩具を箱に入れることを覚えたそうです。
モノを手放すと、肩の荷が下りることを実感。
子育ては完全に終わったから、娘たちのモノはどんどん処分 して、すっかり解放されたいです。
娘が「前よりキレイになった」と褒めてくれました。
いただき物も捨てて大丈夫?
私が捨てにくいと感じているものは、人様からのいただき物も。
- 古民具
- 花器
- 着物
- 本
少年倶楽部の復刻版は、戦争に向かう年代に発行されたものを忠実に再現。
中を開くと、軍国少年に導きたい意図が透けて、戦争を賛美する語句が並びます。
資料として、これはもう少し手許に置こうと思いますが、そのほかの手に取ることがなくなった本は減らしていきたい。
実は、著者 からサイン入り献本が一番、処分しにくい。
わが街の俳句の先生や詩人は、出版に意欲的です。
高齢の方がほとんどですが、大枚をはたいてもこの世に書き残しておきたいのでしょう。
重い本はこれから、私自身が老いに向かう身のため堪えます。
市立図書館にもあるでしょうから、少しずつ処分しようと思います。
いただいた時点で役目は終わったと思いたい。
着物も好きで、集めてしまいました。
知人から、「母親の着物をもらってちょうだい」と引き受けた私。
今思うと、その知人は持て余していたんですね。
60代の方ですから。
風通しが必要な着物は、手入れさえすれば人の一生より長持ちします。
藍色の着物は変色した裏地をはずして、単(ひとえ)として着ようと思い、おうちクリーニングした大島紬。
せっせとアイロンをかけて、よみがえらせました。
クリーム色の着物を着ているのは、長女。
私が着付けしてふたりで、神社にお参りしたのは良い思い出です。
それにしてもいただき物は捨てたら、その方に悪いという気持ちにさせます。
でも、いただき物はもらった時点でお役目終了と考えて、良いのではないでしょうか。
贈りたい人が「あげることができた」と、ほっと胸を撫で下ろしたり、満足したり。
その気持ちを有難く受け取って、しばらくしたら処分。
そうしないと狭い家が、あっという間にモノにあふれてしまいますから。
これからは、モノと向き合い覚悟を持って、捨てていこう!
先日の記事を読んでくださり、ありがとうございます。
2年で家をスッキリさっぱりさせた6人の娘さんのお母さん。
偉大ですね。
応援したくなります。
見習わなくては。
まとめ
10年もかかって、巣立った娘たちのモノを処分しています。
環境が変わってしまったのに、親の私は心のどこかにまだ執着があるのでしょう。
「ありがとう」の言葉とともにいただき物も処分して、暮らしやすい家づくりプロジェクトを続行中です。
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