2019/09/28更新しました。
ラジオのテレフォン人生相談は長く続いている番組です。
主なパーソナリティは大学教授を定年された加藤諦三さん、解答者は弁護士や心理学者のほか占星術師のマドモアゼル愛さんなどと、多彩な顔ぶれです。
先日の相談内容は、自身の不倫に悩む妻。弁護士が強い口調で一喝すると、なんと番組中に電話が切れてしまった!
印象的な相談だったので、真摯に検証したいと思います。
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47歳の人妻は娘を利用してアリバイ工作
相談者は47歳の専業主婦。
夫が41歳、娘が18歳です。
スポーツクラブで知り合った60歳の既婚者と、4年間ほど交際を続けてきました。
「ご主人は気づいていないようですか?」と進行役の加藤諦三さん。
「いえ、うすうすは気づいているかと思います。3日間ほど家を空けることもありますから」
「3日間もですか、それじゃわかるに違いないですね」
「いえ、寮生活をしている娘にアリバイを頼んで、口裏を合わせてくれるので、そんなにばれていないはず」
47歳の妻は、わが子に不倫のアリバイ工作をさせていました。
声の感じは素直そうな女性
アラフィフに近い年齢の妻ですが、声の感じは悪びれずに素直そうでした。
まるで独身女性が「年上の彼がいいか、年下がいいのかわかんないの」というような口ぶり。
私が引っ掛かった点は、夫とは恋愛結婚とのこと。
すると41歳の夫が父親となったのは23歳のときになります。
6歳も年上の妻ですから、強引に押し切ったのかもしれません。
弁護士:家を叩き出されても文句がいえない立場だとわかりますか!
この妻はなんども不倫関係をやめようと努力したそうです。
でも、自分にやさしくしてくれる60歳の男性と離れられないと、のたまいました。
「寂しくて、つい誘いにのってしまう」という相談者に、解答者の中川弁護士が一喝。
「あなたね、47歳にもなって何をやっているんですか! 自分が家を叩き出されても文句が言えない立場だとわかっていますかッ」
熱血弁護士はさらに畳み掛けます。
「早晩、不倫相手とも終焉するでしょう、向こうも奥さんがいるんだから。
惚れた腫れたで済まないんですよ、自分のしたことの落とし前はいずれつけなければならない」
そしてトドメを。
「娘さんはね、あなたのことを軽蔑していますよッ」
すると、受話器の向こうでドアが開くような何かの物音がして、とつぜんに電話が切れたのでした。
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離婚となったとき慰謝料は?
不倫の際の慰謝料には、相場があります。
離婚しないで夫婦関係を継続したときは50万~100万円
別居したときは100万円~200万円
離婚に至ったときは200万円~300万円
だいたい、上記のような金額が妥当です。
日本は話題になるけれど、不倫に関して甘いのかもしれません。
これが厳格な宗教の国だったら、妻の不貞は死刑もあり得ます。
ちなみに、日本にも姦通罪がかつてありました。
有夫の妻が姦淫を犯したときに適用となり、妻ある夫が妾を囲うのは問題となりません。
1947年に男女平等が定められて、姦通罪は違憲になったという歴史があります。
妻の浮気を許す夫は存在するか
私は、この妻が夫により家を叩き出される可能性は半々と感じました。
夫の性格や考え方によって、離婚に至らないこともあると思うのです。
- 妻に関心がないから、どうでもいい
- 老人から妻が援助されるのなら、それでもいい
- 家事をこなしてくれるなら家政婦代わりに家に置く
- 世間体があるから離婚したくない
- 老いた親に心配をかけたくないから、今回は許す
でも、反対に絶対に許せないから即、離婚という夫もいるでしょう。
不倫相手の妻から慰謝料を請求されたとき
この女性は夫だけでなく不倫相手の妻から、慰謝料を請求される可能性があります。
言われるまま払うのでなく、減額など交渉することは可能。そして、相手側に証拠の提示を求めることは有効な手段となるそうです。
1番の被害者は子ども
家庭の不和で犠牲になるのは、子どもです。
私自身、幼いとき親の離婚を経験しました。
父親の浮気から、その相手が妊娠と出産に到り、実母は打ちのめされて離婚。
50年近く前なので、慰謝料はなしだったと聞いています。
私の場合、育ててくれた継母 から、恩着せがましく借金の肩代わりを要求されて今は絶縁状態です。
借金の理由はパチンコ。
パチンコ依存のために、性格がどんどん変わってしまいました。
世の中にはいろんな人がいるのです。
この相談者の娘さんは18歳、多感な時期なので、この先の親子関係も気になるところです。
まとめ
不倫をあおるような記事やメディアがありますが、不貞行為は法律違反となります。
不倫慰謝料として、浮気相手の配偶者から請求されて払うときの相場はおよそ200万円。
夫に家を叩き出されて、なおかつ浮気相手の奥さんから請求されたら……相談者は後妻業で稼ぐしかないかも。
高いツケとならないように、火遊びはほどほどに。
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