私の暮らす北国でも、フキノトウを見かけるようになりました!
雪どけが進んで一気に気温が高くなった先日、ウキウキと近場の里山へでかけて、ゼロ円食材のフキノトウをゲット。
私の地元では冬眠から醒めた熊が、まっさきに食べるのがフキノトウだと言われています。デトックス効果がバツグン、体内に溜まった毒素を排出する効用があるとか。
摘んだフキノトウを茹で、オリーブオイルでみそ炒めにしました。伸びきった茎でも美味しく食べることができるので、レシピを紹介します。
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フキノトウを里山で摘もう
私は山菜が好きです。
春のコゴミ、ワラビ、フキノトウ、ウドなどの山菜を摘みに、里山へ出かけることがあります。
スキンケアや服を買わない生活をして2年、休みはショッピングでなく森林浴を楽しむように。
ただし、花粉症なのでマスクと帽子は欠かせません。
そして、食材としてのフキノトウなので、犬の散歩コースや排気ガスがかかる場所を避けて、摘んでいます。
熊よけの鈴
写真は春の小川。雪が解けたばかりなので、緑も少ない。
しかもあまり奥へ行くと、熊が出る恐れあり。
ツキノワグマが増えているようで毎年、襲われてケガをする方が出ています。山里のトウモロコシ畑や栗園での作業中に、熊におそわれるケースもあるので、私と夫は鈴をジャラジャラ鳴らして歩きます。
しかしですね、自分の足で歩けて、風を感じられることが有り難い。30年、連れ添った夫と、何も言わなくても気持ちが通じることも、ホッとします。
冬が終わった、春の日射しがまぶしくて。
よく洗う
さて、自然に身を置きながらつぼみを摘んできました。
天ぷらにするとおいしいですね!
でもコレステロール値が気になる年代なので、今回はオリーブオイルのみそ炒めにします。それで比較的、茎が伸びたフキノトウを摘みました。
フキノトウは茎がおいしいのですよ。伸びきった茎でも炒めたり、酢味噌和えにしたり。香り高くて美味。
栄養
カリウムやβカロテンが豊富なフキノトウは葉酸、食物繊維も多い。
独特の苦みと香りがありますね。抗酸化作用が期待できるポリフェノールのひとつ、ケンフェノールやフキノロール、植物性アルカロイドを含みます。
食べ過ぎると下痢をしますので、注意を。
てんぷらはそのまま揚げますが、みそ炒めはあく抜きが必要です。
作り方
花を少し取りました。えぐみが強く変色しやすいからです。
がくは取らずにそのままでOK。
大鍋にお湯を沸かして、塩を大さじ1で茹でます。
たっぷりのお湯でゆがいて、冷水へ。
茹でて水にさらしたところですが、花が茶色くなったのが、わかるでしょうか。
このまま30分以上おいて、さらに水を取り替えて30分すると、あくが抜けます。
- ぎゅっと絞って、粗くみじん切りにしましょう。
- オリーブオイルをしいたフライパンで炒め、砂糖小さじ2を入れてなじませます。
- それからみそを小さじ1強を加える。
- 火加減は全て弱火で。
香りが良い一品が出来ました。
食べる分量は小皿に、品良く盛リ付けるくらいにしてね。
晩酌のお供に、ご飯のおかずにぴったり。
そして パスタにトッピングしても、味のアクセントに。
私が摘めるのは、フキノトウとワラビくらいです。
料理に手を掛けることで、ダイエットに効果あり。
つい食べてしまうのは、簡単に食べ物が手に入る暮らし方も原因のひとつ。
なので、たまには食材探しをするといいかも!
そうはいっても、山菜には間違えやすいものがあります。知らない植物を摘むのはやめましょう。
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ハシリドコロと間違えちゃダメ
私はフキノトウの伸びた茎が好きなので間違えたことがありませんが、ハシリドコロという有毒植物があります。
萌え出たばかりのときの芽の形が似ているため、誤食することがあるそうです。ハシリドコロを食べると、嘔吐や下痢、幻覚もあるとのこと、気をつけてください。
ニリンソウとトリカブトは紛らわしい
山菜の話ついでに、二リンソウとトリカブトについて書き添えます。
食べられる二リンソウの葉と、猛毒のトリカブトの葉はそっくり。
tokyo-eiken.go.jp/assets/plant/nirinsou.htmのサイトに写真があり、二リンソウ・東京都薬用植物園で検索すると上位表示されます。
田舎でないと、二リンソウを食べる人はいないでしょうが、山のプロでも間違えるそうなのでこちらも注意を。トリカブトの毒は命に関わりますから。
フキノトウのまとめ
山の空気を吸いながら、フキノトウを摘むと春が来たことを実感します。
オリーブオイルを使い、みそ炒めのレシピを紹介。小皿に品良く盛り付けた分が適量です。
苦みがありますが、冬の間に体に溜まった毒素を排出してくれると昔から言われているので、機会があったら作ってみて♪
フキノトウの伸びた茎で料理しても、おいしい一品です。
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