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怖いボツリヌス菌の食中毒・食品の保存を要確認

ボツリヌス菌

要冷蔵のレトルト食品を、常温で長期に保存は危険です

新潟市に住む50代の女性が、ボツリヌス菌の神経毒素により、重篤となっています。

要冷蔵の食品を常温で長く保存。

嫌気性細菌のボツリヌス菌による食中毒の怖さをお伝えします。

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ボツリヌス菌

ボツリヌス菌

かつて辛子レンコンで食中毒事件に

密封された食品内で発芽し、増殖するボツリヌス菌を知らずに食べることで神経毒に冒され、最悪のケースでは死亡することがあります。

1951年、北海道でニシンの魚を発酵させた飯鮨を、葬儀に集まった親戚にふるまい、14名が発症し、そのうち4名が死亡したことがありました。

ボツリヌス菌芽胞は、土壌や湖・沼など広く分布しています。

www.tameyo.jp

日本では1984年のカラシレンコンの真空パックによる食中毒事例が有名。

13都県市にまたがり、31名が発症し、9名が死亡しています。

嫌気性のため真空パックの中で増殖。

過去にはハヤシライスの具、あずきぜんざいなどでもボツリヌス菌の報告があります。

ボツリヌス症とは

なかには神経毒を美容に利用したボトックス注射もありますが、たいへんな強毒ですから、食べ物に混入すると命に関わるのですね。

食品の保存をよく確認しよう

自分で作った酢玉ねぎ

ボツリヌス菌の食中毒により、50代女性が治療中です。

新潟市は10日、50歳代女性がボツリヌス菌による食中毒を発症したと発表した。

女性は全身に麻痺症状があり、人工呼吸器を装着しているという。

発表によると、女性は昨年11月頃、市内の食料品店で容器に入った要冷蔵食品を購入し、常温保管していた。1月20日の正午頃に口にした際、ブルーチーズのような臭いや味がしたという。

新潟市の50代女性、常温保管した要冷蔵食品を食べ全身に麻痺症状…ボツリヌス菌による食中毒 : 読売新聞

要冷蔵の食品を2カ月ほど常温で保存するうち、ボツリヌス菌が増殖したのでしょう。

レトルト食品の買い置き・賞味期限や保存方法を、よく確認なさって下さい。

それにしても人工呼吸器をつけるほど重篤とは!

早くご快癒しますように。

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乳児ボツリヌス症

ボツリヌス菌

1歳未満だから僕にハチミツを与えないでね

1 歳未満の赤ちゃんが、ハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。

ハチミツやハチミツ入りの飲み物やお菓子は、1歳を過ぎてからにして下さい🍯

 乳児ボツリヌス症は、国内では保健所が食中毒として報告した事例は1986 年以降3 例、医師が乳児ボツリヌス症として報告した事例は1999 年以降16 例あります。

また、欧米でも発生しており、米国では毎年100 例以上の発生報告があります。  

乳児ボツリヌス症の発生原因は、食品としてハチミツが指摘されていますが、ハチミツを食べていない例(国内では井戸水)も報告されています。 

ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。

ごくまれに井戸水から乳児ボツリヌス症となることがあるようです。

 

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食中毒・まとめ

昨夜のテレビ番組で、お好み焼きの粉にダニが増殖して、食べた家族がアレルギー症状を起こしたという事例が紹介されました。

お好み焼き粉やホットケーキミックスの粉は、開封したら冷蔵庫で保管を。

そして要冷蔵の食品を常温に長く放置し、ボツリヌス菌が増殖して神経毒に冒されるケースが、実際に起きたことをお伝えしました。

 

 

 

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