2024年8月25日更新しました
秋はダニの死がいを除去しないと、アレルギーや咳ぜんそくの悪化につながる。
そんな情報を見聞きしますね。
夏に私の夫は、10カ所も足や腕がプツンと赤くなっていて、かゆがっていました。
布団にダニがいたようです。
もちろん私は天気が良い日はせっせと干して、布団たたきでバン!バン!と、近所の迷惑を顧みずにホコリを払いました。
しかし、私のやり方ではダニを撲滅どころか、減らすことさえできていなかった!
間違いだらけのダニ退治と、ダニを増やさないポイントをお伝えします。
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ダニの生命力は驚きの強さ
NHKのお昼の情報番組『ごごナマ』にて、ダニ退治が紹介されました。
番組を見たのは10月12日、夫の皮膚にはダニに咬まれた跡が痛々しく残るグッドタイミング。
「秋は、夏に増殖したダニが涼しくなると死ぬため、その死骸や糞を駆除する絶好の季節です。ダニの死骸や糞がアレルギーの原因となることが多いので、家庭でぜひ行って下さい」
キャスターの言葉に、テレビに見入りました。
ダニは気温25度、湿度70パーセントがもっとも活動的になり、爆発的に増える。人のふけや皮膚のかけらにはタンパク質が含まれているので、それをエサにします。
しかもダニは小さい。肉眼ではなかなか見えません。
0・2~1㎜、ダニの種類で大きさが異なります。
社団法人日本皮膚学会からお借りした画像です。
1㎜あるので、ツメダニかイエダニですね。
布団やぬいぐるみに大量に発生するヒョウヒダニやコナダニを、ツメダニやイエダニが補食します。
ヒョウヒダニやコナダニは小さくて乳白色の体色なので、肉眼で見つけることはほぼムリ。
コナダニは、ホットケーキミックスやたこ焼きの粉も好物ですから、封を切ったときは冷蔵庫で保管を。
アレルギー体質の人が知らずに食べると、アナフィラキシーショック起こす可能性があるのです。
そして、コナダニやヒョウヒダニは人を刺さないけれど、死がいや糞がアレルギーの原因になる。
一方、ツメダニやイエダニが人を刺して、吸血するそうです。
私が最もゾッとしたのは、ダニの生命力の強さ。
- 掃除機の強い吸引にも、ジュウタンの繊維にしがみつき、ほとんど取り除けない。
- 布団の天日干しでも、ダニは元気のまま
- 洗濯機で洗濯をしても10パーセントは生き残る
洗濯しても生き残って、そこから増えていくだなんて……。
この小さなダニですが、人類最強の敵かも!
吸血すると、体が膨れるイエダニ。
鳥肌が立つような画像は、 社団法人日本皮膚学会からお借りしました、感謝いたします。
ダニの弱点は熱!
掃除機の吸引にも負けず、洗濯機の水流にも生き残るダニ、その弱点は?
ズバリ熱です。
40℃で弱り始めて、50℃のまま20分キープで死ぬ。60℃では死滅します。
枕カバーは乾燥機が効果あり。
毛布やタオルケットはコインランドリーの乾燥機、布団はふとん乾燥機で駆除できます。
では、布団乾燥機を正しく使えていますか?
布団乾燥機で退治
わが家の乾燥機は25年前以上前に購入。
冬場に布団が冷たいので、暖めるために使っていました。
しかし、そんな生ぬるい方法ではダニは死なない。
ポイントはダニの逃げ場を作らないこと。
正しいやり方は、布団の端を乾燥機のマットに巻き付ける。
画像はテレビの画面、解りやすいので1枚だけ引用いたしました。
巻き寿司のようにして、さらに毛布を上から掛けて熱がこもるようにします。
このまま90分!
しかも、ひっくり返してさらに90分だそうです。
それから掃除機を布団に時間を掛けて、丁寧にかける必要が!
電気料金が上がってしまう(@@;)
節約しないと生きていけないわが家には、イタい。
黒い袋で密封しダニを蒸し焼き
前に真夏の太陽に布団を干すとき、黒い袋に入れると熱を吸収するということを、これもテレビで見ました。
私はずっと布団が丸ごと入る袋を探して、ホームセンターへ行きましたが、見つかりません。
こちらは空気を通す不織布で、ダニを殺すというより花粉よけ。
ダニを殺すには温度を上げて、蒸し焼きにする必要があるでしょう。
50℃のまま20分をキープ。
密封すれば、ギラギラと太陽が照りつける家の屋根や車の屋根なら、50℃以上になりそう。
布団をくるんで屋根に放置すれば、効果が期待できるのはないでしょうか。
ただし、あまり放置するとビニールが熱で溶けるかもしれません。
湯で布団を丸洗い
論理的に考えると浴槽に熱湯を張り、布団を浸すのもひとつの方法でしょう。
薄くて中の綿がポリエステルなら、できそうです。
ただ真綿なら水を含むと重くなるし、乾燥させるのが困難なので、家庭ではムリ。 布団の丸洗いをしてくれるクリーニング店かコインランドリーになるでしょう。
コインランドリーでふとんを丸洗いする!メリットややり方特集 | コインランドリー・洗濯の情報サイト
上記の記事によると、自分の風呂場で布団を洗う方はいるし、コインランドリーを利用する方もいるようですね。
ちなみに私は、布団を自宅で洗ったことはありません。
一度、クリーニング店にお願いしたら綿が寄ってしまい、やり直してもらったことがある。
なのでどの方法も、自己責任でお願いします!
ダニは寒さに弱い
冬の季節はダニの活動が低くなります。
ダニは高温に弱く、低温にも弱い。
しかし、オール電化住宅などは冬でもぽかぽか。ダニは卵で越冬し、春になるとエサを食べて繁殖に励む。
私の家は築26年の古民家で、冬は凍り付くような寒さなのでダニは冬眠しているのでしょう。
高い湿度をダニは好むので、年間を通して加湿器であまり湿度を高くしないこともポイントです。
夜間、寝返りすると布団についているダニの死骸や糞が舞い上がり、それを吸い込むことでアレルギーがひどくなるので、掃除機はまめにかけたいですね。
まとめ
テレビでダニを退治するために布団乾燥機を90分、ひっくり返して90分が正しい方法であることを知りました。
しかし夏に布団乾燥機を180分、つまり3時間も使うのは辛いものがあります。
それで来夏には黒いシートに布団を密閉して小1時間ほど、屋根のうえに置いてみようかと考えています。
布団の丸洗いもありますが、お金が掛かるから、いっそのこと買い換えたほうが良くないだろうか?
ダニ対策は悩ましい。
人の生活空間でダニを撲滅することは不可能とのこと。
ダニを増やさないことが重要となります。
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