77歳の黒田東彦(くろだはるひこ)日銀総裁の言葉には、びっくりしました。
「家計は値上げを受け入れている。強制貯蓄が影響している」
金融緩和の維持についてもさらに言及されて、円安ドル高が加速して1ドル132円に。
アップル製品をはじめ輸入品や畜産のえさなど、あらゆるもののが今後も値上がり必須です。
エリート富裕層と庶民との分断について考えます。
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天下り
1944年に福岡県大牟田市にて、お生まれになった黒田日銀総裁は77歳。
2013年に日銀総裁に就任し、残りの任期は2023年4月8日まで。
総裁の年間の報酬は約3,500万円と、日本銀行が発表しています。
黒田氏は天下り役人。
異次元の金融緩和で、手腕をたたえられてきました。
黒田総裁は財務省退官時(最終役職は財務官)に推定5000万円以上の退職金を得た後、同省の「天下り指定席」のアジア開発銀行総裁時代には年間約47万8000ドル(在任8年間でざっと4億円)の収入を得ており、官僚時代の総収入(推定4億円)を合わせると生涯収入は推定10億円を超える。
「渡り鳥」と呼ばれる天下り官僚の中でも最高クラスの待遇だ。
日銀黒田総裁 生涯収入は推定10億円を超える最高クラス待遇|NEWSポストセブン
この記事は2014年のものですから、生涯年収はさらに3億円ほど上乗せして、13億円でしょうか。
なんてリッチな渡り鳥。
私には想像もつかない富裕層です。
黒田氏の家族は妻とふたりの息子。
息子のうちひとりは薬物で逮捕歴という記事がありましたが、黒田日銀総裁は順風満帆の人生といえるでしょう。
玉ねぎの価格に泣く庶民
きのうスーパーで玉ねぎが1個198円でしたが、玉ねぎがないとカレーやパスタを作ることができず、泣く泣く購入しました。
低コストで暮らすために、ご飯は3食おうちで調理。
庶民は電気料金の値上げに怯え、灯油価格等の上昇のため節約に疲弊。
もう限界です!
サバイバル生活の庶民です。
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日銀総裁に庶民感覚を知ってもらうために
年間報酬3,500万円を、350万円に下げたら黒田日銀総裁も少しは庶民の暮らしぶりが解るかもしれません。
夫婦ふたりの平均的な年金・受給額は月額およそ22万円。
年間にして約264万円。
黒田総裁は日銀からの報酬のほか、ご自分たちの年金も沢山おありでしょうから、たとえ350万円の報酬にしたところで、やっぱりリッチ。
悲しいまでに金銭感覚の差は埋まりそうにありません。
日本銀行の黒田東彦総裁は6日、東京都内で講演し、商品やサービスの値上げが相次いでいることに関連し、「日本の家計の値上げ許容度も高まってきている」との見解を示した。
貯蓄ができない世帯、とくに子育て中や教育費がかかる方も多い。
黒田総裁に庶民の声が届くことはなさそうですね。
まとめ
黒田総裁のロジックはこの物価高に耐えれば、来年には賃金も高まるという予想です。
これから外国人労働者が日本に多く移住するようになれば、賃金は上がるどころか、下がる可能性があるのでは?
まずは黒田日銀総裁の報酬を10分の1にしてみると、少しは庶民の生活の厳しさを知ってもらえるかもしれません。
エリート官僚から大学教授・アジア開発銀行の総裁を経て、日本銀行の総裁となって9年の黒田氏と、庶民とのずれについてお伝えしました。
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