樹木希林さんといえば生前は演技派の女優として、ドラマと映画のほかバラエティにも引っ張りだこでした。
若いときから老け役が多くて、私は子どもの時に「ジュリー!」と身をよじる樹木希林さんを本当にお婆さんだと思っていたくらい。
しかし、その樹木希林さんが実は不動産を何棟も所有する大家だったという記事を読みました。
物を持たない生活にこだわり、手土産すら断ったというエピソードもあるのですが、個性的な生き方が光る方だったので、私は見習いたいと思います。
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物を持たない暮らし方で
2018年8月に75歳で亡くなった樹木希林さん。
不動産が趣味で、21歳の時に大田区に戸建てを購入したそうです。
1943年生まれの樹木さんが21歳というと、1964年東京オリンピックの年になるのではないでしょうか。
私が生まれて間もない頃なので、記憶は全くありませんが、日本中が開発の波に押されて、その頃から次第に高度成長期に入ったことでしょう。
今だと都内に戸建てを求めようとすると、最低でも4000万円ほど掛かるのではないかしら?
21歳の若さで、樹木さんは家を買う。
すごいですね。
「芸能人は生活の保障がないから、お金があるうちに不動産を買うべき」
親しい人にはそうアドバイスをしたとか。
樹木さんのお父さんは、薩摩琵琶の奏者でした。
中世のころは盲僧が弾き語り、後に武士の教養としての楽曲も作られた薩摩琵琶。
しかし、それで収入を得ることは難しく、樹木さんのお父さんは警察官だったり会社員だったり。
お母さんはカフェの経営者だったそうです。
そして樹木さんは文学座時代に、大女優の杉村春子に目を掛けられていました。
私は「はなれ瞽女おりん」の映画のなかで、若き樹木さんが盲目の女性を演じている姿に感動しましたね。
女優といえば美しさを誇る感があるけれど、樹木さんはなりふり構わず演技に没頭するタイプ。
破天荒に生きて、お金を貯めているふうには見えませんでした。
しかし、ガッチリと亡くなるまでに8軒もの不動産を所有とのこと。
前にテレビで夕食の支度や家の掃除を自分ですると、樹木さんが話すのを見ました。
売れっ子女優にしては珍しい人だと思いましたが、ふだんは慎ましい生活だったのでしょう。
そうして節約して、不動産投資とは驚きですね。
相続対策は生前に
総額にして何億円もの資産があると、相続税が大変です。
ちまたでは争続といわれるほど身内同士で醜い争いが起きますし、場合によっては血の雨が降る(@@;)
“不動産女王”だった樹木希林さんの家族を幸せにする相続術 | マネーポストWEB
記事によると、樹木さんは娘夫婦と孫を相続人にして、夫の内田裕也さんは放棄とのことです。
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買わない生活でコスト削減
私が住んでいるのは雪深い東北のため、不動産の価値は下がりっぱなしです。
それどころかこの画像のように、うち捨てられた家屋がけっこうありまして、空き家問題がすごい勢いで増えている。
人口もどんどん減っていますから、ふたりの娘たちに「戻ってこい」とは言えません。
「お母さん、要らないモノはどんどん捨ててね。会社員として働く私には実家を片づける暇はないから」
たまに会う娘にはしっかり釘を刺されています。
ミニマリストのライフスタイルに憧れるのですが、私は何もなくても平気というほど達観できていません。
その代わりに服は買わず、スキンケアはやめました。
日課にしているのは、トイレ掃除です。
ええ、金運が良くなるように。
節約生活を実践して、住宅ローンをやっと完済。
次なる目標は、投資に挑戦です。
しかし、NISAの口座をネット証券に申し込むのもけっこう手間ですね。
買わない生活でムダをコストカットして、少しでもやったほうが良いのでしょうが。
投資ブログを読んでいると、みなさん胆力があるなあと思います。
蚤の心臓しか持っていない私は株式の乱高下に、平常心でいられそうにありません。
樹木さんのようにコツコツと貯めて、マンションか中古住宅を買い、人に貸すのはどうかしら?
それにはまず3千万円ほど貯める必要があるのでしょうね。
まとめ
女優の樹木希林さんが不動産が趣味だったとは意外でした。
堅実な生き方に徹して、資産を築いた樹木さんを見習いたいと感じます。
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