妊婦さんへ向けた「先輩パパからあなたへ」チラシが、批判を浴びています。
広島県尾道市が配布をやめましたが、「妻がイライラしている」「赤ちゃんの世話で忙しく、家事ができていない」など、産後の心得が記されていました。
昭和の男尊女卑を令和にまで受け継ごうという、配慮のなさにびっくりしたのでお伝えします。
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妊婦向けチラシ
先輩パパは、赤ちゃんを産んだ妻に対してこんな不満がありますよ。
チラシにはアドバイスが書かれていました。
妻に言われてうれしかったこと
- ○○をしてくれてありがとう(ミルクやおむつ替え)
- お仕事お疲れ様
- 無理しなくていいよ
- 寝かせるの上手
- ミルクの温度がちょうどいい
夫の育児参加に対して、いちいち褒めて持ち上げてほしいのでしょう。
産後で身体がしんどいとき、ムリな気がします……。
いやだった言葉や態度
- 訳がわからないが、イライラしている
- 少しのことでイライラし、当たられる
- 赤ちゃんの世話で忙しく、家事ができていない
- 何もしてくれない・赤ちゃんの世話をしない
- お帰り・お疲れ様の声がけがない
- 赤ちゃんの抱き方が下手と言われる
チラシを尾道市はこれまで約600枚、郵送して配布。
もちろん税金です。
「産後の女性の心身の状態を軽視した『もっと夫のケアをしろ』というメッセージを市として発信している事が問題」「男尊女卑の臭いがプンプン」などの批判があふれた。
市への抗議は25日午後2時までに電話21件、メール145件が寄せられたという。
市は24日で配布をやめ、平谷祐宏市長は「妊婦さんや産婦さんなど、子育てに関わる方々の心情にそぐわない内容であり、多くの方々を不快な思いにさせてしまい、大変申し訳ありませんでした」とツイッターに謝罪を投稿した。
健康推進課の高橋彰課長は「子育てに役立ててもらおうと作成した。配布開始から5年、これまで内部から問題を提起する声は皆無だった」と、釈明に追われたようです。
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産後うつ
産後はホルモンバランスがくずれることや、出産時の身体のダメージなどで、気持ちがもろくなる女性が多いです。
尾道市のチラシは、赤ちゃんを産んだばかりの若いお母さんを追い詰めることになりかねない内容。
妊産婦の死因は自殺がトップなのに、悲しいほど配慮がありません。
メンタルをフォローする気遣いがほしいです。
男性の家事参加を推進しよう
「男子 厨房に入らず」という考えはもう古い。
赤ちゃんの世話に追われて家事がおろそかだと、新米ママを責めるのではなく、パパあるいは父親・義父が率先して家事に手を出してほしい。
ところで、日本人は減り続けています。
高齢者が亡くなり、生まれる赤ちゃんの人数が最小を更新し続けているのですが、政府や経団連は海外からの移民でカバーしようと懸命。
生活保護も外国人に支給されないときは、マスコミと人権団体が自治体を猛攻撃。
日本人が減るように、情報が操作されているのかもしれません。
本当なら移民政策より、日本女性が安心して産み育てることができる政策にもっと力を注いで、意識改革してほしいです。
まとめ
妊婦向けチラシが炎上。
それは、赤ちゃんを産んで間もない女性に「家事がなっていない」「夫の世話をおろそかにしている」と、責める内容でした。
これでは少子化対策をいくらやっても、赤ちゃんを産んで育てたい女性は増えそうにありません。
産後は1年間くらい、心身を気遣う必要があることを中心にお伝えしました。
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