28年も着ていない夫のセーターがあります。アイボリーで私が好きな色だったので、処分できなかった1枚。
「そんなものは捨ててしまえ!」
「断捨離祭りをして、いらないものをまとめて処分し、スッキリしよう」
捨てることがブームになって久しいのですが、私はあえて活用したいと思いました。
ウール100パーセントで暖かいのです。
セーターをカーディガンに改造する方法をお伝えします。
スポンサーリンク
作り方は簡単
メンズセーターを女性用のカーディガンにするには、まず前中央からハサミを入れて切り開く。
それだけの作業で、カーディガンらしくなります。
あとはボタンを付けるか、ファスナーにするか。
100均セリアのファスナーを前に買いました。
座布団カバーを古い着物地で作ろうと考えて買ったファスナー。
まずはハサミをいれた端がほつれないように、かがり縫いをしましょう。
太めの刺しゅう針に、私は30番のベージュの糸を通して縫いました。
同色の糸を使うと、縫い目がふぞろいでも目立ちません。
30分もあれば両端が縫えると思います。
これだけのハンドメイドで着ることができます。
あっという間にメンズセーターが私のカーディガンに早変わり。
羊毛が高騰
画像は着てみたところです。
へたに赤いファスナーを付けるより、ないほうがシンプルで良いかも。
このセーターはまだ新婚時代に私が夫のために買った1枚。ところが夫は着てくれません。
「なんか毛糸ものはチクチクするから、トレーナーのほうが好きなんだ」
ウール100パーセントなのに……。
それから28年、タンスの底に眠らせていましたが、ウールが高騰しているのでカーディガンにしました。
古着屋やリサイクル店に持って行っても10円にもならないかもしれません。
それなら私が着倒そう。
羊毛が高騰して、学生服は値上がりしました。
値上がりの理由は、羊がマトン肉として出荷されてしまうから。
中国で火鍋が流行。
中国、火鍋からネズミの死骸が出て株価暴落、損失1.9億ドル | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
中国版しゃぶしゃぶが、火鍋。
辛味のあるタレが人気とのこと。
火鍋の食材としてヒツジ肉の 需要が高まり、生産国のオーストラリアでは羊毛より儲けられるため、肉の出荷が激増。
回り回ってウール製品が値上がりし、昨今はコート類も化学繊維が主流です。
ちょっとした工夫で、買わなくて済みます。
私はウールの暖かみを好むので、この冬は自作のカーディガンをふだんの羽織り物として大いに活用 したいと思います。
スポンサーリンク
外出着は趣味の着物で
先日、紅葉狩りを楽しみました。
姑から頂いた藤色の小紋の着物と黒い羽織で。
92歳の姑が嫁ぐ娘のために、40年以上前に自分で縫った着物と羽織です。
その娘さんは、私の夫の姉になるのですが、33歳で病気のため亡くなりました。
黒い羽織も着物も袖を通すことがなかったそうです。
ちょうど命日も近かったので、ご供養のために着て歩きました。
「人の死には2度ある。1度目は肉体的な死。2度目は誰の記憶から忘れ去られてしまうとき」
私が結婚する前に亡くなった義理の姉なので、会ったことはありません。
仏壇の上の写真を見ると、やさしそうな雰囲気。
「お義姉さん、ありがとう。一緒に紅葉を眺めましょう」
秋晴れの空が微笑んだ気がします。
着物が好きなので、母や姑の頂き物を着ています。
背が低い私は、昔の着物でも寸法が合う。チビで良かったことが着物のサイズ。
洋服が似合わないので、できるだけ着物をお出かけ着にしたいところです。
草履が痛いとき、サンダル靴に履き替えることも。
人の目より、自分の気持ちを優先しています。
娘ふたりの成人式には、私の振袖を着せました。それで費用をぐっと抑えることが出来ます。
まとめ
タンスに眠ること28年のメンズセーターは、カーディガンにすると羽織り物になりました。
捨ててスッキリは、もちろん必要です。ただウール100パーセントなどは手に入りにくくなったので、できるだけ使い倒したい。
ゴミを出さないことで、環境に負荷をかけない暮らしをする。それもひとつの目標にしています。
関連記事をいかがですか
スポンサーリンク