
JAと言えば、米や野菜に金融事業や保険も扱っている大きな組織です。
読書の秋、図書館にリクエストして「対馬の海に沈む」窪田新之助著を読みました。
リアルな取材に基づき、開高健ノンフィクション賞に輝いた1冊です。
驚きのJAの闇についての本、感想をお伝えします。
スポンサーリンク
対馬の海に沈む

2019年に長崎県の対馬で起きたJA職員の死と、横領疑惑を追ったノンフィクション作品。
すごい人気本で、やっと借りることができました。
「あなたの次に4人待っていますから、延長は出来ません。
お読みになったら、すぐ返してください」と、図書館スタッフ。
2024年の第22回開高健ノンフィクション賞を受賞し、著者は窪田新之助氏。
人口わずか3万人の長崎県の離島を舞台に、日本一の実績を誇り「JAの神様」と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落。
44歳という若さで溺死するところから、徐々に謎が解き明かされます。
巨額の横領とは?

44歳のJA職員には、横領の疑いがありました。
その額が22億円。
その詐欺のひとつは、共済に加入している顧客の家などが台風被害にあったら、過大請求すること。
職員は過大請求するために、倒壊した家屋の画像を何千枚もPCのフォルダに保管していました。
本来は実際の被害の状況を添付するのに、破壊された別の画像を添付して請求。
実はわが家は県民共済の新型火災共済に加入しています。
過去記事にコメントを頂きました。
「今年の台風18号で、屋根が半分はがれ、県民共済の新型火災保険)に行くと、60万円(見舞金)までと言われてがっかり。
安かろうまずかろうです。やめます❗
600万円? 地方によって違うの? 」
私は家が壊れたことがなくて経験がありませんが、共済は損害の手当金が薄いのかなと思っていました。
ところが特定の地区で、JA共済が手厚く見舞金を出していた。
それはそれで問題ですね。
なぜなら得する人がいれば、ほかの加入者が損するから。
建物更生共済 むてきプラス「建物」|「いえ」に関する保障|共済をお考えの皆さま|JA共済
亡くなったJA職員は天才的な営業トークとイケメンの見た目、さらに共済の盲点を研究したのでしょう。
スポンサーリンク
営業ノルマ

JAや郵便局にはノルマがあることは、よく知られています。
でも部外者の私は、その厳しさをよく知りませんでした。
自腹営業は序の口、借金をしても組織のために稼がなければならない。
巨額詐欺の裏には、組織の問題があるというのが、本書のテーマです。
作家の窪田新之助さん、イケメンですね。
窪田新之助 /集英社 2,310円(税込)
ミステリーのような面白さですが、地元の方にとっては、やりきれないかも。
ところで奥様、対馬の名物料理は鶏のいりやきですって。
【送料無料】対馬名物 鶏のいりやき (鶏肉320g・スープ500g)×3袋 お取り寄せ 郷土料理 鍋物セット 鶏鍋 九州 長崎 つしま
対馬は韓国と地理的に近いのですが、歴史ある日本の領土。
蒙古襲来のときは、犠牲者が多く出ました。
そんな対馬は、貴重なはちみつも特産品。
日本で獲れる国産ハチミツ、希少です🍯
まとめ
読み始めたら面白くて、つい夜更かししました。
「対馬の海に沈む」
感想をお伝えしました。
JA対馬の職員だった西山義治さまのご冥福をお祈りします。
スポンサーリンク
