写真はクアラルンプールのショッピングモールです。大きな吹き抜けの造りが珍しく感じられて、撮影した1枚です。
マレーシアの経営者は華僑が多く、風水で商売に吉という家相がこの中央部分の大きな吹き抜けだとか。
土地面積が広くなければこんなふうには建てることができませんね。首都にはこういう大きな商業スポットが何カ所かあります。
仙台のさくら野百貨店
さて、仙台市にある「さくら野百貨店」が自己破産のニュースにびっくりしました。たまに出かけることがありますが、JR仙台駅前は人通りが多く、私が住む街よりもずっとにぎやかに映っていたのです。
負債はおよそ31億円。売上の減少は郊外型のショッピングタウンに客足を奪われたことや、東日本大震災の影響も大きいそうです。120名の従業員は解雇とのこと。
どうしてこのニュースに驚いたかというと、私の暮らす町にも「さくら野百貨店」があって、月に数回は行くから。よくのぞくのは書店と百均のセリアですが、上の階にはレストランと温泉もあるんです。
経営母体が違うので、私の町は通常営業。
そのことにほっと胸をなで下ろしました。
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レジャーとショッピングの複合施設
私の町に「さくら野百貨店」がオープンしたのは20年以上前。
プール・スパとホテルを併設した商業施設でした。記憶ではプールの入場料は大人ひとり1500円、子どもは700円くらい。子どもがプール好きだったので、何回か連れて行ったのです。
その後、改装されて温泉とサウナになってからは、商業施設のほうだけ利用。といっても催事やウィンドーショッピングが主です。
田舎の冬は出かける先がデパートしかないので、けっこう楽しんで眺めています。
地元の商業施設の今
このごろ、地元紙をにぎわせているのは県庁所在地の大型商業施設の巨大な赤字にともなう閉店です。
駅前の一等地。こちらは市役所として機能させることになりました。市役所が老朽化し、建て替えの話があったのですが、新築せずに商業施設をリノベーションして使うことに。第三セクターで、前々から多額の税金が投入されてきた施設なのです。
そんなわけで地方はアベノミクスの好況なんてぜんぜん関係がない感じです。
お年寄りが多い上に、中年世代もかつてのように服や雑貨や買おうという人が少ない。
シンプルライフやミニマリストが浸透し、買わない生活を取り入れたり、アマゾンなどネット通販から購入するケースもあったりして、平日のデパートは閑古鳥が泣いています。
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暮らしの急展開
いまは買わずにレンタルで済むなら貸衣装でいいし、本は図書館から借りて、モノを持たない暮らしへ急展開しています。
昭和の時代とはまるきり違う。
モノはいらない、車もいらない、家も土地もいらない。
お金だけ要る!
将来が不安だから、とにかく貯金したい。
そんな方がますます増えているのでしょう。
お金に振り回されたくないと私は考えますが、渦に巻き込まれているのが現実です。
商業施設の閉店は寂しさがあります。
ですが、実はもっと深刻なことが地方では進行中。
それは水道事業の計画を見直す、あるいは中止という町や村が出てきていること。
田舎ではインフラが危機的になってきているのです。
まとめ
地方の景気はよくありません。商業施設のなかには赤字を抱えるところがあり、いつ店を閉じてもおかしくありません。
都会と田舎の2極化がこれからも進みそう。
私が暮らすのは最低賃金における時給は716円という地域。ですから、購買力は低いままです。
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