安倍首相は消費税を2019年10月から10パーセントにする予定であることを、9月10日に発表しました。
軽減税率が導入され、食料品や新聞は低所得者対策として8パーセントの見込みですが、外食は10パーセントとなります。そして、アルコール飲料や酒類も10パーセントと税率が上がります。
家計にボディーブローのように響く消費税の増税についてお伝えします。
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消費税の増税は庶民を直撃する
自民党総裁選の共同記者会見で安倍総理大臣は「消費税は予定どおり引き上げていきたい。
今までは5分の4が借金の返済に使われていたが、今度は、半分が子どもたちの教育に使われる。
しっかりと前回3%上げた時の反動減をよく学んで、対応していきたい。自動車や住宅の消費を喚起する、あるいは商店街などの売り上げに悪い影響がないよう、きめこまやかな対応をしていきたい」と述べました
「消費税は予定どおり引き上げたい」安倍氏 | NHKニュース
- 子どもの教育に消費税の半分を使うのだから、国民は受け入れろ
- 自動車や住宅の消費には落ち込まないように配慮するよ
要点はそうなります。
日本は団塊世代の方々が後期高齢者となるので、医療費や介護費がうなぎ登り。
選挙の票が欲しい政治家は、高齢者に手厚い政策を施してきましたが、今後は方向を徐々に変えるかもしれません。
高齢者の方々は年金によって暮らしているケースがほとんどです。しかし、少しずつ年金額が減らされて、生活が苦しいという声が上がっています。
一例をあげると、わが家を建ててくれた大工さんは腕の良い職人でしたが、勤め先が小規模で厚生年金を掛けておらず、国民年金だけ。
「満額をかけてきたけれど、国保料や介護保険料を引かれるから、月にすると55,000円くらいしか貰えない」
それでも田畑があるので何とか暮らせるようですが、現役時代からすると収入は激減。
これが地方に暮らす高齢者のひとつの現実です。
食料品が8パーセントのままでも、故障した家電の買い換えやちょっとした息抜きの外食には、しっかり10パーセントの税金がかかることを考えると、家計を直撃するのは必須といえるでしょう。
アルコール類も10パーセントの消費税の負担となります。
国の借金はどこまで本当?
想像もできないほどに、膨らみ続ける国の借金。
国の借金が1087兆円に増加したと日本経済新聞は報じたのが2018年5月10日です。
国民1人あたりの借金859万円。
ということは、夫婦ふたり暮らしのわが家は1,718万円の借金なの?
今春、赤ちゃんを産んだ20代の娘の家は2,577万円!
これじゃ、子どもが増える度に借金も莫大になって、気分が重苦しいものになりますよ。
借金の下敷きになりそう。
国の借金、1087兆円に増加 3月末、国民1人当たり859万円 :日本経済新聞
ただ、日本は海外の国から借金をしていません。
海外からの支援を受けて、インフラ整備もしていない。
その点は救いで、ベネズエラのような急激なインフレはいまのところ起きる気配もない。
国の借金額を聞くとギョッとしますが、日本は海外の国に貸し付けをしていますし、国有地もある。
純粋な負債がどれくらいか。
財務省も把握していないのか、わかっているけれど増税をするために隠しているのか。
国の借金1,089兆円が煽りであってほしいです。
便利さはスキルを奪う
さて、外食や店内飲食は、2019年10月から10パーセントの消費税になる予定です。
ファミレスやフードコート、ハンバーガー店での飲食は10パーセント、一方テイクアウトやそば屋の出前は8パーセントという、ちょっとややこしい展開に。
計算する側の飲食店にとっても、手間が増えそうです。
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おうちご飯は買って食べる時代
- 若い女性が料理をしなくなった
- まな板のない家庭がある
- コンビニ弁当ばかり食べている
- カップラーメンの消費が多い
- 栄養が偏り、貧血の人が少なくない
そんな声をよく聞きます。
便利な世の中なので、食べたいなら買えば済む。
キャベツを丸ごと買うより、調理済みのサラダのほうが便利なのは事実です。
40daikoukaishinai.hatenablog.com
id:takuya500さんは、飲食店で働いていた経験からカット野菜についてお書きになりました。
手軽なカット野菜は薄めた消毒液に浸けてから出荷される。
常識かもしれませんね、菌に汚染されたら、大変なことになりますから。
消毒液は害がないとされ、食べても大丈夫とのこと。
一方、便利さに慣れてしまうと、野菜を自分で切るスキルを失うことに。
節約の面からすると、キャベツを丸ごと買い、サラダやベーコンとの炒め物、回鍋肉に使い回すと、栄養も摂れて経済的です。
消費税10パーセントになるほかに、様々な社会保険料も上がることが予想され事実、赤字に悩む国民健康保険税は 年々、重税感が増しています。
ギスギスでなく、楽しむ節約ライフを送りたいものです。
まとめ
2019年10月から消費税が10パーセントになる見込みが強くなってきました。
庶民の暮しは一段と厳しさを増しそうです。便利さに甘えずに、あえて手がかかるライフスタイルにすれば、少し節約になるかもしれません。
料理を工夫する、おうちご飯が最も安上がり。
外食が多い家庭は、税負担が増えるので注意が必要です。
2018年10月16日、更新しました。
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