私より4つくらい年下の50代の奥様は、「歩くパワースポット」と称されています。
損得勘定がなくて、やさしく明るい方なのです。
お会いして話すうちに、元気になれる友人について、お伝えします。
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旧家に嫁いで
50代の友人は、短大を卒業後に幼稚園の教諭として働き、ご主人に見初められ結婚。
嫁いだのは部屋数が12もある大きな家で、庭園もありました。
明治・大正・昭和と事業を拡大させた旧家。
でも、相続税が億単位だったそうで、さらに時代とともに事業が衰退します。
彼女は工場の事務を担い、子育てが一段落すると、工場のスタッフとしても勤務。
とても厳しい姑と同居し、朝は4時に起きて、家じゅうを掃除。
子ども3人とご主人に朝食を準備してお弁当を作り、自分も出社するという毎日だったのです。
それでも彼女は、義母に教えられたとおりに、ご仏壇に燈明をともして、先祖を敬うことを忘れません。
信心深くて、神社巡りが趣味なのですね。
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トイレ掃除は神社や公園も
50代の友人は、職場の古参・従業員から嫌味を言われ、辛いことがありました。
社長夫人といえ若いから、ベテランのスタッフに「借金の返済が大変なら、子どもを大学に入れないで、働かせればいい」と言われると、唇を噛むしかなかったのでしょう。
くやしさはあったでしょうが、彼女はトイレ掃除の開運法に励みます。
自宅や職場はもちろん、近くの神社や公園のトイレも掃除したのです。
そして、周辺のごみ拾いも欠かしません。
「ゴミを拾うことは運を拾うこと」というのは、彼女から教わったことです。
歩くパワースポット
彼女は決して人の悪口を言わない方。
はじめてお会いした時、お子さんたちの長所やご主人の美徳を話題にしても、少しも自慢げでなく、心から家族を愛していることに、私は感じ入りました。
いまは退職され、幼児向けのボランティア活動をされ、「毎日が楽しい」と笑顔を。
周囲に自然と元気を、授けてくれる方です。
彼女を、歩くパワースポットと表現したのは、伊勢神宮でお友達になった方で、言いえて妙ですね。
まとめ
高額な自己啓発セミナーやスピリチュアルに頼らず、トイレ掃除やゴミ拾いで、運を上昇させる友人についてお伝えしました。
私は彼女にお目にかかると、いつもハッとさせられます。
きれいな心持は、周囲を明るく照らすのでしょう。
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