日銀がマイナス金利の解除を発表し、政策を転換しました。
私たちが家を建てた1992年は土地バブルを解消するため、公定歩合が大幅に引き上げられた年。
取引のあった信用金庫が、なんと固定金利の住宅ローンを7パーセントで提示。
長く返済に苦しんだので、持ち家と賃貸、住宅ローンについて考えます。
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持ち家派と賃貸派
「住み替えができる賃貸の方が良い」
「今は勤めても終身雇用ではないから、住宅ローンを組むのはリスクが大きい」
先日、テレビで経済ジャーナリストたちが、口々に賃貸を推奨。
時代は変わりました。
30年前は圧倒的に持ち家派が多かったのです。
男たるもの、家を建てなきゃ、一人前じゃない。
そんな風潮がありました。
住宅ローン金利7パーセント
1992年当時は、金融機関がとても強気。
会社へ貸し剥がしを進めて、自殺する社長が続出した時期でした。
夫は金融機関の言うがまま、7パーセント25年返済で住宅ローンを組んだのです。
その時はネットが全く普及しておらず、情報がなく、夫も私も無知だった……。
2400万円を借り入れして、月の返済は17万円あまり。
25年間の総支払額は5千万円越え。
夫の連帯保証人だった28歳の私は、経済的な不安に震えました。
5年後に変動金利にし、さらに金融機関を変えて、最終的な金利は2.8パーセント。
月々の返済は11万3503円でした。
変動金利が上がったら、どうしようと絶えずびくびくしていたのです。
預金金利
私が20代のころは、銀行に預けただけでお金が雪だるま式に殖えました。
だから退職金を銀行に預けたら、リスクなしに利息で暮らしが潤う。
30年以上前は、年金と銀行預金の利息で豊かな老後が送れたことでしょう。
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政策転換
マイナス金利を解除しても、0.1パーセントしか上がらないので、現在の住宅ローンの返済額はほとんど変わらない見通しです。
ちなみに夫が住宅ローンを返済し終えたのは、59歳の時です。
雪国は外壁が傷みやすいため、家の寿命を延ばすことが、わが家の課題。
低年収世帯のわが家にとって、家賃がかからないのは助かります。
まとめ
マイナス金利の解除により、住宅ローン金利は少し上がるかもしれませんが、それほど大きな変動はないようです。
うちは住宅ローンを抱えていたときは、老後資金を準備できませんでした。
もっと若いうちから、金利の勉強をするべきだったと、反省していることをお伝えしました。
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