びっくりニュースに青ざめました。
ティシュペーパーが品薄のため、値上がりするというのです。
紙製品は全般的に原料パルプ不足とのことで、家にある在庫を確認。
ティシュボックスが10箱あり、雑草の花粉に弱い私はひとまず安心しました。
1970年代のオイルショックや、2011年に発生した東日本大震災の後もティシュやトイレットペーパーが店頭からなくなったことがあります。
値上がりに対抗して、紙類を節約する究極の方法をお伝えします。
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パルプ不足が世界各地で起きている
ティシュやトイレットペーパー、コピー用紙の値上がりが続いていますね。
どれも数十円ずつ価格が上がっています。
たかが数十円と、あなどってはいけません!
原油もイランとアメリカの緊張から値上がりしていますから、ガソリンや輸送費、ビニールハウス栽培での作物も、みんな値上がり。
それに、ティシュやトイレットペーパーは毎日使うので、値上がりはイタいですね。
パルプ不足は貿易戦争の影響があり、紙おむつや生理用品など、さまざま生活物資の値上げにつながるのです。
パルプは、ペーパータオルなどの消費者向け製品の主原料というだけでなく、それを材料として作られる梱包材料は、多くの企業が使っている。
紙製品の生産出荷コストが増大する中で、消費者は、ティッシュや生理用品など日用品の支出負担が増大するリスクに直面する。
ティッシュやトレパ値上がりに拍車か、パルプ問題の深層 | ロイター発 World&Business | ダイヤモンド・オンライン
私が見たニュースでは、印刷業界も苦慮しているとか。
顧客のニーズに合わせた注文に、応じられないのだそうです。
雑誌や本も値上がりでしょうか?
谷崎潤一郎の「刺青」・復刻版を持っていますが、本の箱が工芸品のように美しい。
明らかに庶民向けではありません。
富裕層が手に取って、書棚に並べて見栄えが良いような作り。
紙の本は本来、読むためと飾るためだったのかもしれませんね。持っていることがステータスだったのでしょう。
『刺青』は倒錯的で、ゾクッとする面白い小説ですが、装丁は上品。紙の本はもう、こんな風に手間暇をかけて、作られることはないかも。
ティシュを半分にする?
さてティシュを半分にして2倍、長持ちさせる方法はけっこう有名ですね。
半分ティシュ、作り方は簡単ですが、よく切れるはさみを準備しましょう。
箱を半分したら、ティシュも半分にします。
10枚以上、重ねるとけっこう切りにくいので、少しずつ……。
うちのキッチンばさみ、切れがわるい(@@;)
あっという間に分身して、2箱になりました。
今は100均でも、半分ティシュのカバーがありますから、インテリアとしてかわいく仕上げることができそう。
この半分ティシュは、重宝するときがあります。
それは入院時。
個室でないかぎり、ベッド周りはきゅうくつなものですが、場所をとらない半分ティシュはベッドの食事用テーブルに置くと便利なのです。
作り方はYouTubeにもありますから、どうぞ。
【DIY】1つのボックスティッシュを2つに!半分ティッシュボックスの作り方〔#32〕
トイレットペーパー で代用
私はキッチンに一巻きトイレットペーパーを置いて、ガス台の汚れなどをさっとひと拭きしています。
ティシュペーパーがもったいないから。
でも、祖母が生きていたら、今の私の暮らし方に眉をひそめるかもしれません。
大正11年生まれの祖母は、戦争を体験していることもあり、とっても倹約家でした。
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昭和30年代の暮らし方
私は子どもの頃、大正生まれの祖母の家で 過ごしたことがありました。
東北の田舎です。
畑に肥やしをまく祖母を記憶していますが、毎日が節約生活!
祖母は日めくり暦をはじくと、手でよくもんで柔らかくしてから、鼻紙として使用。
その当時は、ティシュは普及していませんでした。
白いちり紙があって、それは高級な感じ。
トイレの落とし紙は四角い再生紙のような紙でしたが、祖母はふだん新聞紙も使っていた(@@;)
紙は大切だったんですね。
私の記憶にあるのは昭和40年代からですが、なにせ田舎ですから囲炉裏やカマドがある古い家でした。
ウェスの出番!
私は先日、夫が気に入っていたポロシャツを断捨離。
袖口がボロボロでしたから。
で、それをウェスにするために切り刻みました。
ティシュやキッチンペーパーが値上がりするので、今こそウェスの出番!
「ウェスにしようと思ったけれど結局、使わないから、捨てたわ」
そんな声があります。
使ったらポイと捨てられるティシュは便利ですが、パルプは有限です。もともとは広葉樹ですから。
そして、使い捨てのライフスタイルはそろそろ限界。
とくに プラスチックは自然界でなかなか分解されません。
年間100万羽の海鳥が餓死というのは、プラスチックゴミを親鳥がエサと勘違いして、幼鳥に与えてしまうんですね。
幼鳥が栄養不足で死んで、亡骸が風化してもプラスチックが色も鮮やかに残るという残酷な映像を私は忘れることができません。
環境を次代にプレゼントする私たち
紙類が値上がりして、子育て世帯はたいへんですね。
紙おむつやウェットティシュも価格上昇がじわりときますから。
でも、これ以上、地球環境を悪化させたくないと思います。
プラスチックビーズ、回り回って私たちの体に取り込まれているでしょう。
次の世代が、安心して暮らせる地球をプレゼントするのは私たちの責任。
そのために少し手間がかかっても、使い捨てをやめていきたいですね。
ティシュも節約すれば、2倍長持ち。
さらにウエスも使うと、紙類の値上がりを怖れることはないでしょう。
まとめ
使い捨てや大量生産・大量消費の暮らし方を見直す時期かもしれません。
パルプ不足で紙類が全般的に値上がり。
秋には消費税も10㌫になる予定ですし、家計に響きます。
半分BOXティシュは簡単に作れて、2倍長持ち。
地球の環境はレッドカード発令中なので、プラスチックの多用も気をつけましょう。
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