2022/03/27更新しました
あなたの周囲にトラブルメーカーはいませんか?
私は今週、ある女性の言動に、うんざりさせられました。
その方は出しゃばりで、ときに恫喝まがいのことも口にされます。
なぜ、こんなにも攻撃的なのか。
私がイジられるのは、どうして?
そんなときは精神科医の片田珠美さんが書いた新書「他人を攻撃せずにはいられない人」が参考になります。
本のレビューと、私が取った対策をお伝えします。
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他者への攻撃とは?
世の中には、攻撃的な人が少なくありません。
人を陥れて、自分が甘い汁を吸おうとしたり、優位に立とうとしたり、さまざまな攻撃があります。
- 暴言を吐く
- 支配をしたがる
- けなして自信を失わせる
- 優しいふりをして、水面下で工作をする
- 心理的負担を負わせる
- ターゲットのせいにして、責任から逃れようとする
上司と部下、夫と妻、親と子どもなど、対人関係は主従になりやすいですね。
攻撃する人が望んでいること
なぜ、あの人は私にプレッシャーを与え続けて、困らせてばかりいるの?
そう感じるときは、次のことを覚えておきましょう。
攻撃欲の強い人は、ほかの誰かが上手くやっているのが許せない。
はい、これに尽きます。
他人の成功や幸福が、妬ましくて心理的に耐えられないのです。
そのために強い怒りや敵意に突き動かされている。
つまり、他人の幸福を破壊したい欲望が、腹のなかで渦巻いています。
さらに利害が絡むと、自分の望みを手に入れるうえでの邪魔者に対して、攻撃の刃を向ける。
こういう人が上司だと、部下はメンタルをやられてしまう。
それから、あからさまでない人も、コワいですよ。
他人の不幸は蜜の味。
表面はにこにこと柔和な笑顔、しかし悪意を持って接してくる人には、要注意です。
ターゲットにされても見抜けない
暴言を吐く、あるいは常に自慢話をして相手を見下すなどは、わかりやすい攻撃といえるでしょう。
「あなたのために」とか、「こんなに世話をしてあげたのに」とか「ご飯を食べさせたのに」とか、恩着せがましい人にも注意をしてください。
上司や親、夫と婦の関係、親戚がそんな言葉で、あなたの全てを支配しようとすることがあるのですよ。
しかし、見抜くことは簡単でありません。
一緒にいると、グッタリ疲れてエネルギーを空っぽにさせられた気持ちになるときは、相手に支配欲があって、大量の仕事や責任を押しつけられている可能性が高い。
- 息子の夢を打ち砕こうとする父
- 妻の自立をはばむ夫
- 自分の愛人をポストにつかせるために、現職をやめさせたい上司
いろんなケースが本書に載っていました。
特定の人といると、心身の不調を感じるというときは、すでにあなたはターゲットにされているかもしれません。
暗示にかかりやすいのはカモの証拠
この本は攻撃する人の心理と、抵抗できずに心を破壊された側の両面を解説しています。
他人を信じやすく、性善説に立って物事を考える人は、攻撃欲の強い人にとって、カモになりやすい。
本の著者である片田珠美さんは、「あなたをターゲットにした人が、反省したり謝ったり、心を入れ替えたりすることを期待しない方が良い」と断言。
なんでも他人のせいにして、甘い汁を吸う人の性根が変わる可能性はないとのこと。
ターゲットにされやすい人が、何をされても怒らない寛大な心持ち主であることは、覚えておきたいことですね。
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相手に抗議した私
若い頃の私は、気弱で他人に操作されやすい人間でした。
なにしろ、親への反抗期は40代になってから。
親に口答えができないくらい、性格が弱かったのです。
冒頭で話した私にとって迷惑な人は、町内の70代女性。
元は大病院の婦長さんで、いまも大変に頭の回転が早い方。
あることないことを、これからも言いふらされても困る。
なので、電話して真意を確かめたのですが……。
独演会でした(~_~;)
弁解ばかりで、自分は何も悪くないのオンパレード。
ただ、彼女の回りはトラブルが絶えない。
そしてかつて、彼女の姑は勤めに出る嫁の代わりに孫の世話をしていたけれど、いつも小言をいわれるので、うつ病になったそうです。
私にとって他人なので、距離を保てば実害はそんなにありませんが、家族なら堪らないでしょうね。
結論をいうと、私は抗議したことで、気持ちに区切りがつきました。
「他人を攻撃せずにはいられない人」では、聞き流すことができれば、最良とのこと。
ですが、私は怒りを封印したままだと、不眠症になるので行動を起こしたのです。
著者の片田朱美氏は、精神科医。
このごろテレビにも出演されています。
顔の表情に特徴があって、はじめはびっくりしました。
目をとても大きく見開いて、目玉が飛び出しそう(@@;)
ともあれ、精神科医として多くの臨床に関わり、犯罪心理や心の病について分析するエキスパートです。
ラジオのテレフォン人生相談のパーソナリティ・加藤諦三氏は、300冊以上の著作があって、ほとんどが傷付きやすい心を持った人に向けたものです。
ブックオフにもけっこうあるので、悩み多き方は手に取ると良いでしょう。
まとめ
いじめのターゲットにされ続けると、強い欲求不満を胸底にためてしまいます。
しかし、本人は「あの人は私のことを思って色々としてくれるのだから、もっと期待に応えなければと、思いがち。
でも、我慢し過ぎると、疲弊してしまいますね。
その自覚があるかどうかで、対処の方法も違ってきます。
気づいたときに問題の芽を摘み取らないと、相手はますます増長して、困ったことが増えてしまう。
そんなときは「他人を攻撃せずにはいられない人」の本を読むと、解決の糸口が見つかるに違いありません。
片田珠美氏の新書レビューを中心にお伝えしました。
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