一見、きれいに片づいて見えても、クローゼットや押し入れを開けると、衣類や寝具がギュウギュウに詰まっていることはありませんか。
わが家はなんとか汚部屋を卒業して、床面積を広くしました。
でも、夫のブレザー箪笥を開けると、閉めきりだったため空気がよどみ、衣類が苦しそうに悲鳴を上げていたんですね。
使っていないモノを詰め込んでいると、気持が重くなることを実感。
そこで、着ない服を町会のリサイクルの日に出したので、資源回収についてお伝えします。
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衣類を処分したいとき
ブランド品や購入から数年しか経っていない洋服は、メルカリやヤフーオークションに出品したり、オフハウスやセカンドストリートに買い取らせることができます。
けっこう高値がつくと、ほくほくと懐がうるおいますね。
ところが、現在わが家にあるのは、とうてい売れそうもない服ばかり。
そのなかでも、とりわけ不人気なのは安物の和服かもしれません。
私は年代物の木綿と、化繊の着物をようやく処分することにしました。
「孫娘にどうかしら?」
実母から10年以上も前にもらった着物は、仕立てたものの袖を通してないそうです。
母は本家でいらなくなった着物を、「もったいない」と思って、引き取ったのでした。
しかし、昨今は絹の着物ですら、着る機会がないですね。
私は着物が好きで、リサイクルの物もあるし、親戚からもらった物もあります。
でも、これからは本当に好きな着物だけを持ちたいと思うように。
それで、写真の3点を町会のリサイクルに出したのです。
あと、夫の若い頃のスーツも出しました。
35年前に7万円もしたオーダーメイドの背広。
生地がしっかりして虫食いもないけれど、サイズアウトで着ることができない。
それで資源回収の日に袋に詰めて、家の前に置くと、町会の方々がトラックで回収してくれます。
私の町会ではシーズンごとに、新聞紙や段ボールとともに衣類や古布の回収を実施。
- 衣類は和服も含む。
- 古布はシーツや布団カバーなど
衣類と古布は別々の袋に入れるように、回覧板が回っています。
古着や古布はどこへ?
かつては燃えるゴミとして処分されることが、多かった古着たち。
現在、資源回収で集められた古着は、工場へ送られます。
そういう会社では、送られた古着をひとつひとつチェックして、選別。
- 服として再生が可能か
- ウエス(工業用のぞうきん)にするもの
- 綿素材として活用できるか
ですから、資源回収に出す古着や古布が、濡れたままだったり、汚れが洗われていなかったりすると、他の布も影響をうけてカビなどが発生するんですね。
古布は洗濯後に袋に入れたら、しっかり口を閉じて、雨にぬれないように出すと、資源として活用できます。
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古いモノを愛する
親戚からゆずられた着物のなかに、大島紬があったので、私は自分で裏を外して、単(ひとえ)着物として再生しました。
終活中の伯母が「裏地が変色してしまっているから、バッグにリメイクするといいよ」と言いながら、くれたのです。
80歳になる伯母が30歳くらいのとき買ったそうで、50年も前の大島です。
でも、先染めした糸を丹念に織り上げた一枚でした。
リメイクも良いけれど、まずは着物として着てみたい。
裏地をはずしたら、中性洗剤のエマールで洗って、アイロンをかけたのです。
手間をかけて街着にしたら、すれ違うご婦人に褒められましたよ。
もしも、お祖母さんや母親の着物があったら、今では貴重な紬があるかもしれませんから、チェックしながら捨て活をすることを、おすすめします。
久米島紬や結城、琉球紬は根強い愛好者がいますから、高値がつくかも。
処分すると心が軽くなる
片づけアドバイザーに依頼して、一気に処分するとビフォー・アフターの効果が目に見えることでしょう。
しかし、私は納得しながら自分の手で、行っています。
1年ぶりに帰省した娘が「母さん、きれいになったじゃん」 と言ってくれたときはうれしかったですね。
私は2ヵ月前に56歳になりました。
少しでも手放すと、心が軽くなりますね。
50代のうちに、さらに減らして居心地の良い空間を作りたいです。
まとめ
着物3点と夫のスーツを資源回収に出しました。
資源として活用されるためには古着とはいえ、濡れたりカビが生えたりしたものはNGとなります。
洋服として再生可能のものもありますから、袋の口はしっかり閉じて、ゴミが混入しないようにしましょう。
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