国際レスキューナースの辻直美さんが書いた本『プチプラで「地震に強い家づくり」』を図書館から借りて、読みました。
著者は阪神淡路大震災で被災し、その後の大阪府北部地震でも震度6を経験。
コストを抑えた「地震に強い部屋づくり」を提案しているので、感想をお伝えします。
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物の配置
この本を読んで、わが家のキッチンは危険度マックスと知りました。
震度6が発生すると、重い家電が飛んでくるそうです。
炊飯器や電子レンジ、まな板などが頭部を直撃したら、即死するかもしれません。
震度6の大阪府北部地震のとき、辻直美さん自身は災害に強い部屋を意識して整えていました。
ですが、お隣の老夫婦はテレビボードの下敷きに。
妻が骨折し、ライフラインも途絶えていたので、親せきの家に避難したら!
1か月半後に自宅に戻り、悲鳴。
冷蔵庫の食べ物は全て腐り、酒の瓶は割れたまま。
原状回復に60万円がかかったというのです。
震度6で物は凶器になる
震度6に見舞われると、家具は動いて倒れ、棚に飾った花瓶や雑貨も凶器になる。
キッチンに何気なく立ててあった菜箸が、首に刺さったケースがあるため、著者はキッチングッズを引き出しにしまうことを推奨しています。
本を読んで、棚の上に置いていた電子レンジを、腰より低い位置に置くことにしました。
備蓄品の量は?
本によると1カ月程度、インフラや物流が回復しない可能性を考え、備えているそうです。
- 水 ひとり50リットル
- カセットコンロ 3台
- カセットボンべ30本
- レトルトパスタソース20個
- レトルトカレー10個
- レトルトご飯 30個
- パスタ 500gを5袋
- カップスープ5個
- 米10キロ
わが家はぜんぜん足りなかった。
特にお水は、非常時の断水に困るでしょう。
入浴できないときに備えて、体をふけるエチケットシートがあれば安心です。
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非常用トイレ
新聞紙やゴミ袋・ペット用シートで非常用トイレを準備する方法が本にあります。
(1)便座を上げて、便器に45Lのゴミ袋を2重にして被せる
(2)ペットシーツの吸水面を表にして3つ折りにする
(3)それを便器のくぼみにセットし、便座を下ろす
「災害時にテントは使えません」防災のプロ・辻 直美さんが日用品の活用法を伝授! | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
非常用トイレはサイズが小さいことがあるので、いざというときのために、一度使ってみると良いそうです。
ペット用シーツは、吸水力がばつぐん。
断水時に使うと、コスパが良い。
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震度6は、体験したことがない私です。
家屋が倒壊するほどの激しい揺れ。
万一に備えたいです。
まとめ
辻直美さんは値段が高い非常食よりも、普段食べなれたインスタントラーメンなどが備蓄食品として良いと、本に書いています。
理由は味のアレンジがしやすいから。
家具の配置や非常用トイレなどをペットシーツで準備する方法など、役立つ知恵の本をお伝えしました。
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