2021/09/21更新しました
ゴミにポイ捨てしにくいモノのひとつが、人形ではないでしょうか。
わが家は娘がふたりいるので、小さい頃に遊んだぬいぐるみや日本人形がまだ残っています。
娘たちはすでに20代となり、故郷を離れてそれぞれ自立。
健やかに成長できたのは人形が見守ってくれたお蔭かな~。
そんな思いがして、なかなか捨てることができずにいました。
人形の処分についてお伝えします。
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人形を粗末できない?
わが家の「藤娘」の人形について紹介します。
上の子がまだ4つのとき、伯母宅へ年始にうかがったとき、「どうしても欲しい」と泣いてねだって、ぶんどってきた戦利品(笑)
元々は私と同い年の従姉妹(いとこ)のために、伯母が買ったものです。
従姉妹は裕福な家で何不自由なく育ち、結婚相手は年収の高さではピカ一の某放送局の記者!
男の子ふたりに恵まれ、ずっと専業主婦というセレブな暮らしをしています。
そんな従姉妹の幸福にわが子も与れますようにと、藤娘をリビングボードに飾ってきたのです。
人形供養
日本人は平安時代の昔から、人形(ひとがた)に厄や災いを移して川に流して、厄落としとする風習がありました。
人形流しはいまも行われていますね。
これは紙で作った人形に、心身のけがれや災いを移して祓えをする行事です。
そういう歴史がありますから、日本人形は古くなっても捨てにくいもののひとつなのでしょう。
髪の毛が知らないうちに伸びたり、勝手に夜中に歩いたりというホラーめいた迷信が多くて、粗末にできません。
やっぱ、祟りは怖い?!
東京都の明治神宮では毎年、秋に人形感謝祭が行われています。
平成29年は10月15日、午前9時から午後3時までの受付。
おごそかに行われるそうです。
一袋というか一抱えで3,000円の初穂料。
45リットルの袋に入る分だそうで、それより多いときは受付で相談してください。
納められた人形のなかで文化的に貴重なものは「思い出人形展」に飾られることも。
そうですよね、人形の制作者の技術は高いですし、人形が時代を証言することだってあるでしょう。
わが家の藤娘も衣装は色褪せがひどいのですが、お顔は品がありますもの。
塩で清めて、ゴミとして処分はOK
地方に住んでいると、人形感謝祭のために、上京するということはなかなか出来ません。
でも、お近くのお寺でも人形供養をしてくれる場合があります。
それから、業者さんが請け負っているケースもあり、箱に詰めて送付するとそれで済みますが、でも、ちょっと費用は高め。
5000円くらいが多いようです。
最も簡単で安いのは、感謝を込めて塩で清めて、ゴミとして捨てる方法です。
だいたいにして祟りや呪いなんて、本当はないのです。
すべては人の気持ちの持ちようで、不安や疑心暗鬼があると、運・不運や呪いや祟りといった概念を生む。
話は少しそれるのですが、悪質な自称・霊能者はそんな依頼者の心のすきをついてきます。
ついこの間も、霊能者のいうがまま1億円以上を払った女性のことが新聞に載っていました。
その女性は風俗で身を粉にして働き、そのほとんどを自称・霊能者に貢いでいたそうです。
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迷信を信じる人は騙されやすい
もうひとつ迷信について紹介しましょう。
私の親戚に、こんなことを言う70代がいます。
「おれが死んだら、お前の背中に獲りついてやる」
70代の親戚がこう言うのは私ひとりに限りません。
自分と関わった人のほとんど全てに対してこんな呪いの言葉を吐く。
なんで?
相手をびびらせるのが目的みたい。
自分の思うようにさせてくれないなら、恨んでやるぞ! と言いたいのでしょう。
言われたほうは気分が悪いです。
- 呪ってやる
- 祟ってやる
- 背中に獲りついてやる
そう話すとき、相手の目は憎しみに燃えていますから。
その70代の親戚は、甘い汁を吸おうとする性格のため、事業を起こしてはつぶしてきたトラブルメーカー。
地味な努力をしようとはしません。
迷信とは理不尽なものですし、神経衰弱が生んだ妄想かもしれません。
文学なら見えないものを文章化して表現すると、評価されることがありますが、実生活は論理的にすすめたほうがスッキリします。
断捨離はとくに論理的に、現実的に進ませたいですね。
はい、私は塩で清めて、ゴミの回収日に出したいと思います。
まとめ
古い人形を感謝祭や人形供養祭などに持ち込むのは心理的な負担がありません。でも地域によっては遠方だったり、費用がかかったりします。塩で清めてゴミとして捨てても呪われることはありません。 私は断言します。
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