2021/01/31更新しました。
「節約せずに誰も金持ちになれない。そして、節約する者で貧しい者はいない。」
サミュエル・ジェンソンの言葉だそうです。
中川淳一郎さんが幻冬舎から2016年に出版した「節約する人に貧しい人はいない。」
そのタイトルに惹かれて図書館から借りてきました。
表紙をめくった見返しにも、グッとくることが書いてあります。
「重要なのは金銭感覚である。貧乏だった時代の金銭感覚を持ち続けると、貯金はいくらでもできるようになる」
そうか、貧乏だった時代……
私は子どものころ一家離散を経験しています。
さて、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏はツイッターで過激な発言されるそうですが、この本ではとても真っ当なことをお書きになっています。
この記事では節約について、私が参考になったところを紹介したく思います。
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他人と比べるな
「節約を身体と精神に沁み込ませると、穏やかで幸せな人生を送ることができるだろう。節約は決して恥じるべきことではない」
- 節約をとことん自分の脳に沁み込ませる。
- コツは人と比較しないこと。
- 見栄を張るな。
資産が兆の単位の有名人や富裕層がいるが、たいていの人はそういうお金持ちをたいして気にしていない。
人々が気にするのは、「ちょっと上の存在」。
外車やタワーマンションを購入した人をうらやんだり、妬んだり。
でも、それは全く意味がない。
見栄を張らず、自分の人生こそが最良と思えるほうが、生きていてラク。
そう中川さんは冒頭の「はじめに」で述べています。
奨学金を借りると、結婚にも影響することがあります。
見栄を張るから貧しくなる
第一章のタイトルは「節約と衣食住」~見栄を張るから貧しくなる。~
なかなか読ませる内容で、うなずくことばかり。
私は養女にだされたこともあるけれど、父が迎えにきたので、結婚する23歳までの3年間をのぞいては、実家で暮らしました。
見栄っ張りな父で、車が好き、女性も好き、パチンコも好き。
これじゃあ、お金は貯まらないですね(-_-;)
精神状態とお金の使い方は、関係がありますから、浪費や散財をする人は心に不満と不安があるのでしょう。
親の金銭感覚を子どもは知らず知らずに真似てしまう。それで私もお金を貯めることができなかったに違いありません。
保証人にはなるな
中川さんはこれまで1000万円以上のお金を友人や知人に貸したことがあり、戻ってこなかったことも少なくないとか。
人間関係を壊すのがお金の貸し借りであり、保証人はもっと大変なことになる。
お金を貸して踏み倒されてもその金額を失うだけだが、保証人はとんでもないマイナスを背負う可能性も。
ここからは私の体験談ですが、実は保証人になったことがあります。
住宅ローンの保証人です。夫の連帯保証人。
だから喧嘩しても、離婚はできなかった。
これって今思うと、怖いことですね。
家を建てたとき私は28歳だったので、言われるまま連帯保証人になったけれど。
住宅ローンを抱えた夫婦が離婚に至っても、連帯保証人はそのままなので、要注意です。
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稼ぐには?
お金を稼ぐことについて、中川さんはこう言います。
「エアポケット的な場所を狙え」
今、人があまり注目しない分野をめざす方がトクをする、と。
フリーランスだった中川さんは、「ネットニュース編集者」を名乗り始めた2006年は、新聞社・通信社のデジタル担当が発信。
上り調子の波に乗れたことで、仕事が増えて収入が激増とのこと。
自分の得意分野がエアポケット的なところにあるのなら、アピールすべきと主張しています。
まとめ
節約する人に貧しい人はいない。
そのタイトルに勇気づけられる!
キャッチコピーがさすがにうまいですね。
ちなみに私の得意分野は東北の民俗学や女性史で、日本の貧乏だった時代を研究者から教わりました。
衣食住、すべてが自給自足だった戦前のこと。そのエアポケット的なところをどう活かすのか、考えてみます!
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