お金に頼らないで暮らしたいと考える人が、日本にもいます。
お金は紙くずになるかもしれないから、貯めたお金で畑を買い、種を蒔いて農作物を育てる。
少数派ですが、そういう人がいるので、私にできるかを考えてみます。
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畑を耕す人
私が知っている方は、若くありません。
定年後に充分と言えないまでも、年金を受給しています。
農業を意識したのは50代からで、少しずつ準備されたそうです。
一方で私の街では、農家をやめる方が増えてきました。
理由はおもに3つ。
- 高齢化
- 米の価格が下落
- 肥料の高騰
米農家は青色吐息。
儲けが出ない状態です。
いくら働いても生活が苦しいから、子どもには継がせられないという農家が多いので、田舎には放棄された畑や田は増えています。
農地法の壁
農地は宅地のように、個人が自由に売買することはできません。
農地法により、守られているからです。
農地を売買又は貸借する場合には、法律に基づく手続きが必要です。
具体的には、
1.農業委員会の許可を受ける方法(農地法)又は
2.農地中間管理機構が作成する「農用地利用集積等促進計画」による方法(農地中間管理事業の推進に関する法律)があります。
詳しくは地域の農業委員会に相談すると、良いでしょう。
農家はなり手が減少しているため、新規就農者を募集する自治体もあります。
物価の上昇が続いています。
電気代も6月から大幅アップ(>o<)
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お金が紙くずになった国
2016年にインドは、高額紙幣を突然に無効にすると発表しました。
- 1000ルピー(約1600円)
- 500ルピー(約800円)
高額な紙幣を銀行で両替しないと無効になるため、大混乱となったそうです。
インド政府の狙いは、脱税して貯め込んだ財産を一網打尽にすることだったとか。
いまや世界一の人口を抱えるインドが、7年前に行った政策にびっくりしますね。
アフリカや南米にも、紙幣の価値が下がりまくった国もあります。
日本では、敗戦後の混乱期・1946年に紙幣を無効にしました。
親を亡くした戦災孤児が、上野駅などをねぐらにした時代でしょう。
農業ができるか
仮に農地をうまくゲット出来ても、農業資材や耕運機など農家になるにはハードルが高い。
「お金は紙くずになるかもしれないから、米や小麦・野菜を栽培しよう」と思っても、苦労が多いでしょう。
農家出身の夫は、早朝から作業する農家のたいへんさを知っているので、農業をやりたくないと言います。
若い頃、実家の田植えに駆り出されても、「腰が痛い、手が痛い」と1日で悲鳴。
農業には経験値と、酷使されてもへこたれない肉体の強靱さが要るのです。
結局、私も農業ができそうにないと感じた次第です。
日銀の債務超過が続き、通貨の信認が揺らげば、円の価値は大暴落する。
ハイパーインフレという究極の大増税だ。
日本人はあっと言う間に貧乏な国民になる。
日本人が円の価値を信じていても意味がない。外国人投資家が売りをかけ、円を手放せば、通貨の信認は揺らぎかねない。
ハイパーインフレへの対策が、農地を耕して食糧をとにかく確保することでしょうか。
プレジデントの記事は、米ドルに交換することや、デフレへの回帰などを訴える藤巻健
史氏のコラムです。
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お米はパンよりもコスパが良いですね!
まとめ
日経は3万円の大台に載っていますから、株式を持っている方は、ホクホクかも。
一方、インフレで預貯金が目減りする可能性があります。
世の中には、お金は紙くずになるかもしれないからと、農地を買い、耕す人もいます。
農業が好きで、関心がある方は良いのですが、私や夫のようになまじ農家の辛さを知っていると、できない人もいますね。
いずれにしてもインフレ対策が必要なことは、確かなようです。
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