2024年8月24日更新しました
夫の実家は、東北の米農家です。
江戸時代から営々と続けた米作りをやめて、田んぼを処分する方向で進んでいます。
- 後継ぎがいない
- 肥料の高騰
- 米の引き渡し価格が低すぎる
農業と農地の断捨離について考えます
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米農家の悲哀
夫の実家は長兄が継いで、農業に従事。
13日は先祖のお墓参りをし、夫の実家に娘や孫も連れて30分ほどおじゃましました。
長兄と甥や姪が出迎えてくれたのです。
長兄の妻は、乳がんのため30年前に40代の若さで死去。
50歳の甥っ子(大手企業のサラリーマン)が家を継いで、その妻とともに2世帯住宅を10年前に新築しています。
姪は工場勤務をして、離れに住んで独身。
長兄は孫を待ち望んでいましたが、甥っ子夫婦に子どもが生まれませんでした。
姪は独り身ですから、子どもはいません。
本家はいずれ絶えてしまう運命にあります。
絶家となってしまう……。
義母の死から半年、長兄はその事実を改めて直視したのでしょう。
それにしても米農家は採算割れし、経営が楽でありません。
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農地の断捨離
日本の耕作放棄地は、東京ドーム約3万個分とも言われています。
昔ながらの農家は手間がかかる割に儲からないので、子どもに継がせることが難しい。
作物は台風や水害の影響を受けやすく、農業収入は不安定。
青森県の南部町にお住まいの田村ファミリー。
田村さんはSNSで花嫁募集をして、奥さんが応募して結婚。
嫁不足の農業、こんな出会いがあるとは!
話を戻すと、夫の実家は大正生まれの義父の代から、兼業農家として頑張ってきました。
「知り合いが田んぼを買ってもいいというので、1反10万円で売ることを考えている」と、長兄。
農地の断捨離です。
いま田んぼは、悲しいくらい激安。
それでも買い手があるだけ、ましかもしれません。
おいしい国産のご飯を食べられなくなりそうな勢いで、日本の農家が激減しています。
絶家になると、お墓参りをする人もいなくなるわけです。
家じまいや墓じまいを、考えることになるでしょう。
本家だけでなく、わが家も娘ふたりが嫁いでしまいました。
出戻りにならないかぎり、後継者はなし。
まあ、別家のわが家は住まいのほかに、土地はありません。
きれいさっぱり、処分しても悔いは……ない(>o<)
まとめ
地方は高齢者が多いので、農家の廃業が激増しています。
そして絶家も増えそう。
一人の女性が6人くらい産めば、少しは少子化も緩和されるでしょうが、子育ては大変ですね。
私の娘たちは「ひとりで充分」と。
地方は空き家だらけとなり、農業も大きく変化しそうなことをお伝えしました。
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