現代においても嫁と姑の確執は、なかなか無くなりません。
4月25日のBS朝日「ウチ、断捨離しました!」は姑が亡くなって5年、家に遺品がたくさんある戸建てが舞台。
自分の家を好きになりたい!
やましたひでこさんの嫁姑の体験もあり、勉強になったので感想をお伝えします。
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厳しかった義母
埼玉県大宮市の6LDKの戸建ては、築23年。
- 夫 けいいちさん52歳
- 妻 じゅんこさん41歳
- 10歳の長男を頭に、子ども3人
年の差が11歳あるご夫婦です。
SNSで知り合い、遠距離恋愛の末に、11年前にご結婚されました。
じゅんこさんは兵庫県から大宮市に暮らして、専業主婦に。
さて、姑さんはたいへん厳しく、プライドの高い女性だったそうです。
けんいちさんに対しても「跡取り息子」として厳しい躾をして、「母とは、あつれきがあった」と。
もっともその躾が幸いして、じゅんこさんによると「デートの時、食事の仕方がきれいで驚いた」と。
お義母さまは70代で、5年前に他界されたのでしょう。
そうそう、ブログ画像はわが家の実情であることをご了承下さい。
義母の遺物
6DKでお子さんが3人ですから、おもちゃなどの物が多いのは仕方がありません。
やましたひでこさんが気になったのは、壁の汚れ。
手の跡がべったり、何カ所も家中の壁にあるのですね。
「私の子どもが汚したのもあるけれど、嫁いだときからありました。
義母が壁に手を突いて、よく立ち上がっていたから」
姑さんはその頃すでに、足腰が弱くなっていたのでしょうか。
そして押し入れのなかは、義母の遺品がつまっています。
- 大量のふきん
- 座布団
- 花器や造花
ふきんは粗品のように箱に入ったまま。
「義母がちょっとしたプレゼント用に、ずいぶん前に準備したものです」
義理堅く、昔気質の人だったのでしょう。
モノを大量に遺されると、遺族は処分に困りますね。
「お義母さんはもう別な世界にいるから、忘れ物を片づけましょう」
やましたさんはじゅんこさんに、そう語りかけました。
リフォーム
やましたひでこさんは提案します。
「お義母さんの部屋は2間の畳敷き和室ですから、フローリングにして子どもたちが自由に遊べるようにリフォームしたらいかがですか。
壁紙も張り替えたら、気分が変わりますよ。
自分の家が好きになるように変えましょう」
やましたさんの提案には理由がありました。
- 義母が亡くなって5年も経つのに、愛着が持てない家
- なにをやっても面白くない家
- 愛されていない家
そこでけいいちさんとじゅんこさんは、義母が愛用していた大理石のテーブルや、ロココ調の華美な椅子を処分することを決心。
ぬくもりのある木のテーブルにするために、木材店に足を運ぶのです。
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気持ちも断捨離
義母の物を片づけながら、じゅんこさんは言いました。
「洗濯物の干し方や、お茶碗の洗い方、ご飯の盛り方など一つ一つ、すべて義母に教えて頂きました。
実家はわりと自由な家風だったので、なんど泣いたかことか。
主人が会社が終わるとすぐ帰宅して、私に寄り添ってくれたのが救いでした」
けいいちさんは11歳下の奥様が辛い気持ちで、自分の母と過ごしていることを察知していたのでしょう。
やましたさんも、大きくうなずきました。
「私も姑と同居の嫁だったので、器ひとつ自分の思い通りにできない、やるせなさはよくわかります」
大幅にモノを処分して、リフォーム成功。
一枚板のすてきなテーブルを囲んで、番組はジ・エンド。
この放送回は、5月2日夕方までTVerで視聴できる予定です。
やましたさんも若い頃は、嫁としての修行を積まれた。
そのことが胸に残りました。
まとめ
母が亡くなってようやく息子のけいいちさんは、自分の人生を取り戻したのかもしれません。
大学も就職先も、母が住む家から通える場所しか選べなかったそうなので。
念願の温かなぬくもりある家にできて良かった。
同居の場合、妻の味方でいることが、家庭円満のコツなのでしょう。
そんな感想を抱いた「ウチ、断捨離しました!」です。
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