
独り暮らしの近所の女性・80代は、認知症の診断を受けています。
足を骨折して1年半、歩行に不安があるというので、私がゴミ出しを手伝ってきました。
身の回りのことができなくなった女性ですが、市内に住む59歳の娘はたまに差し入れをしても、1分くらいで帰ってしまいます。
高齢者のひとり暮らしについてお伝えします。
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高齢者のペット問題

80代女性は猫を一匹、飼っています。
「猫が愛おしいから、ずっとこの持ち家で暮らしたい」
お気持ちを尊重して、猫砂の糞尿を含むゴミを、私が集積所まで運んでいました。
夏場は虫が湧いて、たいへんに気持ちが悪いけど、80代女性は気にならない様子。
ちなみにその方、目は見えています。
そして、徐々にゴミの量が増えていったのです。
- ホームヘルパーが家の中を片づけて、4つのゴミ袋を玄関わきに放置
- 娘が庭の枝を切って、ゴミ袋に入れたまま
59歳の娘は、食べる物を差し入れても、仕事を理由に1分くらいで車で帰ってしまいます。
ゴミ出しボランティアが、当たり前になりました……。
築55年の住まいは猫ハウスや猫砂、衣服・布団が散乱して、以前からゴミ屋敷として、近所でも有名。
女性のご主人は10年以上前に病死。
夜の町を飲み歩く酒豪だったため、80代女性の年金は少なく、貯えもあまりないようです。
「弱ったふりをしないで」と娘

自治体の高齢者向け会合に出席すると、お昼のお弁当が出るので、わが家の車でお連れしたときのこと。
「足に力が入らないから、娘につかまろうとしたの。そうしたら『弱ったふりをしないで』と、叱られてしまった」そう80代女性が言いました。
- 娘は親の老いを認めたくない
- 認知症を詐病と疑っている
- 足腰の衰えを見て見ないふり
それでも、ディサービスの回数を増やしたそうなので、少しは親を思う気持ちがあるのでしょう。
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家にペットがいると不潔になりやすい

ペットが可愛いのは理解できますが、80代半ばになると、掃除機をかけることが難しく、家の中が不潔になりがち。
その女性の服は、猫の毛だらけです。
近所に迷惑をかけてまで、飼う必要があるのかなとため息が💦
老親の介護に懸命に取り組む方もいるけれど、その一方で見て見ぬふりで、放置されるお年寄りも少なくありません。
これから寒くなると、ストーブによる火災も気にかかる。
80代女性の家は、玄関先にモノがあふれ、火が出たら助けることはできそうにありませんから。
まるで自分の将来を見るような80代・認知症ひとり暮らし、暗澹たる気持ちになります。
まとめ
猫が1匹だから、まだましかもしれません。
70歳で猫5匹と暮らす単身男性も、知り合いにいるので。
ただ、ゴミ出しも出来ない状態でペットと暮らすのは、他人に迷惑がかかるでしょう。
高齢者のペット問題と、老親の衰えを認めたくない娘についてお伝えしました。
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