深作眼科の院長である深作秀春さんの本『世界最高医が教える目がよくなる32の方法』には、目を大切にするポイントが書いています。
網膜剥離や緑内障は、失明する可能性がある怖い病気ですが、だれでも老いると進行する白内障も、注意しなければなりません。
本を読んで、私が気をつけたいと思ったことをお伝えします。
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子どもの近視を防ぐには
生まれたときからスマホがあるという今どきのお子さんは、近視になる率が高い。
統計を見ても40年以上前の子どもより、ずっと近視の子が増えています。
『世界最高医が教える目がよくなる32の方法』によると、子どもの目のためには外で紫外線を浴びることが大切とのこと。
これには、驚きませんか?
紫外線はシミやシワ、皮膚ガンの原因とされているのに……。
子どものうちは紫外線の害よりも、利点の方が多いそうです。
その利点とは、目の角膜や強膜に多い膠原繊維が紫外線を浴びると、太く硬くなる。
眼球が硬くなることで、近視が予防されると、深作医師は本で解説。
子どもは昼、外でスポーツや遊びにより、日光を十分に浴びた方が良い。
外で遊ばせるだけで、近視の予防になるとは、驚きですね。
なお深作先生は、子どもは目が発達途上のため、未成年はスマホを見る時間を、1日1時間までを推奨しています。
長時間のスマホゲームは、論外。
目の疲労を取る
パソコン作業をすると、私は目が疲れがち。
読書にしろテレビにしろ、目から情報を得ることは大きいです。
さて、目の疲れは、どうして起こるのでしょうか。
スマホなど小さい画面を凝視すると、目の水晶体を調節する毛様体筋が緊張し続けることに。
眼精疲労は、目の使いすぎが原因。
目の疲れを取る方法
- 5分ほど目に温かいタオルを当てて休む
- 遠くの山やビルなど1キロ以上遠方を、5分以上ぼんやりと見る
- 疲労回復に、ビタミンB12やB6は有効
老眼は40歳から始まることが多いが、スマホ老眼では30歳代も起きるそうです。
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目によい食べ物
ルティンや、ゼアキサンチンの黄色い色素は、目に障害性の強いブルーライトを吸収し、網膜黄斑部を守るそうです。
- パセリ
- ケール
- ほうれん草
- ブロッコリー
- クコの実
- 生のパプリカ
たっぷり食べたい緑黄色野菜ですね。
そして、オメガ3脂肪酸などの脂質 は網膜の錐体細胞や桿体細胞を守るそうですから、青魚やアマニ油などは積極的に摂りましょう。
アスタキサンチンは抗酸化作用が強いため、目の細胞が老化することを防ぎます。
- 鮭
- イクラ
- 桜エビ や甘エビ
目をこすってはいけない
花粉症の季節、目がかゆくてしょうがない方はいませんか。
目は、むき出しの臓器。
かゆくても、こすったり、叩いたりはやめてください。
アトピー性皮膚炎の方の目は、高い確率で網膜剥離や白内障を起こすそうです。
ひぇー、網膜剥離は怖い。
わずかな力でも、何千回と繰り返されるうちに、ダメージを与えていますから、注意を。
そして、濃いマスカラやアイメイクも、目には刺激となります。
タバコが目に影響!?
ガンや肺線維症を引き起こすなど、タバコの害は皆様もご存じでしょう。
目にも影響を与えます。
タバコの成分であるニコチンは、強烈な毒性があり、血管を収縮させます。
そして、一酸化炭素が細胞を酸素不足に。
目の網膜血管に異常をきたすとのこと。
血管の酸素飽和濃度を測るパルスオキシメーターは、禁煙してから使用しないと、正しい数値がでません。
タバコは血管に悪い作用をして、酸素不足にするため、白内障や緑内障、網膜剥離という失明につながる疾患が高率になりやすいと、深作医師。
本によると、腕のよい眼科医に早めに掛かることが必要とのことで、研修生が執刀して手術失敗もあるとか。
実験台はいやですね(>o<)
糖尿病の方は、血糖値をコントロールすることで、失明を防ぐことが可能。
白米やパン、うどんを減らす糖質制限がよいそうです。
私の夫は、ご飯を減らしたら体重が2キロ落ちました。
世界一の眼科外科医がやさしく教える 視力を失わないために今すぐできること
本にはコンタクトレンズやレーシック手術、網膜剥離の手術についても詳しい解説があります。
水の一気飲み注意
『世界最高医が教える目がよくなる32の方法』本には、驚きポイントが たくさん掲載されています。
喉が渇いたからといって、5分以内に1リットルもの水を一気飲みは、眼圧を急激に上げる。
視神経の障害を起こしやすくなるので、ゆっくり飲みましょう。
それから、片目が脳膜剥離を起こしているのに、1年も気づかないケースがあるそうですから、ときどき片目ずつ、視力があるかどうか自分でチェックしたほうが良い。
脳は情報を補整しますから、片目が見えなくても本人が気づかないということに、私はゾッとしました。
健康に関する本をよく読みます。
病気を予防し、老いても働けるように!
まとめ
目について参考になる『世界最高医が教える目がよくなる32の方法』本について、お伝えしました。
目はむき出しの臓器とは、言い得て妙ですね。
私は近視で、夫は老眼、娘はド近眼ですから、家族みんな目がよくありません。
目の健康を大切にしたいと思いました。
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