夏の疲れのせいか 、うっかりシチュー鍋を冷蔵庫に入れ忘れてしまいました。
気づいたのが翌朝です。
秋と冬なら室温が低いため、温め直して食べるところですが、ウエルシュ菌が繁殖しているかもしれないので、泣く泣く処分。
夏に気をつけたい食中毒の予防について、お伝えします。
スポンサーリンク
ウエルシュ菌
カレーやシチュー、煮物などを私はついつい、多めに作ってしまいがち。
そんなときは粗熱を取ってから、冷蔵庫に鍋ごとしまうと翌日も安全に食べることができます。
熱いまま冷蔵庫に入れると、冷蔵庫が壊れたり、庫内の温度が上昇して他の食品が傷むので、気をつけましょう。
さて、私はうっかりミスでガス台の上に、シチュー鍋を置いたまま就寝。
翌朝、気づいて「今から冷蔵庫に入れたら、大丈夫だろうか?」と、処分をためらいました。
しかし、2年前の夜中に突然の腹痛を体験したことが脳裏によみがえり、思い切って処分したのです。
ウエルシュ菌は芽胞を形成して一旦 、増殖すると熱を加えても死滅しません。
ウエルシュ菌食中毒は、エンテロトキシン産生性ウエルシュ菌(下痢原性ウエルシュ菌)が大量に増殖した食品を喫食することにより、本菌が腸管内で増殖して、芽胞を形成する際に産生・放出するエンテロトキシンにより発症する感染型食中毒である
参照元:NIID 国立感染症研究所
カレーやスープの他、肉団子やチャーシューでもウエルシュ菌食中毒のケースが過去にあったそうです。
症状は食べて10時間後くらいに、腹痛と下痢。
食中毒予防の3原則
ウエルシュ菌による食中毒の予防は、室温で放置せず、料理は直ちに小分けして冷やすことです。
細菌性食中毒予防の3原則
- 細菌をつけないー清潔、洗浄
- 細菌を増やさないー迅速、冷却
- 細菌をやっつけるー加熱、殺菌
ステンレス スタッキングミニ 角バット 3個組日本製 下ごしらえ 小分け 省スペース下村企販 燕三条 ツバメ 国産 バット広々スペース 清潔 下準備食中毒対策
ステンレス容器はすばやく急冷するので、作りおきが多い主婦の味方です。
腸炎ビブリオ
生の魚介類は夏場に、腸炎ビブリオ菌が付着していることがあります。
1950年10月、大阪南部で発生した "シラス干し" による患者272名、死者20名の大規模食中毒の原因菌として、腸炎ビブリオが初めて分離された。
腸炎ビブリオによる食中毒の原因食品はほとんどが魚介類 である。現在でも、8月を発生のピークとして、7〜9月に多発する細菌性食中毒の主要原因菌の一つである
加熱すれば腸炎ビブリオ菌は死滅しますが、イカやアジなどを、お刺身にするときは真水でよく洗うことが食中毒予防のポイントです。
なお、私は胃アニサキス症になった体験もあります。
生鮭やイクラ、イカなどはアニサキス線虫がいて、知らずに食べると、胃壁に食いつかれて七転八倒の痛みに襲われることが!
病院に駆け込むと、胃カメラの先にピンセットをつけて、アニサキス線虫をドクターが除去してくれました。
あの激痛は忘れられません(@@;)
スポンサーリンク
サルモネラ腸炎
卵や鶏肉に付いていることがあるサルモネラ菌は、高熱が出るなど症状が激しい。
発熱のほか、嘔吐、下痢など 。
生卵を割って、玄関チャイムがなり、近所の人と立ち話。
30分後に放置した生卵を、そのままご飯にかけることは大変に危険。
夏は、卵を火を通してから食べましょう。
また、卵をといた器や、鶏肉を切った包丁やまな板はよく洗浄することが大切です。
まとめ
夏から秋は食中毒が多発する時期。
ところが私はシチューを作り、夕食を食べた後にその鍋を冷蔵庫に入れ忘れました。
常温のまま室内に放置すると、ウエルシュ菌が増えている可能性があります。
食中毒を予防するため、シチューを処分。
その体験を踏まえて、食中毒の予防についてお伝えしました。
皆さまもお気をつけ下さい。
関連記事をいかがですか
スポンサーリンク