『病気を寄せつけない腸寿食(ちょうじゅしょく)』は、医学博士の藤田紘一郎氏と、食生活研究家である魚柄仁之介さんの共著です。
腸活が叫ばれて久しいこのごろ、腸寿食とは何だろうと思い、本を手に取りました。
そうしたら、腸はかしこい臓器だと書いてあるのでビックリ。
万病を予防するという腸寿食の本を、紹介します。
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免疫力と腸
私たちの体には、60兆個もの細胞、さまざまに働く酵素、ホルモン、伝達物質によって生命が維持されています。
元をたどれば、すべてが食べたものが原材料。
脳や体をうごかすエネルギーも、病気にあらがう免疫力も、食べたものによって生み出されているのですね。
とくに腸は、70パーセントの免疫力を担う。
ちなみに、大人の腸管には5万種類、1000兆個以上の腸内細菌が生息。
重さにすると1~2キロ、
腸内フローラと呼ばれるように花畑のような鮮やかな集合体なのだそうです。
漬物やヨーグルトなど発酵食品は、積極的に摂りたい食べ物です。
腸寿食とは?
『病気を寄せつけない腸寿食』の本には、腸寿食十カ条が28ページに載っています。
- 野菜をたくさん食べる
- 発酵食品をたくさん食べる
- たまに肉を食べる
- オメガ3系脂肪酸を摂る
- 精製された炭水化物は控える
- 加工食品は極力、避ける
- 水道水はそのまま飲まない
- よく噛んで食べる
- 朝食は必ず食べる
- 気持ちのいい運動をする
わが家は節約のために、3食おうちご飯です。
夫婦ふたり暮らし、1カ月の食費は45,000円前後。
そのほかビールや麦焼酎に、1万2000円ほどかかります(>o<)
この本には、私が「えっ?」と感じたことが多々ありました。
調理器具の正しい洗い方
夏は食中毒予防が大切。
包丁やまな板を正しく洗っていますか?
- まな板は調理中に食材ごとに流水で洗う
- まな板の盲点は、ふちである側面なので、洗い忘れないように
- 包丁は水洗いしたら、ふきんで水気を拭く
- 包丁の柄も忘れずに洗う
- 鍋は使ったら、すぐに洗った方がいい
- 鍋も手で触る取っ手を洗い忘れないように
フライパンはついつい、取っ手を洗い忘れていたので、猛省です。
精製した炭水化物と血糖
糖質制限される方が増えていますね。
血糖値が気になるのでしょう。
それではなぜ、糖質は体に良くないのでしょうか?
腸寿食の本によると、あまりも高純度のエネルギーのため吸収がよくて、ブドウ糖が過多になるからと、ありました。
そのため中高年は血糖値が急上昇。
すると膵臓からインスリンが大量に放出
↓
こんどは血糖値が下がり、脳は飢餓感を覚え、糖質を求めてしまう
↓
体内は血糖値がジェットコースターのように乱高下
そうして、血管や神経にダメージを与えるのです。
その対策として、白米やうどん、ラーメン、食パンを控えましょう。
玄米や十穀米、十割そば、全粒粉のパンがおすすめです。
胡麻香る十穀米は、美味しそうですね!
本の著者である藤田紘一郎医学博士は「笑うカイチュウ」で、世間をアッと驚かせました。
精製された炭水化物を50代後半からカット。
そうしたら体が軽くなったそうです。
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水道水
日本の水道水は、厳しい基準があって、とくに糞便由来の大腸菌は1個たりとも検出しないことが定められいます。
世界でも有数の安全性。
ところが、「腸寿食」の本では、そのまま飲まない方が腸にためにはいいよと、175ページに掲載。
理由は、塩素が残留しているから。
塩素は殺菌剤として、たいへん優秀です。
次亜塩素酸ナトリウムの消毒液を空中に散布し、それを吸い込むと、肺が冒されることがあります。
殺菌して残留した塩素が含まれた水をそのまま飲むと、大腸菌が死滅する怖れがあるというのですよ。
じゃあ、どうすればいいの?
- 水道水を汲み置く
- 煮沸した木炭を水のなかに入れる
- レモン汁を数滴たらす
- ミネラルウォーター
水道水は常温で3日くらい日持ちするので、その期間内に飲んだほうがよいでしょう。
なお、わが家は山の湧き水を飲んでいます。
夫が往復1時間を掛けて、山の湧き水を汲みに行くのです。
山の湧き水で焼酎を割ると、美味い!
この本を読むまで、「ガソリン代がバカにならないわ」と思っていましたが、ムダではないことがわかりました。
水や精製された炭水化物のことはもちろん、野菜の摂り方や油のことについても解説された一冊です。
健康を大切に考える方におすすめ。
私は過去に大腸の内視鏡検査を受けたことがあります。
便潜血で引っかかりました。
そろそろまた内視鏡を受けなければなりません。
ポリープ持ちだから(@@;)
腸活で、免疫力を上げたいですね。
人間の寿命は腸の状態により、ずいぶん変わるそうです。
善玉菌を育てたいです。
まとめ
「病気を寄せつけない腸寿食」の本を紹介しました。
日本では水道水をそのまま飲んでももちろん安全なのですが、腸内細菌が減る可能性が否定できません。
くみ置きは面倒という方は、レモン汁を垂らしてもOK。
免疫力をアップさせ、活き活きと過ごしたいあなたに、おすすめの本です。
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