表向きは円満と答えても、様々な不満をお互い持っているのが日本の多くの夫婦のようです。
いい夫婦の日にちなんだアンケートで、「生まれ変わっても同じ相手と結婚するか」というのがありました。
イエスと答えたのは夫は46パーセント、妻が36パーセント。
そしてアンケートでは不満に思うことも挙げられています。
相手に対する不満は、わが家にも思い当たるものでした。
さてわが家は結婚31年目。夫がよく口にするのが「結婚とはボランティアである」という言葉。はたしてその真意は?
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夫婦の不満5つのポイント
昼の情報番組「ひるおび」によると、夫が妻に不満がある割合は54パーセント。
- 整理整頓ができない
- 気が利かない
- 体型が変わってきた
- 時間にルーズ
- 料理の手抜き
整理整頓ができない妻に対して、夫は不満が募る!
はい、わが家のトラブルの大半はずぼらな主婦・貯め代の片づけが下手なことに起因しています。
体型が変わってきたァ?
じゃあ、世のご主人様はいつまでも髪がふさふさとして、 腹も出ずに若々しいのでしょうか?
お互い様だろう!
それでは逆に、妻が夫に不満を持つ割合は76パーセント。
- 気が利かない
- 家事の協力をしない
- 整理整頓ができない
- いびきがひどい
- 話を聞いてくれない
うちも夫が家事を手伝うことはまずありません。10年以上前に私が風邪で寝込んだときや、妊娠してつわりで苦しんだときはお茶碗を洗ってくれました。
もう一度、妊娠したら家事に協力的になってくれるでしょうか?
子どもたちは27歳と30歳なので、ちょっとムリですが。
助け合あわないと暮らせない現実
私の夫はよくこう言います。
「結婚はボランティアである」
ボランティアとは無償の奉仕のことですね。
夫が言う「結婚とはボランティアである」とは、不出来な妻を娶り、苦労している自分をなぐさめる意味合いみたい(@@;)
確かに電化製品の不調や、家の不具合を修理できる能力は私にありません。
しかも50代半ばの私はひとりでアパートを借りて生活するだけの経済力がないし、心構えもない。
子どもたちはそれぞれ家庭を築き、この先は老いたからといって頼れそうもない。生涯現役で働き続けることを心がけています。
夫婦げんかは暮らしのエッセンス、あまりに単調だとつまらないかも。
今が幸せ
私は23歳で結婚しました。
けっこう早かったと思います。
結婚したことで、父親と継母の家を出ることができました。
私は親の支配から逃れるために、結婚したところがある。
父は商売人です。私は高校を終えると、父の商店に入社しました。
けれど、薄給で月々の給料が3万円という信じられない額だった。しかも、父は店休日でも私の外出に目を光らせ、夕方5時以降は帰って来いとうるさい。
そんな私は父の暴力が怖くて、まったく反抗できない子どもでした。
長女でしたが、家の中での地位は低く、家政婦兼従業員。
息が詰まる日々から、救い出してくれたのが夫だったのです。
親のことをありのままに言うと、気分を害される方がいて、抗議されます。
「親に感謝しないの? 親は育ててくれた恩人でしょう。あなたのような人を恩知らずっていうのよ」
確かにその通り。
私に言って下さる方は、親との思い出が温かな愛情に満ちたものだったのでしょう。
残念ながら、私と親の関係は「喰うか喰われるか」の緊張感をはらむものでした。
もし結婚していなかったら、私は精神を病んだと思うくらい。
『FBIプロファイラーが教える「危ない人の見分け方」』アメリカ人の心理専門家ジョー・ナヴァローが書いた本。
親子、兄弟でも搾り取る側と搾取される側になるケースを解説しています。
そして、人間の感性や価値観は異なり、「プレデター」のような他人の痛みを自分の糧するケースも。
私が幸運だったのは、結婚相手が「プレデター」でなかったこと。
『FBIプロファイラーが教える「危ない人の見分け方」』には、夫から精神的にも金銭的にも搾取される妻の悲劇も描かれています。
ちょっと専門的な1冊ですので、活字が好きな方におすすめです。
家庭円満と整理整頓
夫が妻に対して不満に思うこと第1位が、整理整頓ができない。妻が感じる夫への不満では3位にランク入り。
日常生活のゴチャゴチャがストレスの元になっている。
しかし、妻もフルタイムで働いていると、睡眠を削って片づけなくてはなりません。
日常を整え続けるのは、けっこう手間と時間がかかりますから。
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もし、どうしても片づけが足りないと不満なら、ご主人がお金を出してプロの片付け士に依頼するとか、ハウスクリーニングに外注したほうがよいかも。
収納アドバイザー料金
1時間5000円で4~5時間かかったとして、2万~3万円が相場のようです。
ハウスクリーニングの料金一例
リビングのエアコンが自動クリーニング機能なしだと25000円~27,500円
洗面所の掃除:1時間半の時間で7000円~1万円
参照元
今は家事も外注の時代になりました。
まとめ
いい夫婦の日に、円満でもなにかしら不満はあって当たり前なのだと考えました。
私は結婚してから精神的に安心して暮らすことができたので、夫に感謝しています。住宅ローンは大きな負担でしたが、家計が破綻することなく切り抜けることができ、子どもたちは自立。
欲を言えばきりがない、お互い様ですから。今が一番、幸せです。
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