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橘玲著『上級国民/下級国民』世界中で分断が起きている!

橘玲

上級国民と下級国民とは?

2020/11/29更新しました。

上級国民という言葉を私が聞いたのは、東京池袋で31歳の母親と幼児が、87歳・高齢者の暴走車により、死亡した交通事故でした。

87歳の運転者は元高級官僚であり、瑞宝重光章の叙勲者。だから、優遇されているのではないか、という憶測が広まったのです。

そのときは聞き慣れない言葉に戸惑いましたが、今ではすっかり社会になじんだ感があります。

橘玲著『上級国民/下級国民』は、いまの世の中の動きを地球規模で考察した本です。

感想をお伝えします。

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下級の残酷な現実

上級国民・下級国民

中流から下流へ落ちる日本国民

私が子どもの頃は、「日本人は総じて中流である」の意識があったものでした。

いまは、中流が下流に押し下げられた傾向があります。

橘玲(たちばなあきら)氏は、金融小説や『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017年新書大賞を受賞している作家です。

ちなみに『言ってはいけない 残酷すぎる真実』は、遺伝についてページを割いて、知能と性格は親に似る、いくら努力しても頭脳には差がある、犯罪者には血筋の面があるというようなことを書き、世間に衝撃を与えました。

私は読んで、背中が寒くなったのです。

さて、この『上級国民 下級国民』の表紙扉にこうあります。

いったん「下級国民」に落ちてしまえば、「下級国民」として老い、死んでいくしかない。幸福な人生を手に入れられるのは「上級国民だけだ――。

これが現代日本社会を生きる多くの人たちの本音だというのです。

上級国民とは学者やある分野の専門家、一流企業の正社員・キャリア官僚など、金と地位と名誉に恵まれた人たちを指すのでしょう。

その論理では、名もなく市井に生きる民衆はほとんど下級ということになりそうです。

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コロナ禍で出向やリストラが増えているので、不景気風が吹くかもと心配です。

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団塊世代の影響力

上級国民・下級国民

人口ボリュームが厚い団塊世代

日本は高齢化が進んでいます。

人口ボリュームが厚い団塊世代が嫌う話題を、新聞やテレビは取り上げることができなかったと、本にありました。

結果として、若者世代が社会で伸びにくい 。

  • 団塊世代が会社員だったころは、その世代の雇用は守られた
  • 団塊世代が年金受給者の今は、年金改革はタブー

数の力

人口分布図

この推計人口は、いまから8年ほど前に作成された2020年の「将来推計人口」です。

団塊世代と、団塊ジュニアの人口ボリュームが厚い。

しかし、団塊ジュニアの皆さんは学校を終えた時期が超不景気のため、正規職員に就くことが難しかったこともあり、妻子を持たないケースが多かった。

結果として、先細りの日本人口となるに違いありません。

一方で、新聞の購読者も、雑誌を買うのもシニア世代ですから、その人たちが喜ぶ記事でないと売れない。

シニア世代の支持が得られない政策も、打ち出しにくい。

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老人による、老人のための 政治が行われてしまい、若い世代にツケを先送りというのですから、ゆゆしき事態です(@@;)

とは言っても、高齢者がみんな裕福かというと、格差が大きいのが実情。

何億円もの資産をお持ちの方がいれば、全く貯金がなくて、無年金の高齢者もいます。

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世界中で分断

ワールドニュース

画像は3年ほど前のテレビ画面です。

「上級国民・下級国民」の本によれば、格差が壁になり、分断されてしまうことは、世界規模になっているそうです。

エリート階層と、ヤンキーの分断と言えるのかもしれません。

ところが、学歴や資産で幸福度をきっちり測れるかというと、そうとは言い切れない。 

人間は、ふれあいを求める生き物ですから、上手にコミュニケーションがとれる女性の方が、低学歴でお金がなくても、幸福度が高いそうですよ。

あなたは、幸福ですか?

上級国民/下級国民(小学館新書)

この本は、いま話題のベーシックインカムにもふれています。

ただし、設定は7万円でなく、20万円。

そうなると、世界の貧しい国、たとえばアフリカなどから女性移民が増えて、日本の男性はおしなべて結婚できるとか。

日本人と結婚すれば、月々お金が入るとなると、急激な移民流入により、国家財政はパンク。

財政破綻のため、続けることは不可能とのことでした。 

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まとめ

「上級国民・下級国民」は、2019年4月に東京大学・伊藤謝恩ホールでの日本生物地理学会の市民シンポジウム講演「リベラル化する世界の分断」をもとに書かれたそうです。

ちょっと難しいテーマですが、新書なので読みやすくまとめられています。

これからの生き方として、高度化する知識社会に最適化した人になれるような学びをすることだと、著者は解説。

あるいはインスタグラムやTwitterで多くのフォロワーを集めて、評判を資本にマネタイズ。

50代後半の私は、ため息しかありませんが、これからの潮流を知りたい方におすすめ。

本の感想をお伝えしました。

 

 

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