私の夫は20代のときに知り合いの外交員に頼まれて、終身保険に加入しました。
第○生命という保険会社です。
終身部分の掛け金は年間7万円弱。
その額を長年払い、満60歳で払い済みとなりました。
30年以上前に契約した終身保険をやめなくて良かったので、お宝保険についてお伝えします。
スポンサーリンク
生命保険の勧誘
夫は現在63歳です。
若いときに知り合いに頼まれて終身保険を主契約。
それに定期保険や災害特約や疾病特約をつけて加入。
生命保険の各社が競って、盛んにテレビコマーシャルを流した時代です。
結婚して子どもができたとき、保険のセールスレディは「大黒柱に万が一の事があったら大変だから、もっと多額のお金がおりるようにしましょう」と、勧誘。
その言葉に終身の一部を転換しました。
- 死亡保障6千万円
- 疾病特約 入院1日あたり 1万円
定期保険と入院特約を大きくしたため、年間40万円以上も払った時期が、何年もあったのです。
不幸の宝くじ
生命保険で巨額の保険金を手に入れることができるのは、不幸の宝くじに当選したとき。
- 60歳前に大病により亡くなる
- 不慮の事故で亡くなる
幸い私の夫は大病せず、事故にも遭わずに60歳の誕生日を迎えました。
60歳になると定期部分の保険料がぐんと上がります。
理由は高齢になるほどに、死ぬ確率が増すから。
保険料が高くなるので、見直す方がほとんどですね。
わが家は子どもが大学を終えた時点で、定期部分を解約。
終身保険と医療特約を残して、支払いの負担を少なくしました。
ちなみに妻の私は、コープ共済の女性コース3,000円にだけ加入しています。
お宝保険は過去の話で、この頃の生命保険は予定利率も最低。
お宝保険とは?
お宝保険と呼ばれるのは、昭和60年~平成2年までに加入したを指すことが多い。
広義では平成8年までに加入した終身保険。
予定利率が、当時は高かった。
実はもともと終身保険は、1千万円でした。
保険のセールスレディが「転換制度を使って、支払いの負担を減らしましょう」と、悪魔のささやき。
そのときは生命保険についての知識がなくて、言われるがまま700万円に減らせられてしまいます。
その後も何かと転換を迫ったセールスレディ。
夫が60歳のときには「貯め代さん、どうして転換をしないの?
そんなにダンナの保険金が欲しいか」
そんなことまで言われましたが、私はこう主張し、死守したのです。
「終身保険は老後資金の足しにできる金融商品だから、転換でこれ以上減らすのはイヤです」
複利で増えるお宝保険
解約返還金が複利で増えていく。
わが家は700万円の終身保険ですが、「将来の契約内容推移」の書類を見ると、解約返還金が年に10万円以上ずつ増えていく感じ。
亡くなったときは700万円ですが、その前にお金に困って80歳で解約すれば500万円が戻る。
インフレと円の価値が下げれば、500万円あっても2年分の生活費もならないかもしれませんが、ないよりはまし。
60歳以降は、医療特約の部分を払っています。
入院は1日1万円から、7,000円に下げました。
保険会社にしたら、経営を圧迫しかねないお宝保険なので、外交員は取り崩しに必死。
もちろん保険会社が倒産ということになったら、パーになると思います。
◎○生命は株式上場していて、純利益が下がっていますから、注視していかなければ。
それにしても私たちバブル経験者は、生命保険会社を盛大に儲けさせたに違いない。
生命保険でなく、こつこつ投資に回していたら!
そんなことも考えるけれど、言いたいことは一つです。
お宝保険があるのなら死守して、老後資金の足しにしよう。
まとめ
アインシュタインは複利を人類最大の発明と言いました。
利子が利子を生み、パワフルだから。
わが家は金融機関に騙されて、高い金利の住宅ローンを延々と払った負け組。
そんななか夫が20代で加入し、長女が生まれた昭和63年に見直した終身保険は予定利率がよかった時代の契約。
やめなくて良かった。
わが家のように、お宝保険をお持ちの方の参考になれば幸いです。
終身保険についてお伝えしました。
スポンサーリンク