2021/03/01更新しました。
コロナウィルスの影響は、とうとう株価の大きな下げを招きました。
これから多少は持ち直すでしょうが、どうなるかは誰にも予測できません。
収入ダウンに備えて、庶民は生活防衛をしたほうがよいでしょう。
固定費をどう減らして、ダウンサイジングするかについて考えます。
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シンプルに買い物をやめる
コロナウィルス感染症の影響で、私も含めて外出を控える方が多く、家にこもっています。
いまはテレビのほか、Amazonプライムなどでホームシアターを楽しめますし、YouTubeもありますね。
おこもり生活のおかげで、地元スーパーの売り上げは上々だと、店長を務める知人がポロッと漏らしました。
すぐに「ほんの少しですよ」と、謙遜しましたが。
歓送迎会や謝恩会がすべて取りやめとなって、月商が昨年度の5割以下という業種もあるわけですから、ホクホク顔を見せるわけにはいかないご時世ですね。
コロナウィルス感染症の影響で、世界的に人の移動が激減。
経済も停滞中です。
イタリア北部でコロナウィルス感染症者が多いのは、中国人の労働者が多いため。
ミラノなどは有名ブランドで知られますが、チャーニーズのバイヤーや工場で働く人がブランドを支えていたのですね。
イタリアでは結婚式や葬式も禁止とのこと。
ところで日本の景気が大事だから、今こそ消費をしようという声がありますが、私のような低年収の世帯は残念ながら、ない袖を振れません。
家計をさらに引き締めて、コロナショックに対抗するほか方法がない。
買わないチャレンジ
私は先月、欲しいと思ったダウンコートがありました。
暖冬の影響でコート類が、投げ売り状態。
私が足をとめたのは、紺色でハーフ丈のダウン。
2万円が6千円ほどに値下げ。
上質なダウンコートが、6千円です!
カード決済して買おうかと思いましたが、家にコートが5枚あるので、見送り。
寒冷地に住んでいるため、防寒着は必需品。
私の手持ちコートはすべて5年以上前に購入したので、新しいモノはありません。
買わない生活で必要なのは、流行遅れと笑われても気にしない精神です。
服はすり切れたら、針と糸で繕うことで、一生ものとなります。
固定費とは?
買わない生活で変動費は節約できても、苦労のわりに効果は薄いと感じていませんか?
そういう方は、バッサリ固定費を削ると良いでしょう。
固定費とは以下の項目です。
- 住居費(住宅ローン、家賃)
- 水道光熱費の基本料金部分
- 通信費(携帯電話、スマートフォン、インターネットなど)の基本料金部分
- 生命保険の保険料 ・損害保険の保険料
- 教育費(学校などでかかる費用、給食費、習い事の月謝など
- 車関連費(車のローン、駐車場代)
- その他のローン
- 定期購入しているもの(サプリメント、使い捨てコンタクトレンズなど)
- 定期支払いしているもの(ジムの月会費、スマートフォンアプリの月額課金など)
私は 住宅ローンを抱えていたとき無知だったので、金融機関に金利の交渉ができませんでした。
わが家は平成4年に土地を求めて、新築の家を建てました。
26年間を掛けて返済しましたが、平成4年は金利の高い時代だったので、大損!
住宅ローンを抱えている方が、収入ダウンになるとたいへんに苦しみます。
どうしても住宅ローンが過重なときは、実家に相談するのも一つの方法と言えるに違いありません。
私と夫は、自分たちで必死に返済しましたが、世の中には富裕層がいます。
あるいは退職金のなかから1,000万円くらいなら、ぽんと援助できる親世帯があるでしょう。
さらには、自分の家を引き払い、実家に住むという選択肢もあります。
親に泣きついて、無利子で借りることができたら、固定費の削減に効果大ですね。
一方、賃貸に住んでいるのなら、引越すという手もあります。
ただし、敷金や礼金に引っ越し費用がかかるので、慎重にならざるえません。
それに引っ越し先の町の治安もよく見極めましょう。
ちなみに、アメリカでは銃の売れ行きが、たいへんに伸びているそうです。
コロナショックによる強盗を心配して、銃で自己防衛とのこと。
日本は銃を規制しているので、いきなり銃で撃たれる怖れは少ないのですが、治安が不安視される地域では、安心して暮らせないかもしれません。
安全と水がタダという考えは、そろそろ過去のものとなりそうです。
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生命保険で大損
世の中で何が理不尽かと問われたら、私は生命保険を挙げますね。
「あなたのライフプランのサポートをします」とか、「もしものときに安心なのが病気に対する備えです」など、ニコニコ顔の裏で、契約者の貴重なお金をむしり取る。
わが家は夫が60歳時点で、医療保険を小さくしました。
終身保険がお宝保険の場合は、セールスの口車にのって、終身部分を削っては損をしますよ!
*お宝保険とは、1990年代初めまでの高金利での運用が、保障された終身保険など。
日本は国民皆保険ですし、サラリーマンだと病気やケガで休んだときは、傷病手当金を申請すれば、もらえます。
病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
わが家は自営業なので、もしものときを考えて夫は23歳から第○生命にずっと加入してきました。
生命保険は、不幸の宝くじ。
これまで大病なく過ごすことができました。
60歳以降の保険料がぐんと高くなるので、減額したわけです。
教育費
家計のなかで聖域と言われる教育費は、削りたくても削減しにくいですね。
もし親が失業したら、大学生の授業料が免除されることがあります。
私の家は年収が低いため、大学に進んだ次女には奨学金を負わせました。
次女は現在ワーキングマザーとして働きながら、自分で返済中です。
娘の場合は、奨学金が結婚の妨げにはなりませんでした。
でも、家の格が違いすぎると、奨学金がネックになることもあると聞きます。
また、大学生になると授業のほかに、ゼミ旅行や卒業旅行に留学など、お金がかかるのですが、家計の実情を話して、あきらめさせることも必要なケースがあるでしょう。
車費
わが家は車を1台、所有して、夫が運転しています。
冬の初めに新しいスタッドレスタイヤを装着したのに、先月に縁石に強くこすり、破損させました。
スタッドレスタイヤ1本をダメにして、約2万円の出費。
辛い!
車はなんて金喰い虫なのだろう。
しかし、地方住まいなので、車をなくすと行動範囲がそれこそ自宅から半径1キロくらいになるため、車無しにはできない事情があります。
でも、電車やバスの便が良い所なら、車をなくすと費用効果は高いに違いないですね。
ジム会費やサプリメント
新型コロナウィルス感染はスポーツジムや卓球教室でも確認されて、休館となっているジムが多いこの頃です。
収入がダウンしたら、ジムや習い事の会費も、家計を直撃します。
退会もしくは休会もやむを得ません。
ジムのインストラクターや経営者には受難のときですが、コロナが収束すればまた、健康意識の高いシニアが再開するはずです。
サプリメントの定期購入されているときは、収入が減ったら考え直したほうがよいでしょう。
高価なわりに健康効果が本当にあるのか、検証がなされていないこともあるようです。
まとめ
新型コロナウィルスの感染拡大により、世界的に金融と証券市場の動揺が続いています。
日経平均株価は一時2万円の大台を割り込みました。
コロナショックからどう家計を守るか。
家計効果が大きいのは、固定費の削減です。
住居費を抑えることで出費を減らすことが可能ですが、住宅ローンがある場合は聖域とされる教育費の掛け方を工夫することのほうが実行しやすいかもしれません。
また、自分の家を引き払い、実家に住むという選択もあります。
もちろん変動費を減らして買わない生活をすることも、生活防衛となります。
私見「コロナショックを乗り切る方法」をお伝えしました。
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