新型コロナウィルスの影響により、観光業をはじめ様々な業界が苦境となり始めています。
株価もしばらくは乱高下が予想されて、メンタルが不調という方もいることでしょう。
有り金を投資に注ぎ込み、資産が減ったのなら自己責任ですが、元々お金に余裕がないのに、仕事がなくなった方はたいへんです。
リスクに備えるために貯金の目標は、半年分の生活費。
貯金が少なめの方の目標額について考えます。
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☆生活費
あなたは1カ月を暮らすために、いくらお金が必要か把握していますか?
- 住居費
- 食費
- 光熱費
- 通信費
- 医療費
- 日用品
- 娯楽・教養費
- 教育費
- 生命保険
- 車があれば車費
わが家は自営業なので、上記のほかに国民年金や国民健康保険料がかかります。
さらに持ち家のために固定資産税や、住民税・所得税も自分たちで払ってきました。
確定申告は2月のうちに済ませ、その前に商工会の税理士に相談して申告書を作成。
家計簿も付けています。
その結果、夫婦ふたり暮らしでも月に20万円は最低でも掛っていることがわかりました。
このほか積立貯金や冠婚葬祭費用、たまには旅行のための費用も必要ですね。
それから、家電の買い換え分もあります。
娯楽費に関しては、 私の夫は幸いなことにパチンコをしません。
妾や愛人に貢ぐことはなく、晩酌と釣りが趣味。
質素に暮らしてきたのですが、それでもお金をたくさん貯めることができませんでした。
その原因は わが家の年収が低いから。
人並みの暮らしをしようとすれば貯金ができずに、ジレンマです。
服やスキンケア商品を買わない生活をして、私はようやく少額のへそくりを貯めることができました。
ささやかなへそくりでも、お金のゆとりが安心につながることを実感。
☆家賃や住宅ローン返済
私の娘は結婚して、もうすぐ2歳の孫と親子3人、東京都内に住んでいます。
この春から、会社からの住宅補助がなくなるとか。
理由は転勤がないからです。
「12万円以上の家賃を払うのはたいへんだから、時短勤務からフルタイム勤務にするの」
都会で暮らすのは、家賃の高さがネックですね。
それでは、家を買えば良いかというと、住宅ローンを背負うことになるため、こちらもリスクは大きい。
コロナウィルスの影響で、倒産する会社が出るかもしれないし、業績悪化によるリストラもあるかもしれません。
住宅ローンの場合、数ヶ月ローンを延滞すると、金融機関は黙っていません。
返済が1回~2回遅れた場合であるならば、その後の支払いを滞納しなければ大きな問題にはならない場合が多いと言えます。 しかし、その後も住宅ローンの滞納を続けると、借入先の銀行等の金融機関は、競売に向けて手続きを進めます。
住宅ローンは滞納したら最短3ヶ月で競売に!延滞月数別の対策とは?
また、遅延損害金も発生するケースがあるでしょう。
返済日に引落としができない(延滞された)場合、返済日の翌日より遅延している元金に対して年14.0%の遅延損害金が発生します(1年を365日とする日割り計算)。 ※返済日が休日の場合は、翌営業日(土曜、日曜、祝休日、12月31日~1月3日を除く平日)に引落としができないときに、遅延損害金が発生します。
金融機関は、営利企業です。
バブル崩壊のときは、血も涙もありませんでした。
当時、貸し剥がしを金融機関が強引に実行し、少なくはない自殺者を出したことを覚えていますか?
延滞しそうなほど苦しいときは,、早めの相談することがポイントです。
夫と私は住宅ローンを25年間で借りて、途中で借り換えをした際、期間を半年ほど延長して、返済額を調整しました。
26年近く払ったというわけです。
しかも、夫の連帯保証人が私であっため、夫婦げんかをして離婚したい時期があっても、離婚できなかった。
妻が連帯保証とか、夫婦共有でローンを組んだときは離婚しても、債務は残るので注意が必要です。
そして、任意売却等を選択しても、残債が重くのし掛かるケースもあります。
結局は住宅費を安く抑えることが、貯金ができるかどうかの分かれ目になるでしょう。
しかし、 いくら住居費を抑えるといっても、私は事故物件や治安が悪い場所には住みたくありません。
人生において何を優先したいか、決めることが大切です。
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☆お金を貯める
貯蓄 と固定費をのぞいたやりくり費を予算内で収めることは、貯蓄を守るうえで重要です。
わが家はせっかく貯めても、取り崩すことが多い家計でした。
2019年に必要に迫られ、家の外壁を塗り替えたり、車を買い換えたり。
200万円が吹っ飛んだのです。
ところで、貯蓄額の目標額は生活費を半年分です。
- 生活費が20万円なら120万円
- 生活費が30万円なら180万円
- 生活費が40万円なら240万円
- 生活費が50万円なら300万円
夫婦ふたりに高校生や大学生の子どもがいたら、首都圏の場合は月々40万円~50万円は軽くかかるかもしれません。
その場合は300万円を目標額にして、早めに貯めたほうがよいでしょう。
「300万円なんて、わが家はとっくの昔に貯めた」
そういう方は、多いと思います。
日本人の正社員の平均年収は、東京都が438万円。
沖縄県が337万円と、地域により100万円の格差があります。
夫婦ともに正社員でも、若い世代だと節約なしには貯蓄ができないのが現実。
☆ストレス溜めずに貯蓄するには
カツカツに節約したり、趣味をがまんしたりすると暮らしにうるおいがなくなります。
また、恥ずかしい節約も考えものだし、マスクを転売して大儲けなんて……。
貯蓄は継続が大切です。
一気に大儲けしようとすると、ムリがかかります。
万人向けが、コツコツと積み立てること。
月に5万円を貯めて、年間60万円。
年60万円を5年間、積み立てると300万円を貯めることができます。
そして株式や投資は、生活に余裕が出たら始めましょう。
暴落したらメンタル不調だと、本業に影響します。
まずは生活費を半年分、貯める。
なお経済ジャーナリストの荻原博子さんは、65歳までに1500万円は貯めておきましょうとアドバイスしています。
サラリーマンなら退職金があるので、クリアしやすいでしょう。
不動産下落、リストラ、大増税……
年収850万円でも年金もらう前に破産危機!
老前破産は少なくありません。
なお、ブログ記事は私見です。
富裕層と庶民の格差が広がっている現在、貯蓄が乏しい方向けに参考になればと提案しました。
まとめ
コロナウィルスの影響は観光業や飲食店、イベント会社やエンターティメント業界まで広く、末端で働く人ほど収入減となる可能性が出てきました。
わが家もこれから厳しくなりそう(@@;)
貯蓄額の目標はまずは生活費を半年分です。
苛烈な資本主義の世の中を、サバイバルするために必要と考えられる貯蓄の額についてお伝えしました。
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