古書店で見つけて、買った本を紹介します。
『50歳からの「お金の不安」がなくなる生き方』は、家計再生コンサルタントの横山光昭さんの本。
コロナ禍は地方経済や個人事業主を直撃し、私も頭を抱えています。
家計の不安について、本を読んで感じたことをお伝えします。
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老後の貯蓄
はじめのページで、横山光昭さんは夫婦で1,600万円を最低でも貯めておくことをすすめています。
大手企業の社員や公務員なら、退職金があるから、楽勝かもしれません。
しかし、中小企業に勤めていたり、非正規だったり、フリーランサーだと1,600万円を貯めておくのは難しいことが(>o<)
そして50代は、教育費がフルにかかる時期で、貯蓄を吐き出すご家庭が多い。
どうすれば貯めることができるでしょうか。
家計のダウンサイジング
年金生活に入ると、だいたい夫婦で22万円ほどで暮らす世帯が多いとのこと。
大企業のサラリーマン家庭で、月に50万円の給料をもらっていた世帯が、いきなり生活レベルを下げるのは、難しい。
そこで著者は、50代から家計と心のダウンサイジングを推奨。
お金やモノがたくさんあれば幸せという考えから、精神的な豊かさへシフトしましょうと説いています。
マヨネーズや食用油の値上げが止まらない2021年、家計の見直しは必須。
問題がある家計とは?
毎月、決まった収入があるのにお金が貯まっていかない。
- 貯金がない
- 毎月の収支が赤字
- 毎月、何にいくら使っているか把握していない
- カードローンやリボ払いが存在している
ひとつでも該当したら、問題家計です!
リボ払いやカードローンは金利が15パーセント以上と高いので、知らず知らず損をしています。
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教育費を掛けすぎないように
お金の3大不安と言えば!
- 老後資金
- マイホームの購入資金や住宅ローン
- 子の教育費
40~50代は、どれを優先したらいい?
横山さんは、「多くのご家庭が教育費を掛けすぎだから、老後資金を!」と、本の中でおっしゃいます。
理想は、子どもに必要な教育費をかけながら、老後資金を貯めていくこと。
コロナ禍で所得が減っているなら、習い事や塾も見直したい。
投資貧乏
年齢の高い人も、投資に目が向きます。
民主党政権のときは日経は8,000円台でしたが、いまや3万円に手が届く。
株を持ち続けて、資産が3倍以上になった方は多そう。
本によると、投資で一攫千金は容易ではないとのこと。
最初はリスク回避をしても、半年、一年後には「個別株を買いました」「金やプラチナの先物取引」「FXにも手を出しました」という例があるとか。
少額でも儲かったときが危ないのです。
理由は、さらに儲けたい気持ちが強まるから。
投資は、給料6カ月分の生活防衛資金を貯めてから。
手取り30万円なら180万円を貯め、余裕資金で始めましょう。
短期間で儲けようとせず、5年・10年・15年の長いスタンスで。
そうすると必ずや、リターンが得られるとのことです。
お金が貯まるコツ
家計について横山さんの元にやってくる相談者のなかには、自分が何にどのくらい使っているか、答えられない人も。
貯まるのはもちろん支出について、すらすら答えられる人。
- 食費
- 外食費
- 通信費
- 保険料
- 教育費
- 夫婦の小遣い
家計簿を付けても、それで満足するとメタボ家計が改善しません。
メリハリの効いた支出を心がけましょう。
50代は最大の貯め期
50代は収入の3割を、貯金することが可能だと横山さん。
手取り30万円なら、月に9万円。
手取り100万円なら、月に30万円を貯める!
毎月9万円を15年間貯めると、1600万円になる。
未来を変えたいなら、まず今を変えて、家計を黒字にするほかありません。
今の我慢は、将来へのプレゼントと考えましょう。
こんな時代でもラクラク貯金ができる! ○×でわかるお金の正解
家計を3つ(消費・浪費・投資)に分ける考えるで一躍、世に知られた横山さん。
投資に興味を持ったら「3,000円投資生活」と、ムリをしないことをすすめています。
年収が思うように上がらない時代ですから、お金のことは現実的に考えたい。
長く働く健康も大切だと、著者は力説。
月に9万円を貯金、50代のあなたはできていますか?
まとめ
マイクロソフトの創始者・ビルゲイツ夫妻が離婚し、14兆円の資産の行方が注目されています。
大富豪の資産額は、庶民には夢のまた夢で、ため息しかありません。
堅実にお金を使い、50歳からはダウンサイジング。
横山光昭さんの本「50歳からのお金の不安がなくなる生き方」を読んで、家計は生き方の問題なのだと気付かされました。
わが家はすでに夫が還暦を過ぎて、年収が減っていますから、ライフスタイルについて改めて見直したいと思います。
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