2021/07/17更新しました。
夫婦なら、ケンカをしたり離婚を考えたりしたことがあるのではないでしょうか。
わが家もかつては波風がたくさんあり、この休日に『うまくいく夫婦、ダメになる夫婦の心理学』加藤諦三著を読んで、もっと早く知っていれば悩まずに済んだのにと思いました。
この記事は夫婦の心理から、相手の本心を見抜いて円満に暮らすコツについて書いています。
- 1日1回夫婦ゲンカで医者いらず
- 問題のない結婚生活などない
- 理想の夫などいない
- 夫婦で一緒にいても心が通じ合わないとき
- 真面目すぎる夫はいつか問題を起こす
- 人間関係依存症のカップル
- 夫婦がうまくいくコツ
- 心理を見抜く
- まとめ
1日1回夫婦ゲンカで医者いらず
言いたいことはガマンしないで、対立したほうが良いと、本に書いてありました。
なぜならガマンをし続けると、溜まったストレスが火山のように大爆発を起こすから。
爆発をしないときは、頭痛などの体の不調となって現れる可能性があります。
「修羅場は最初に作れ」とも。
お互いに真実を避けることなく、現実を直視してその度に問題を解決すること。
- 自分のどんな言動が相手を傷つけたのか
- 傷つけるつもりはなかったのに、なぜ相手はひどく傷ついたのか
- なぜそこまで傷ついたのかという理解が、相手の心に気づくポイントとなる
問題のない結婚生活などない
外から眺めて何の問題がないような家庭でも、いろいろあって当たり前。
その都度、その都度に葛藤しながら問題を解決したに過ぎない。
浮気、不倫、借金、ギャンブル、買い物などなど、長い結婚生活ですから何かしらトラブルは起きるとのこと。
問題のない結婚などないと思えば、ケンカして当たり前といえますね。
理想の夫などいない
「完全に理想的な夫と、完全に理想的な家庭でなけれな幸せではない」
そう思う人は、どこか人生観がゆがんでいると、著書の加藤諦三さんは本の中で語ります。
テレフォン人生相談の人気パーソナリティの加藤氏は、様々な悩みごとの聞き手として活躍。
妻の心が傷ついていると非現実的な理想の夫や、結婚生活を求めるそうです。
「理想の夫でなくても、私の夫にはいいところがたくさんある」と思うことが大切なポイント。
長年、一緒に暮らしていると不満はありますよね(@@;)
夫婦で一緒にいても心が通じ合わないとき
心のふれあいと口でいうのは簡単ですが、具体的に説明が難しいのではないでしょうか。
感情の交流ができることが、心がふれあうということ。
親子や夫婦は、心がふれあう関係でないと楽しくない。
真面目でいい人が熟年離婚にいたるとき、心が通い合っていないことがよくあるそうです。
- 疑心暗鬼や不安により、相手に対して疑い深くなる
- あまりに口うるさい配偶者からは逃げたくなる
- 口げんかすらできない夫婦は最後に息が詰まる
- 夫が神経症で、妻が折れることで解決していると、妻は精神的に滅ぼされる
真面目すぎる夫はいつか問題を起こす
真面目な人にも二通りあって、心の底から清く正しく生きるタイプと、まわりの評価が怖くて真面目さを装って生きているタイプがある。
加藤諦三さんのご著書『うまくいく夫婦、ダメになる夫婦』はPHP研究所から発刊されています。
子どもの頃から「良い子だね」と褒められることを自分の評価と思い込んでいた人は、本性を抑えているため、胸の底に鬱屈したものがとぐろを巻いていて、イライラしやすい。
外面と内面が違う。
真面目すぎると、いつかタガがはずれて、浮気が浮気でなく本気になることもあり、妻を悩ますそうです。
人間関係依存症のカップル
夫が妻をなじるのは、どんなときでしょうか。
「お前は世間知らずで、何もわかっていない」
「だらしのない家だと思われたら、どうするんだ」
「子どもはお前に似て、頭が悪い」などなど、いろんな言われ方やシチュエーションがあるでしょう。
根っことして、夫は不満なのです。
夫は自分の発言に対して、妻がいちいち注目してくれないと怒りや不安を感じることがあるそうです。
「そうなの、会社で大変でしたね!」
「あなたが手伝ってくれたから、家事がはかどったわ♪」
大げさなほどリアクションして、持ち上げられることを要求する夫は、世に少なくない。
そして妻のほうも不満を抱えて、愚痴をたくさん言っても、離婚に至らないことがある。
人間関係が依存し合っているそうです。
夫婦がうまくいくコツ
夫を褒めて、奥さん自身はおしゃれをして、部屋をきれいにする。
それが、夫婦関係の改善のコツ!!
「夫のことを嘆いてばかりいる人は、部屋が散らかっているのではないか」と133ページに。
- 日常の小さなことを大切にする
- 相手を責めずに、相手の世話をする
- 相手の話に耳を傾ける
- 夫をビジネスで成功させたいのなら、服装を気に懸けてあげる
まあね、毎日のことだから大変ですな。妻は子育てや仕事でそれでなくても忙しいというのに、夫にそんだけ気を遣えるだろうかと、私は思います。
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心理を見抜く
相手の言葉だけを真に受けていては、心の底にある本心や本音を見抜けません。
たとえば妻をバカにし続ける夫や嘲笑するパートナーがいるとします。しかし、無意識の腹の底にあるのは、妻をバカにすることで自分の価値を確かめているにすぎません。
それだけ、自分に自信がない。
あるいは、ビッグマウスの夫。
大言壮語する人は、気が小さくてそれを隠したいがゆえに大きなことを口にします。
「俺は会社で苦労している」と夫がいうのは、妻に慰めてほしいとき。
妻の愛情を求めているから。
「僕が会社から帰ってきたら、僕に注意をしてもっと認めてほしい。なんてあなたは有能なんでしょうと感心してくれ」が、本音かもしれません。
ポイントは相手の感情を吐き出させること。
仕事や会社のことを家では吐き出させると、夫は意欲がまた湧く。
そういうことが書いてありました。
まとめ
私は夫婦関係について、娘の結婚を機に改めて考えるようになり、本書を手に取りました。
泣きながら電話してくることがありまして……。
夫婦ゲンカは犬も喰わないの喩えのように、数日でケロッと仲直りしているみたいですが、私は振り回されています。
「喧嘩をして当たり前、価値観が違って当たり前、大いに喧嘩して自分たちで解決してね」
この本を読んで、そうアドバイスをしようと考えています。
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