せっかく大金を手にしても、数年で使い果たす人がいます。
配偶者の生命保険金を手にしても、10年足らずで前より貧乏になるケースも。
お金の使い方について考えます。
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お金は人を変える
お金を大切にしよう。
たいていの方はそう考えてるはず。
なぜなら労働で稼ぐのは骨が折れることだし、物価高ではお金を貯めることが難しいから。
口がうまくて人を騙したり、酷い目に遭わせたりして、搾取できる人もいます。
そして働く能力が少なくても、大金を得る場合があります。
- 離婚による謝料
- 事故による賠償金
- 生命保険の死亡保険金
- 親族の遺産
保険金
知り合いの60代半ばの女性は、今から7年ほど前にご主人を亡くされました。
すい臓がんだと分かったときは、すでに末期で、半年も経たずに逝去されたのです。
それで生命保険金が、下りることに。
葬儀を済ませると、一人息子と財産を半分ずつに分け、彼女は持ち家と生命保険およそ1000万円を得ました。
彼女は悪い人ではありません。
ただ、とても人の言うことを信じやすく、騙されやすいように見受けられました。
趣味はご主人が存命の時から、パチンコです。
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浪費
息子は都会で働き、家庭を持っているため彼女は独り暮らし。
すると、お金のニオイを嗅ぎ取ったらしく、男性の影が。
60代くらいのおじさんですが、ふたりでパチンコで遊び暮らすように。
そうして今では、すっかり亡きご主人の保険金を使い果たしたというのです。
さらになんとパチンコ仲間の男性は、妻子持ちだったそうで、彼女にお金がなくなると、寄り付かなくなりました。
今の彼女は少ない年金で、何とか生活している状態。
「灯油も高いし、電気代も上がったし、どうしよう」
そう言いながら、やっぱりパチンコだけが楽しみなのですね。
「お先、真っ暗よ」と笑う彼女の口元は、歯が抜けたまま。
歯科医にかかるお金がないと、力なく微笑みました。
お金の使い方は生きる姿勢に反映される
「生き金」と「死に金」という言葉があります。
お金を計画的に使おうと思っても、考えることが面倒くさい。
そういう方がお金を持ち続けることは難しく、浪費に向かってしまうのでしょう。
私がやんわりパチンコをやめるように助言すると、彼女は必ずこういいます。
「パチンコをやめたら退屈なの。何もすることなくて」
お金をかけない趣味を楽しみ、付き合う相手を選ぶ。
これが出来るだけで、今あるお金を失わずに済むことができそうです。
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