栃木県の日光東照宮を旅してきました。
平成の大修理により色彩が鮮やかになった陽明門。その様子がテレビに放送され、夫が「行くべ」と言い出したのが、今春のこと。
そこから計画して、8月半ばに車で6時間半のドライブへ。
私の家から日帰りはムリなので、お宿を予約しました。日光周辺といえば鬼怒川温泉や中禅寺湖畔に建つホテルなどたくさんありますが、夏期休暇や秋の紅葉シーズンはお値段がワンランクもツーランクも上です。
とにかくリーズナブルに泊まりたい!
この記事は、日光東照宮まで徒歩20分で行ける穴場の宿泊施設「日光交流促進センター風のひびき」を中心にお伝えします。
スポンサーリンク
大渋滞の日光東照宮
私が日光東照宮を訪れたのは中学の修学旅行以来だったので、実に数十年ぶりです。豪華絢爛な陽明門を見学したくて出かけたのですが、たどり着くまで根性が要るのですね!
びっくりです。
日光市に入り、東照宮に近づくにつれて、車がちっとも進みません。
この日は自宅を早朝4時に出発して、まもなく東北自動車道に入りました。矢板インターで降りて、カーナビの誘導で予約していた『日光交流促進センター風のひびき』に午前10時半に、ぶじに到着。
宿のスタッフの方が「きのうは道が混んでいましたが、きょうは空いているようだから、車で日光東照宮へ行かれても大丈夫でしょう。渋滞がなければ5分で着きます」と教えてくれたので、車を走らせました。
風のひびき
写真は「日光市交流促進センター風のひびき」の入り口。
玄関の左側に2階建ての客室があります。
日光市立日光小学校の裏手が小高い丘になっていて、その丘に建っているので、解りやすいでしょう。
駐車場は広め。
東照宮は世界遺産に登録され、パワースポットとして若者や外国人にも人気ですから、混むことは知っていました。
それでも、スタッフの方が大丈夫というならと、車を走らせたのです。
日光小学校を通り過ぎると、もう車が詰まってちっとも進まない。なので、Uターンして『日光市交流促進センター風のひびき』に車を駐車し直して、徒歩でスタート。
歩けば足の短い私でも、20分で着きます。
日光東照宮は見どころ多し
日光東照宮は徳川家康公を神格化した、東照大権現をお祀りしています。
陽明門をくぐって右手へ進むと、200段の石段を昇れば霊廟を拝むこともできます。
この石段、けっこうキツい。おまけに手すりがありません。
足が弱い私は、やっとの思いで家康公の霊廟にお参りしました。
上り下りしたり、それから靴を脱いで鳴竜(なきりゅう)の薬師寺を拝観したりと、日光観光はけっこうハード。
足腰の丈夫なうちでないと、旅行はできないものだと痛感!
日光東照宮は、徳川幕府が威信をかけて造営したお社なので、壮麗なことは類をみないでしょう。
一言でいうと、ゴージャス。彫刻も漆塗りも素晴らしい。
さすが佐渡金山や石見銀山を直轄し、黄金の国ジパングだけあり、「んまあ、すごい!」と、口をあんぐりと開けて、回ってきたわけです。
さて、行きはよいよい、帰りは怖い。
徒歩の帰り道は、足が棒のように。
疲れを癒やす温泉
『日光市交流促進センター風のひびき』の玄関を入ると、事務室となっています。
こちらは民間のホテルでも、旅館でもありません。
日光市が運営している交流促進施設で、宿泊棟のほか研修室や食堂、自炊室があり、中高生が合宿にも利用していそうな雰囲気があります。
とはいえ、館内はきれいで掃除は行き届いています。
しかも、温泉に入ることが可能。
温泉は引いたのではなく、温泉が湧いているところからお湯を運んでいるそうです。
私がお湯につかっているとき、だれもいなかったので、参考として写真を1枚撮りました。
柔らかなお湯で、夏に疲れた体を癒やすにはちょうどいいぬるめ。
サウナやジャグジー、露天風呂はありません。シャンプー・リンス、ボディソープが供えられたシャワーブースが6つくらいあり、浴槽があります。
脱衣所にはドライヤーがありました。
ただし、アメニティはなし。ブラシや綿棒はないです。
夫に聞くと、男性がひげを剃るT字カミソリも置いていないそうです。
ベッドは寝心地良い
ツインのお部屋はけっこう広かったです。
風のひびきはリーズナブルなので、自分でシーツを整える必要があります。
お部屋にバスタオルとフェイスタオル、歯ブラシと浴衣はありますが、お茶のセットやコップがありません。
コップを使いたいときは、食堂から紙コップをもらってきましょう。
テレビはあります。フリーWI-FIも使用可能。
トイレは洋式の水洗が各部屋にありますが、ウォシュレットではありません。
私たちが泊まった部屋には、バスルームもなし。
生ゆばが夕食に
夕食を予約すると、1階の食堂で食べることができます。
生ゆばが入った和食お膳で、ハンバーグ付き。
生ゆば、初めて食べました。
わさび醤油でいただき、美味しい!
ご飯はお釜からセルフサービスでおかわり自由。
お味噌汁は、調理担当の方がテーブルまで運んでくれます。
缶ビールは自販機から買って、食堂で飲むのはOK。
そのほか食堂の冷蔵庫には地酒やワインがありますから、お金を出せば飲むことはできます。
私は疲れていたので、夜の8時には寝ました。朝風呂も気持ちよかったです。
朝食も和食で納豆や焼き鮭、卵焼き、ウインナーなど。
メリットはコストパフォーマンス
風のひびきのメリットは宿泊料金の安さに尽きます。
2食付きの宿泊料金が大人ひとり7,680円。素泊まりなら大人1泊5,250円~
今回、夫とふたりで利用したので、税込み15,360円を支払いました。
ご飯も贅沢を望まなければ充分と、私は感じます。
公式サイトからネット予約するか、あるいは電話で直接、予約できます。
日光市交流促進センター 風のひびき
〒321-1421 栃木県日光市所野2854
TEL:0288-54-1013
FAX:0288-50-1030
Mail:info@nikko-kazenohibiki.com
お電話の場合 受付時間 : 午前9時~午後17時まで
TEL.0288-54-1013でご予約いただけます。
尚、早朝・深夜のお電話はご遠慮ください。
※ご予約の変更または取消しの場合は3日前までにお願いします。それ以降のキャンセルはキャンセル料を申し受けますのでご注意ください。
参考元:日光市交流促進センター風のひびき オフィシャルサイト
なお旅行サイトには、1万円くらいで掲載されています。
旅行サイトに絡む体験記にはキャンセルのトラブルも。
泊まってないのに高額請求!? 旅行サイトの落とし穴 体験記(水島宏明) - 個人 - Yahoo!ニュース
スポンサーリンク
デメリット
私は気にならなかったのですが、夫は不満たらたらでした。
- 壁が薄くて隣室の声が気になった。
- コップくらいあってもいいだろう。
- トイレのふたがバタンと閉まる。
- ドアも開け閉めがうるさい。
- 最初に洗面所をチェックしたら、長い髪の毛が2本、落ちていた。
まとめ
日光東照宮を拝観し、日光交流促進センター風のひびきに泊まりました。
リーズナブルなお宿ですので、高級旅館のようなホスピタリティを望むことはできません。
旅行費用を抑えたい 方向け。
公式サイトや電話で申し込むと、2食付きの宿泊料金が大人ひとり8千円足らずです。
東照宮は拝観料が1300円~。
うちは夫の還暦祝いを兼ねて、夫婦ともに御朱印デビュー。東照宮で御朱印帳をゲットし、これがまた1冊2,200円もするので、宿代を節約しました。
私はお風呂が気持ちよくて客室もけっこう満足ですが、神経質な方には向かないかもしれないので、その点はご注意を。
日光東照宮を拝観する際の、割安なお宿をお伝えしました。
スポンサーリンク