2019/12/21更新しました。
私がKonmariさんこと近藤麻理絵さんのオンラインショップを知ったのは、インスタグラムが最初です。
こんまりさんをインスタでフォロー中。
ショップの一例を挙げるとレザールームシューズが206ドルですから、レート1ドル109円として換算すると、日本円で22,426円。
「こんまりさんは商魂たくましい」と、驚きました。
商品には、日本の工芸家が作ったお玉や、ツボを刺激する棒がありますが、批判コメントもあって、炎上したそうです。
こんまりさんには日本の質の良いモノを世界へ発信してほしいですね。
片づけと物販ビジネスについて私の気持ちをお伝えします。
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こんまりメソッド
こんまりさんの「ときめく片づけの魔法」の本を持っているので、ときどき読み返しています。
- ときめくか
- ときめかないか
ときめかないモノはどんどん捨てることで、部屋が片づいていくんですね。
ご家族とともに アメリカに暮らし、netflix(ネットフリックス)に登場すると、たちまち人気を博しました。
ハリウッドスターのようにドレスをまとい、アメリカのエージェントがついて活躍中のこんまりさんです。
オンラインショップ
アロマセラピーやバスタイムのグッズ、タオルなどが、オンラインショップにラインアップされています。
いまのところアメリカでの販売のようですね。
- レザールームシューズが206ドル(22,426円)
- リネンの着物ローブは115ドル(12,539円)
- お玉は1万円ほど
- キャンドルが86ドル(9367円)
- 食器洗い洗剤は9ドル(980円)
日本製品もあり、「大切に長く使ってほしい」というコンセプトのもとにラインアップされたとのこと。
抹茶や日本円で3,271円の茶筅(ちゃせん)もあって、茶道に興味のある欧米人に受けるかもしれませんね。
茶筅は、日本で買っても3,000円くらいはしますから、高くはありません。
ただ、オンラインショップにしては、少し地味かな。
私はそう感じました。
こんまりさんは、可愛らしく華やかな雰囲気なので、もう少し彩りがあった方が良くはないでしょうか。
片づけとモノを売る商法の矛盾
せっかく片づけてモノを減らしたのに、こんどは自分の通販グッズを買わせるの?
そんな批判がインスタなどに、寄せられているとのこと。
私の感想としては、欲しくなければ、買わなければいいだけ。
こんまりさんがビジネスとしてネット通販をしても、なんら問題はありません。
ですが、こんまりさんのこれまでの活動と矛盾していると思う方がいるのでしょうね。
正直、私も違和感を覚えました。
モノを売る難しさ
モノがあふれている世の中です。
繁華街はセールの呼び込みが盛んだし、オンラインショップは無数の商品を取りそろえ、ペイペイフリマも登場して、中古市場もどっさり。
一方、 シニア世代の家はモノだらけで暮らしを圧迫し、子ども世代を悩ませる。
欲しいものを買うよりも、家にある在庫を探すほうが難しいことがあります。
それで二重買い、三重買いになり、ますます家にモノが堆積するわけですね。
そんなモノがあふれた世の中でで、自社ブランド商品を売るのは、なかなか難しいに違いありません。
ストーリーを夢あるものに
こんまりさんのサイトには、なぜこの商品を作るに至ったかの解説があります。
例えば、リネン着物ローブにはこんなふうに。
日本語はGoogleの自動翻訳によるもので、原文は英語です。
Deiji Studioの時代を超越したラウンジウェアは、日本の文化にインスパイアされており、ベッドでも、自宅でも外出先でも着用できるように設計されています。
フランスの亜麻から作られた、この着物スタイルのローブの自然に低刺激性のリネンは、柔らかさと追加の収縮を最小限にするためにストーンウォッシュされています。
リラックスしたシルエットは、肩の縫い目、幅の広い袖、縫い目上にサイドポケット、白いリネンサッシベルトを落としています。フリーサイズ。
参照元:
フランスの亜麻を織り上げた布を使い、着物ローブに作ったとありました。
もうちょっとストーリー性があれば、買う人は激増するかもしれません。
リネンの仲間である麻は、日本では縄文時代から衣として大切にされてきました。
木綿が14世紀ころに中国大陸から伝わるまで、衣は絹と麻から作るのが主流。
平安貴族は絹を雅びに着用し、平民は麻着物。
麻は静電気なしの自然繊維ですから、人の体に負担を与えない。
吸水性が良く、さらりとした肌触りです。
洗濯も大丈夫で実用的ですから、こんまりオンラインショップで亜麻の着物ローブを取り扱うのは、さすがと言えます。
夢のあるストーリー性は、セールスポイントになりますね。
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断捨離や片づけをブームで終わらせないために
日本人は、世界のなかでも大変なキレイ好きです。
トイレ温水洗浄器は日本が世界に先駆けて製品化したし、お掃除ロボットの普及もかなりなパーセンテージでしょう。
キレイ好きだから、『ウチ、断捨離しました!』は高視聴率を博し、さまざまな片づけ本も売れに売れる。
「日本人は部屋をきれいに使うから、コンドミニアムのオーナーにも評判が良いんだよ」
そう私に言ったのは、マレーシアに住んでいる長女。
「人種差別では全然ないけれど、インド人に部屋を貸すと、カレーの様々な香辛料が壁について、ニオイもしみ込んでしまうため、嫌がられることがあるんだって」
そうですね、日本料理は強いスパイスをさほど使わないし、靴を脱ぐ文化を海外で暮らしても続行するので、床をそれほど傷つけたり、汚したりしないのでしょう。
ミニマリストが世間に認知され、若い人の間では物を持たないことが当たり前になりつつあります。
その一方で、シニアの個人宅はものがあふれていませんか。
断捨離、捨て活、片づけがブームで終わらないように、さらに70代や80代にも働きかけることが大切です。
私の近所にも、モノがうずたかく積まれて、窓がふさがっている高齢者のお宅があるのですよ。
しかしながら、高齢者は一般にとても頑固ですから、聞く耳を持ちません。
孫子の代まで、片づけが先送りされるのは悲劇です。
処分費用をめぐり兄弟姉妹でケンカや、自治体の負担も増加して、財政不足になりかねませんから。
片づけと物販ビジネスは、コンセプトが矛盾すると顧客が混乱する懸念があります。
こんまりさんがそこをどう解決するのか、見守っていきたいですね。
*節約に役立つクーポンはいかがですか
まとめ
こんまりオンラインショップには、アロマオイルやキッチン用品、リネンの着物ローブなど、シンプルなデザインの商品がラインアップされています。
私は帽子も960円で買う女なので、2万円もするルームシューズはちょっと購入できませんが、こんまりさんは人気ですから、関心を寄せるファンはたくさんいるのでしょう。
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