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息子や娘から過去を痛烈に批判されたとき、親はどう対処したら良いのだろうか?

毒親・パーソナリティ障がい

昔のことを持ち出されて困惑の母親

子育ての時期は親も若いせいか、感情的になってしまうことがあります。

私は24歳と27歳で出産し、20代から30代が育児のピークでした。

32歳になった長女から「子どもだったとき、母さんにもの凄く叱られた」と先日、言われ、次女からは「片づけや掃除がぜんぜんダメな母さんだった」と、イタい批判。

こんなとき、すでに60歳に近くなった母親はどうリアクションをすればよいのでしょうか。

娘の気持ちと母親のショック、そして今後を考えます 。 

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育児の記憶

毒親・墓守娘

娘からの審判で毒母決定?!

 子ども達に小さな頃の写真をスマホで写して、LINE送信しています。

どの写真も娘たちは愛くるしい表情を浮かべて、寄り添う私もおだやかに微笑んでいる。

しかし、当時は反抗的な長女にイラつくことがありました。

私は日常生活にも不満を抱えて、とてもおだやかとは言えない気持ちだったのです。

  • 仕事と家事と育児の負担が大きかった
  • 経済的に苦しく、住宅ローンの返済がきつい
  • 仕事上の悩み
  • ときに結婚そのものが間違いであった気がした 

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当時の私は、悩みを抱えながら、どうにかこうにか毎日を送っていました。

家族を愛していたけれど、子どもが自分の思い通りに行動しないことに、いらだつことが多かったです。

長女は、私にそっくりの顔立ちをして、性格もよく似て強情。

幼いときから自立心が強く、なんでも自分でしたがる。

しかし、病弱なところがあり、耳鼻科や小児科に月になんども通う子でした。 

要するに、手のかかる子どもだったのです。

一方で3つ下の次女は、上の子を見て学習しているので要領が良い分、賢く映ります。

姉妹でケンカをすれば、私は長女を叱り飛ばすことが多かったですね。

毒親判定

毒親・親子関係・心理

痛烈な批判に、動揺する老いてゆく親

昨今は、自分の親は毒親だったと告発するのが、ブームといってもよいほどです。

毒親とは、1989年発表のスーザン・フォワード「毒になる親」 の本にちなんだ言葉。

ネグレクトや過干渉、暴力・暴言など子どもの心身を傷つけて、トラウマになってしまう状況を作る親のこと。

とくに母と娘は同性ということから密着しやすいため、あつれきは生じやすいかもしれません。

そして、長じてから娘は母親を批判しやすい。

「母さんは料理はいろいろ作ったけれど、片づけや掃除が下手だった」

次女はそう言います。

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ところで、毒親の家庭には傾向があります。

  1. 両親 の夫婦仲が悪い
  2. 不平不満が多い
  3. 否定的な発言
  4. 家族の意見を聞かない
  5. 他人を余り信用しない
  6. 都合の悪いことを、周囲のせいにする
  7. 家庭の外では、愛想よく振る舞う
  8. 親自身が、その親と関係が悪い

当てはまる項目が4個以上で問題あり。

1・2・5は毒親によくみられるため、当てはまる人は自覚したほうがよいかもしれません。

私は、夫婦仲はそんなに悪くはないけれど、大なり小なり2~8が当てはまる。 

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父親と継母に育てもらった私です。

子どもの頃はネグレクト、大人になると恩に着せて、借金の肩代わりを強制されそうになったので、逃げました。

親子関係は、ケースバイケースなので難しいですね。

今日も16歳の少年が父親を刺殺というニュースに、胸が痛みます。

理由は、親から暴力を受けていたとのこと。 

子どもの要望にできるだけ応えて、成長を見守るのが親心ですが、子の気持ちを無視して価値観を押しつけて、支配下に置こうとするとのはやめましょう。

従順そうにみえても、子どもの心の中は反発心や恨みでいっぱいです。

刺殺されないまでも、後々なんらかの仕返しがあるかも。

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因果応報という言葉がありますが、私の場合はまさにそれ。

さんざん父親のことを悪く言ってきたことが、自分に跳ね返った のかもしれません。

わが家の場合、精一杯、子ども達によかれと思いがんばってきたつもりですが、子どもにしたら「ひどい親」という記憶もあるみたい。

ちなみに、虐待した親ほど、自分は虐待をする親ではないと否定するそうです。

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 対処法

親子関係

絆を結び直す

年代によりますが、70代以上の方だと「子どもは親に絶対したがうべき」と考えがちです。

それは親に孝行を尽くすのが、子どもの務めだとする儒教の教えが根付いた年代だから。

産み育ててくれた親の悪口なんて、もってのほか。

親はひたすらに美化して、崇めるべき存在だと信じているのが、団塊世代には多いですね。

私のような50代になると、子どもには子どもの生活があると理解しているケースが多いでしょう。

私は長女と次女から言われたことがショックで、そのときは声もありませんでした。

でも、もし今度言われたら、こう返そうと思います。

「未熟な親でごめんね。辛い思いをさせたねえ」

まずは共感。 

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女性の脳は、共感を求めるからです。

あとは、不満を聞いてあげるしかありません。

親に対してどんな思いを抱いているのか、吐き出せる。

すると、相手は少し心のモヤモヤが減るはずなので。 

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それにしても、親はけっこうたいへんですよ。 

里帰り出産のときは、産後の娘がホルモンバランスが崩れて、チョー不機嫌。

取扱説明書がほしかった!

でも、そういうことを言うと、娘は娘でおもしろくない。 

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親は黙って、お祝い金を差し出すのが円満の秘訣かもしれません。

まとめ

娘から何十年も前のことを持ち出されて、衝撃を受けました。

私も自分の親にショック療法を繰り返してきたため、因果応報なのでしょう。

子どもも成人して別世帯になれば、大人同士の付き合いです。

娘から痛烈に批判されたら、「未熟な親でごめんね、辛い思いをさせたね」と、相手の立場になって共感し、言い分を聞きましょう。

大人になった子どもとは、ほどよい距離を保ちながら、付き合うのが円満のコツではないかと感じています。

 

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