家の片づけは、たとえフルタイムの正社員だとしても、全面的に妻の責任にされるのだなと考えさせられるエピソードがありました。
義母の葬儀の間、手伝いにきてくれた従兄弟の奥様の体験です。
田舎の葬儀は親戚が手伝うことがあり、留守番をしてくれたその女性はわたしより、一つ上の60歳。
家が汚かったばかりに、赤っ恥をかいた知人の体験談をお伝えします。
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激務と家事
夫の従兄弟・奥さんは60歳。
58歳で早期退職しましたが、優秀な営業レディでした。
仕事は農産物関係や特産品を、全国へ流通させる業務を担当。
夫婦ともにフルタイム勤務の正社員。
そのほか農地もあるので休みなく働き、大きな家を建て替えました。
姑と同居し、ふたりの息子さんを私立大学に学ばせるため、一層、仕事に励んでいたのです。
ところが、その姑が骨や内臓の病気で、病院や施設で生活を送るように。
そうして、10年ほど前彼女が鹿児島県へ出張中に、姑さんが亡くなったのです。
汚家に夫の姉が怒り心頭
彼女は仕事で、てんてこ舞いだったのでしょう。
家の中は物があふれて、不要品もいっぱい。
ちなみに夫の従兄弟・現在64歳は、うちの亭主と一緒で家事協力はしない人だとか。
「お祖母さんが孫息子に、男子厨房に入らずの教えを説いた明治生まれだから、仕方がない」と、彼女は諦めていたそうです。
しかし、母親が亡くなり、実家に来た小姑はあまりに家が散らかって、呆然。
田舎ですから、親戚や近所の人がこぞってお悔やみに来る。
それで、必死に片づけたそう。
ひたすらゴミを袋に詰めて、弟嫁たちのの服や下着を2階の寝室へ運ぶ……。
彼女が出張から帰ると
「どんな生活をすれば、こんなにモノを溜め込めるの!
この借りは大きいわよッ」と、険しい顔をされたそうな。
従兄弟の奥さんは、ため息交じりに体験エピソードを教えてくれました。
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汚部屋解消の手順
フルタイム勤務でも、家事を完璧にしろ。
厳しいですね。
倒れてしまいますよ。
昭和生まれの男性は、妻をいくらこき使っても、使い減りのしない家政婦と考えているのでしょうか。
そして小姑も、自分の母親の世話をさせたのだから、そんな言い方もしなくても良いのに。
まあ、愚痴をいってもしょうがない。
昭和妻にとって、男女同権は絵に描いた餅。
モノがあふれた汚部屋・解決は、夫婦の協力がポイントになります。
- 玄関のモノを減らして、ゴミを搬出するための動線を確保する
- モノの仮置き場を決めて、要るモノを選別
- 不要品をゴミ袋に詰める
- 何年も使っていないモノを処分に回す
- もし小さな部屋に引越したら、何が必要かをイメージし、モノを減らす
- 細かいモノも選別
- モノの置き場所を決めて
- そうじ
それにしても、妻って過酷と感じながら、従兄弟の奥さんの話を聞いた次第です。
日本の中高年の男性は、妻に家事の負担を押しつけがちではないでしょうか。
まとめ
わたしは家の片づけを学んで、4年になります。
きっかけは、長年にわたり片づけられないことがコンプレックスだったから。
従兄弟の奥さんは、テキパキと家事をこなす優秀な方ですが、フルタイム勤務時代の赤っ恥エピソードをお持ちでした。
夫婦で協力することが大切ですね。
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