祖父母にとっての孫は、生きる希望です。
私も初孫が誕生してから、命の輝きをしみじみと感じることが多くなりました。
4月6日に放送されたBS朝日「ウチ、断捨離しました!」は、80歳の男性が登場。
幼い孫たちが遊びに来たとき、安全で楽しい空間を作りたいと奮闘する内容です。
ガン闘病を体験され、終活を意識した片づけ。
とても勉強になったので、感想をお伝えします。
スポンサーリンク
孫7人に囲まれて
このブログ内の画像は、すべて私の撮影による写真であることをご了承下さい。
トップ画像も、私の孫の足です。
さて、今回は東京都台東区にある3階建ての戸建てが、「ウチ断捨離しました!」の舞台。
80歳の男性は家具作りの職人。
1階は工房、2階がリビングと18歳の孫の個室、3階に男性の寝室と娘が帰省したときに寝泊まりする空き部屋があります。
2年前にも番組に登場し、そのときは自室を片づけて「いるもの」「いらないもの」を選別。
キレイをキープしてきたので、やましたひでこさんも褒めていました。
男性はアラフィフの次女と、18歳の男の子と同居しています。
子どもは4人。
- 長男は18歳の時、富士山へ登頂して遭難
- 長女は四国で生活
- 次女とその子どもである孫息子と同居
- 次男は近くに住み、妻と4歳と1歳の子どもがいる
目下の楽しみが、幼い孫と過ごす時間なのです。
狭いリビングを片づけて、孫達がのびのびと遊べる空間にしたいという希望。
明るいジイジの表情に、和やかに番組が進みます。
収納家具はいらない
ジイジである男性宅はリビングのとなりが和室で、18歳の孫が使っています。
リビングだけだと手狭ですから、18歳の孫には3階の空き部屋へ移ってもらうことに。
「和室よりもフローリングの個室の方が、友人を招きやすい」と、18歳の孫息子は快く了承。
それで、リビングを狭くしている収納家具をチェックすると……
引き出しにあったのは、9年も前の飲み薬だったり、いくつもの老眼鏡だったり。
結局、とりあえず仕舞ったものが何年も保管されていたのですね。
それらを処分すると、引き出しは空っぽになりました。
「収納家具があるから、不要品もたまってしまうのです。収納そのものを減らしましょう」と、やましたひでこさん。
なにしろ、家具職人の家ですから、手作りの家具がたくさんあるのです。
息子の遺品
とても明るくて、趣味の詩吟では全国1位にもなった80歳男性です。
子や孫に囲まれて幸せそうなのですが、実は深い悲しみがありました。
32年前、18歳の記念にサイクリングで富士山の麓へ出かけて、そこから登頂した長男。
ところが滑落し、帰ってはきませんでした。
自転車があったので、警察から連絡があったそうです。
その遺品である自転車を、男性は空き部屋の天井から吊して、収納していたんですね。
こちらの部屋を18歳の孫に使わせるにあたり、男性は思い切りました。
「過去にこだわっていると、前に進めない。
現実を受け入れて、次のステップへ進もう」
決断の裏には、前立腺ガンを患い、抗がん剤治療をした体験もあるのでしょう。
「息子や娘たちもそうであったが、家で過ごす時間は案外と短いものです。
孫が家に居るのも居るのも一時期だからこそ、青春を思い切り楽しんで欲しい」
天井からロープで吊していた自転車を下ろして、片づけるのです。
胸がジンとしました。
亡き家族の遺品は、処分しにくい。
やましたひでこさんは、こう語りかけます。
「思い出の断捨離でつまづいたときは、捨てる必要はありません。
生きる力となる楽しい思い出を、大切にすればよいですよ」
男性は、亡き息子も理解してくれるだろうと自転車を部屋から外へ運び出したのですね。
スポンサーリンク
日常こそ大切にしたい
番組で特に心に残ったのは、ジイジである男性が「子や孫が平々凡々と生きていることが、自分の幸せです。日常こそ幸福に」と話した、その言葉。
私も娘たちや孫が、平穏無事ならそれで満足です。
逆子だったため、帝王切開で誕生した私の初孫はすくすく育ち、もうすぐ2歳。
思い返せば、産後の娘は ホルモンバランスが乱れて、情緒不安定でした。
幸い産後うつにはなりませんでしたが、トリセツがほしいくらい扱いが難しかった……。
孫貧乏を愚痴りながらも、孫はとっても可愛い!
私も「ウチ、断捨離しました!」の男性のように、家族との時間を大切にしたい。
ただ現在は、コロナ禍により東京など都会から地方へ移動することは避けた方が良く、会えるのはコロナが終息してから。
LINE電話や送信される動画を楽しみにしています。
まとめ
BS朝日「ウチ断捨離しました・孫といつまでも ジイジの大奮闘」はTVerで見ることができます。
80歳のおじいちゃま、お孫さん達といつまでもお元気で!と、エールを送りたくなります。
居心地の良い空間は、家族が自然と集い、笑顔があふれますね。
今回は収納家具を増やさないことと、遺品をどうするかについて深く考えさせられました。
私もリビングをキレイにして、孫がやって来る日を待つとしましょう。
関連記事をいかがですか
スポンサーリンク