2021年9月6日のBS朝日「ウチ断捨離しました」は、お茶道具と着物をたくさんお持ちのゆうこさん(60代女性)のお家を片づけます。
私も20代初めに茶道を習ったのですが、1980年代のお茶道具は高価なものでした。
着物も1枚あつらえれば、20万円ほどはしたものです。
お茶道具を大量にお持ちのシニア女性・片づけについて、番組の感想をお伝えします。
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茶道具と着物が満載の家
神奈川県横浜市の一軒家が「ウチ断捨離しました」の舞台です。
家族は3人で、お嬢さんたちはそれぞれ自活。
- 母ゆうこさん65歳
- 長女33歳
- 次女27歳
物だらけで「恥ずかしい」と言う母は、着物や帯でタンスがぱんぱん。
龍村の名物裂(めいぶつきれ)も大切にしています。
お茶道具があちこちに散乱している家なのです。
お茶席用に炉も切ったけれど、物がじゃまでお茶を点てることができない。
テレビで見ても、お茶道具と着物で1千万円を下らないお金を投じたのではないかと思われます。
ブログ内の画像は私が撮影したもので、トップの抹茶碗は私物。
1980年代に私は、この楽焼きを1個6千円で購入。
茶道の先生からすすめられて買いました。
袱紗(ふくさ)も1枚5千円と、たいへんにお金が掛かる世界。
私が初級のお伝書を頂いた37年前の当時、3万5千円と箱菓子が必要でした。
師匠になるためのお看板となれば、数百万円が必要な家元制度。
私は落ち着くので茶道が好きでしたが、続けることが叶いませんでした。
物があふれた部屋
子どもの巣立ちとともに、茶道具が増えてしまったと、ゆうこさんは話します。
モノに癒やしを求めたのかもしれませんが、何より捨てられない!
趣味人なので、2階にはピアノやパーカッションも置いたまま。
なんとゆうこさんは、若いとき音楽家として活躍。
結婚と離婚を経て、介護福祉士として働き、認知症の母の世話とお茶のお稽古にいそしんだとか。
家は、父親からの遺産でゆずられたそうです。
娘の思い
ひとりで働いて、子どもふたりを育て上げた母を、娘さんたちは尊敬しているのでしょう。
でも、思春期のころは反抗も。
ゆうこさんのストレス発散が茶道でした。
お茶道具を買い揃えることが、楽しかった。
茶道を究めたいという気持ちがあるゆう子さんは、「断捨離をしたいと思うけれど、自信がない」と、おっしゃいます。
やましたさん登場
物置化しちゃったね。
やましたひでこさんが、家の惨状にそう語りました。
ゆう子さんは子どもの頃に、父に人形や人形の服を捨てられた悲しい記憶があり、物への執着がうまれたと弁明。
「子どものころは、もういいよ」
日常の生活空間をお茶の世界にしましょうと、アドバイス。
自分の内と外の齟齬を解消させ、お茶の侘び寂びを存分に楽しめる座敷に!
リビング片づけ
- 紙類の整理
- 損をした株や投資関連の書類
- 灰も捨てない!
- 陰陽五行の占いも趣味
- ソファと収納棚の断捨離
多趣味なので、モノが増え放題になったに違いありません。
それでも、やましたさんの指導でシンプルな使いやすいリビングになります。
不要品を早めに処分することが「散らからない」コツ。
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捨てられない母
空間ができれば、前向きになれるとは頭で解っても、いざとなると捨てられない。
場所を変えるだけの母に、娘たちは呆れ顔。
35年間も集めたお茶道具や布類、着物が多すぎなのです。
お茶道具を収納扉に押し込んで、片づけが進みません。
もてなし空間のために
断捨離トレーナーの小林ふみこさんが。助っ人にやってきました。
「いる」「いらない」の判断力のギアを上げる。
限られた人生の時間のなかで、なにが大切か。
中高生のころは反抗していた娘は、母親の苦労がわかるようになり、今は協力的です。
自分が輝ける物だけ残す
思うがまま物に埋め尽くされた魔窟が、モノを減らすことでよみがえった。
「これまで、とっても恥ずかしかった」と、ゆうこさん。
私も覚えがありますが、家が汚いと女性失格の烙印を世間から押されてしまうと感じて、引け目を覚えることが多いのです。
「自分をもてなすと、自信がつく」
物を選び抜く思考が大切なのでしょう。
好きな物も溜め込むと、敵になるとやましたひでこさんは語りました。
TVerで9月13日ころまで視聴可能。
ゆうこさんがふたりのお嬢さんに、お茶を点てるという和やかなシーンで終わり、ホッとします。
まとめ
私は経済的な理由から、茶道を続けることができませんでした。
でも、お金があったら、お茶道具をたくさん買ったかもしれません。
茶道が好きでしたし、お茶会も楽しかった思い出があるので、自分のこととして番組を視聴しました。
茶道具は買い取り業者が引き取ることがあり、作家物や由緒書きの箱付きだと、高い値が付くとか。
好きな物も管理しきれないほど沢山あると敵になるという、やましたさんの言葉が、とても印象深かったです。
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