2023/03/05更新しました
岸田首相は2月24日(金)、経産省に「電力会社の値上げ申請に対して、厳格に審査をしろ」と、通達しました。
4月から予定された3割強の値上げが、5月以降に先送りになりそう。
その一方で、東北電力が広報費25億円を見込んでいたことが解りました。
電気料金の値上げについて、考えます。
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電気料金が高騰
寒冷地の暖房費は今冬、家計をひっ迫させるほど高い!
オール電化住宅の電気料金が10万円越えが続出し、悲鳴が上がりました。
ちなみに今日も小雪が舞い、私の町では昼の気温が0度くらいです。
わが家は新築から30年を経たボロ家。
- エアコン2台
- 灯油ストーブと灯油の給湯ボイラー
- プロパンガスで調理
エネルギーは3本立て。
東北電力はさらに約33パーセントの値上げを、国に申請していました。
岸田文雄首相は24日、大手電力会社が政府に申請した家庭向け電気料金の4月からの値上げについて厳格な審査を指示した。
家庭向け電気料金値上げ「厳格審査を」 岸田首相が指示 - 日本経済新聞
4月に統一地方選挙を控えているので、自民党の議員が落選すると困るから、先送りを指示したというのが、本音でしょうか。
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東北電力は広報費25億円を見積もり
ふざけるな!
そう言いたくなる東北電力の広報費25億円・見積もりです。
電気料10万円を超える世帯が続出した理由は、電力会社が推し進めたオール電化住宅などが使用する深夜電力のコストがアップ。
もちろん一般家庭でも、高騰しています。
そんななか、東北電力の広報費を25億円を計上。
批判を呼んでいます。
電気料金の値上げ審査にあたって東北電力が「普及開発関係費(広報費)」を年約25億円と見積もったことが波紋を広げている。
現行の3倍超で、同じく値上げ申請した北陸電力など4社と比べて突出しているためだ。
中略
東北電は、円安や原燃料価格の高止まりで採算が悪化しているなどとして「規制料金」と呼ばれる家庭向けの電気料金を平均32・94%値上げするとしている。
原価構造を示して審査を受ける必要があり、広報費も「厳に必要なもの」は原価に入れることが認められている。
東北電は今回、この広報費が2023~25年度に毎年約25億円がかかると見積もり、原価に入れた。
東北電、広報費25億円見積もり 他社と比べ突出、値上げ審査で批判:朝日新聞デジタル
東北電力の取締役の年収は、およそ2千万円。
https://www.tohoku-epco.co.jp/ryokin2022/document/pdf/31-3_20230111.pdf
上級国民は庶民と、経済感覚がかけ離れているのでしょう。
家の中にいても、寒さに震えて低体温症になる人もいたこの冬です。
勧誘電話
夕べ7時頃、わが家の固定電話に自動音声の電話がかかってきました。
電気料金の見直しに関する電話です。
すぐに切りました。
ですが、自動音声で「東北電力をお使いの戸建て住居の世帯にお知らせです」と聞こえたのが、気になる。
東北電力のHPを開くと……。
機械音声による電話で「電気料金プランの見直し」「光熱費の削減診断」と称して、電気のご契約情報などを聞き出そうとする。
東北電力との提携・委託を装い、他電力の契約へ誘導する。
機械音声による悪質な行為に、ご注意下さいとありました。
個人の情報を奪われないように気をつけましょう。
暖を採ることが贅沢になるとは(T_T)
次の冬はどうなることやら。
まとめ
家庭向け従量電灯の電気料金・値上げが先送りされるかもしれません。
統一地方選が終われば、粛々と値上げが認可されそうですが、電力会社の方針を見守りたいと思います。
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